学名：Rosmarinus officinalis ct 1.8 cineole
科名：シソ科
種別：COSMOS ORGANIC 認証取得

ローズマリーのケモタイプの中でも、1.8シネオールは鼻を抜けるような爽快感と甘さのあるグリーンな香りが特徴で、自然と呼吸を深く導いてくれます。
歴史的に最も利用されている芳香植物の１つです。
ラテン語で「海のバラ」という意味の「ros marinus」が語源のローズマリー。
古代エジプト人はファラオ王の墓で小枝を焚き、捧げる習慣があり、乾燥した小枝が墓から見つかっています。
また、古代ギリシャとローマでは、愛と誠実を表し、結婚式や厳粛な儀式、葬式などにも用いられ死者への敬意を表す芳香植物として活用されてきました。
心の呼吸としてゆとりを与え、心身の疲労や動悸、低血圧、手足の冷えに良いとされるほか、集中力を高めるのにも役立ちます。
また、程よい鋭さを持つ香りが、心の強さや自信や意欲、信頼感を取り戻すように活力を与え、脳の血流増加をサポートし、記憶力や集中力、循環や代謝、また消化器系や呼吸器系へのサポートが期待できる精油です。
筋肉の強壮やこりなど循環器系や免疫系に関わる不調和のサポートとしても活用できます。

常に寒さを感じているような方には、心地よい呼吸と深呼吸を組み合わせ意識しながら、ゆっくりとローズマリーの精油を感じる入浴やマッサージケアなどがおすすめです。
日常生活の中で運動量が多い方やスポーツに関わる頻度が多い方には、活動前後のケアとして入浴やマッサージケアに活用することによって、バランスの良い状態を保つことができます。

※ローズマリーには、1.8シネオ-ル、ベルベノン、カンファーなどケモタイプと呼ばれる種類あります。
ケモタイプとは、生育環境などにより、同じ植物から抽出されたオイルでも、成分的に違うエッセンシャルオイルが抽出されることを言います。

相性の良い精油 ネロリ、シダーウッド、フランキンセンス、ペティグレン、グレープフルーツ、レモン、サンダルウッド、レモンティートリー、ブルーサイプレス、青森ひば
ブレンドアドバイス ローズマリーシネオールは、落ち着いた爽快感と明瞭感の中に苦みとグリーンさを兼ね備えた香りを放ち、精油の質によってその印象の違いが明確に分かれる精油です。
甘さや深さのある精油との相性が良く、さらにニュートラルな特性が出にくい精油と組み合わせることで、それぞれの良さを引き出しながらバランスを整えてくれます。
爽快感のある精油と組み合わせすぎてしまうと、ローズマリーシネオール本来の落ち着いた爽快感が崩れ、刺激のある爽快感の集まりのような印象となってしまうため、十分に配分や加える精油のバランスを変えて挑戦してみましょう。