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「虫除け感」を出したくないならアロマ。おしゃれなディフューザー・キャンドルによる逢いたくない虫の回避術

アロマセラピーAROMATHERAPY
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2024/08/23

アロマテラピーに用いられる精油は、意外なところで虫除けに効果的です。効かないといわれている一方、精油には虫を寄せ付けないための「忌避効果」があります。
レモングラスは蚊除けに、ペパーミントはゴキブリ除けに有効です。さらに、室内にはディフューザー、キャンプにはキャンドル…と、成分と香りの拡散方法も一つではありません。環境にぴったりの対策をみつけて、やさしく香るアロマで虫除けしてみませんか?

 

アロマを使ったおすすめの虫除け|玄関や衣類など場所・目的別

アロマで虫除けするときには、対策したい場所と目的に合わせるのが大切です。玄関にはスプレーや置き型、室内全体にはディフューザーといった風に、向く対策は変わってきます。手作りできるタイプもあるので、使用シーンを思い浮かべながらチェックしてみましょう。

玄関や植物の虫除けには、アロマスプレー&置き型

玄関や窓からの侵入、植物にたかる虫を対策したいなら、スプレーや置き型タイプがぴったりです。スプレータイプならシュッと吹くだけで、置き型ならポンッと置くだけで手軽に虫除けできます。とくに室内に置く観葉植物は、コバエを発生させやすいのがネックです。スプレーや置き型のアロマを備えておくと心強いでしょう。アロマスプレーは既製品を購入するほか、道具を揃えると手作りできます。

室内の虫除けには、アロマディフューザー

リビングや寝室といった室内の虫除けに使いたいなら、アロマディフューザーがおすすめです。コンセントを挿して香りを拡散させるタイプのほか、電気や火なしで使えるスティックタイプ、精油を垂らして置くだけのタイプもあります。虫除けとは思えないおしゃれな見た目のアロマディフューザーが多いため、インテリアを気にする方にうってつけです。香りの広がる範囲は商品によって異なるため、パッケージをよく確認しておいてください。

キャンプの虫除けには、アロマキャンドル

アロマキャンドル

キャンプに行って、テントまわりや過ごす空間を対策したいなら、アロマキャンドルに注目してみてください。虫の嫌がる精油を練り込んだキャンドルに火を灯せば、虫除け効果だけでなく、幻想的なムードを味わえます。コンセント不要なのもポイントです。夜は焚火ならぬアロマキャンドルを囲んで語らい、リラックスタイムを過ごすとステキでしょう。キャンドルタイプの虫除けアロマは、スプレーと同様、手作りできます。

揃える道具

  • ・精油
  • ・ロウソク
  • ・ロウを注ぐ容器

作り方としては、ロウソクの芯の部分は残し、周辺を湯煎で溶かします。溶かしたロウに精油を加えて混ぜ、容器に半分くらい流し込みましょう。残しておいた芯の部分を差し込み、芯の高さを微調整したら残りのロウを流し入れて固まったら完成です。

衣類の虫除けには、+重曹のサシェ風

タンスやクローゼットに入れて、衣類を虫から守りたいなら、サシェ風の虫除けアロマを手作りしてみるのはいかがでしょうか?虫は、カシミアやウールといった柔らかな繊維を好みます。知らず知らずのうちに、虫食いの穴ができてしまうケースは少なくないでしょう。重曹と精油を加えて放たれる天然の香りは、防虫剤のにおいを苦手とする方にも適しています。

揃える道具

  • ・精油
  • ・重曹
  • ・お茶用のパック
  • ・ビニール袋

作り方として、まず、重曹と精油をビニール袋のなかに入れます。よく振って混ぜ合わせたら、お茶用のパックに移してください。外側に布を巻いたり、好みの見た目に整えると完成です。

 

虫除けに取り入れたい精油|蚊・ダニ・コバエ・ゴキブリ別

虫とひと口にいっても一種類ではなく、対策したい虫によって用いるとよい精油は変わってきます。「虫除けの方法にあたりはつけたけれど、肝心の精油はどれを選べばいいの?」と思う方は少なくないはず。蚊・ダニ・ハエ・ゴキブリに分け、虫除けにおすすめの精油をチェックしてみましょう。

蚊除けには「レモングラス」「シトロネラ」

蚊を対策したいなら、レモングラスもしくはシトロネラの精油を取り入れてみてください。公益社団法人 日本アロマ環境協会では、2017年に両精油の蚊除け効果を確認しています。古くより蚊帳やスプレーに活用されており、スッキリとした香りで空間をリフレッシュできるでしょう。レモングラスは蚊に加え、ノミ除け効果も期待できます。

ダニ除けには「ユズ」「ユーカリ」

ユズ

ダニ除けに活用したいときは、ユズやユーカリを要チェックです。公益社団法人 日本アロマ環境協会では、2018年に、レモングラス・ゼラニウム・ペパーミント・シトロネラを含む6種類の虫除け効果を確認しています。さらにユーカリは、殺菌・消毒作用があるのも利点です。ダニのわきやすい梅雨に、ファブリックスプレーとして取り入れてみてください。

コバエ除けには「ペパーミント」「ヒノキ」

観葉植物にわきやすいコバエ対策には、ペパーミントやヒノキの精油が好適です。ヒノキは防虫剤にも使用されるアロマで、公益社団法人 日本アロマ環境協会により虫除け効果が認められています。クールで爽やかなペパーミントは、スプレーにして観葉植物に用いるほか、リビングに振りかけると気持ちをクリアにしてくれるでしょう。

ゴキブリ除けには「クローブ」「レモングラス」

レモングラス

室内に出没するゴキブリには、クローブやレモングラスのアロマが有効です。レモングラスは、公益社団法人 日本アロマ環境協会による実験で最もゴキブリが寄り付きませんでした。また、クローブは殺虫剤にも用いられる精油です。ゴキブリの出やすい部屋やキッチンの端に、クローブを垂らしたコットンを置いて虫除けしてみてください。

 

アロマで虫除けするときの注意点|肌への刺激や、気分の異変・劣化

精油は垂らしたり加えたりするだけで虫除けに活用できる一方、使用する際は注意しなければならないポイントがあります。誤った使い方をしてしまうと、心身に不調をきたしてしまうかもしれません。虫除けで精油を扱う際の注意点をみてみましょう。

原液が肌につくとかぶれるおそれあり

虫除けアイテムを手作りするときは、精油を原液のまま肌につけないよう注意してください。原液が肌に触れると、かぶれや赤みといった肌トラブルをまねきかねません。虫除けに適した精油でいうと、ユーカリの扱いには十分注意しましょう。もしついてしまった場合は直ちに水で洗い流し、肌に異常が出た場合は診察を受けてください。誤って飲んだり、目に入ったりした場合も同様に対処しましょう。

妊婦・お年寄りは気分に変化がないか様子見

妊娠中の方やお年寄り、病気の方がいる家庭で使用する場合は、様子見での使用が無難です。精油によるアロマテラピーで、妊婦に大きなトラブルがあった事実は報告されていません。とはいえ、少量・数時間の使用からはじめましょう。ディフューザーやキャンドルを炊くときは、まずは生活スペースから遠いところに設置してみてください。

スプレーは劣化を避け早めに使い切る

スプレーにした場合、なるべく早く使い切るのがおすすめです。精油の保存期間は開封後1年ほどといわれていますが、手を加えているとなると、もともとの保存期間よりも劣化スピードは早くなると考えられます。とくにレモングラスをはじめ、柑橘系の精油は成分が変化しやすいため要注意です。こまめにつけ直しをして、常にフレッシュな状態を保ちましょう。

 

おしゃれに虫除けしたいなら、アロマワックスバーも要チェック

「インテリアに映えるアロマディフューザーを選びたいけれど、置き場所の確保がむずかしい…」そんなときは、アロマワックスバーを手作りしてみてはいかがでしょうか?作り方は、型にワックス(蝋)と精油を注ぎ、割りばしで混ぜて固めます。仕上げにドライフラワーや木の実をプラスすると、さらにおしゃれに仕上がるのでおすすめです。ロウを使う点ではアロマキャンドルと同じですが、火をつけないため安全面にも配慮できます。スプレーや置き型を含め、好みのスタイルで虫除けアロマを活用してみてください。

  • 白井未奈子

    セラピストライター白井未奈子

    サービス業を10年経験するなかで、リラクゼーション業務に出会い「人を癒す」ことに目覚める。
    フリーランスに転向して以降は、ボディートリートメントとフェイシャルエステの知識を活かし、美容・健康系の記事執筆を中心に担当。今は手ではなく、文章で読者にくつろぎとすこやかさを届けることを目指している。