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締め付けないおすすめの膝用サポーター

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2022/3/9

人間が行動する時に必ず動く膝(ひざ)関節は、人体の中で最も大きくて複雑な関節と言われています。二足歩行のロボットをメディアでたまに見かけますが、歩き方がぎこちないですよね。それは人間の膝関節が骨や筋肉、靭帯などの集合体で複雑な構造をしているため、ロボットにおいてスムーズな歩行を再現することがなかなか難しいのです。 そんな私たちの膝は常に体重を支え続けている一方で、日常生活において負担がかかる場面はとても多く、膝に不安がある人はとても多いのが現状です。 そこで、膝への負担が招く症状や、おすすめのサポーターをご紹介します。

膝関節はあらゆる組織が複雑に繋がる重要な部位

膝関節は、「大腿骨(だいたいこつ)」「脛骨(けいこつ)」「膝蓋骨(しつがいこつ)」の3つの骨からできています。漢字で書くと難しいですが、大腿骨は太腿(ふともも)、脛骨は脛(すね)、膝蓋骨は膝の皿です。さらに脛骨と並行して足首まで及ぶ「腓骨(ひこつ)」があります。しかし、骨だけでは稼働することができないため、スムーズな動きを行うために靭帯・軟骨・筋肉・腱によって安定に保たれています。

複雑な構造を支える靭帯と軟骨組織

骨同士を繋ぐ靭帯は4本あり、膝の外側と内側にある「外側側副靭帯」「内側側副靭帯」は膝の横方向の安定を保つ働きがあります。また、膝関節の中で十字の様に交差している「前十字靭帯」「後十字靭帯」は前後の揺れを防止しています。
骨同士が直接接触しないように「半月板」と「関節軟骨」と言われる軟骨組織がクッション材のような働きをすることによって、関節のスムーズな曲げ伸ばしができるようになっています。
クッション材である軟骨組織と左右前後にグラつかないように支えている靭帯群によって、膝関節は複雑な構造であってもスムーズな動きができるのです。

膝は休むことなく負担がかかっている

ひざを抱える男性

次に、膝関節には大きな役割が2つあります。
①膝関節の可動域は0°(完全伸展位)から140°(屈伸位)までの角度で曲がることができるため、足を動かすことができます。膝が曲がることによって私たちの生活で欠かせない「歩く」「しゃがむ」「座る(正座)」などの活動がスムーズにできるようになります。
②膝の上には頭・胴体・腕・太ももがあり、これらの重量を一手に支えています。加えて直立しても倒れないようにバランスをとることができます。歩くときの膝の負担は体重の約2倍相当、階段の昇り降りで約3倍、そして走る際には約5倍の負担がかかると言われています。
厚生労働省の令和1年(2019年)「国民健康・栄養調査」によると、一日の平均歩数は男性6,793歩、女性5,832歩とのことです。つまり、およそ6,000~7,000回歩いている間、膝には絶えず体重の2倍以上の負担がかかっていることになります。

4人に1人は膝の不安に悩んでいる

「変形性膝関節症」という病気を知っていますか?膝関節のクッション材にあたる軟骨組織が、加齢や筋肉量の低下などにより徐々にすり減ってしまい、痛みが生じる病気です。ある調査によると、国内での変形性膝関節症患者数を、自覚症状が有る患者数が約1,000万人、潜在的な患者数(X線診断による患者数)で約3,000万人と推定しています。(※厚生労働省「介護予防の推進に向けた運動器疾患対策について 報告書」より)したがって、4人に1人は膝の不安に悩んでいることが明らかになっています。

膝の負担を軽減する方法

先述の通り、変形性膝関節症は歩くたびに痛みが生じるため、行動するのも億劫になってしまうでしょう。しかし、安静にしたまま運動を避けてしまうと、しだいに筋肉量が低下していき、痛みも強くなるという悪循環を招きます。ですので、無理のないウォーキングなどから始めてみるのも良いでしょう。
また、「水中歩行」もおすすめです。浮力によって膝にかかる負荷を軽減して運動ができるため、変形性膝関節症の方だけでなく、ケガからのリハビリでも適しています。

保温で負担を和らげる方法もオススメ

寒い日や一日の気温差が激しい日に膝関節をはじめとした部位が痛むという方も多いと思います。 著者自身も厳寒の時期は冷え性で困っているのですが、同時に慢性的な腰痛も再発してしまいとても悩んでいます。これは体温調整が困難になり代謝が落ちてしまったことで、血行不良を招いています。さらに、血行不良は痛む部位、即ち「炎症」を悪化させることがあるため、強い痛みになっているのです。
痛みを和らげるための方法として、自分の体温と同じ程度の「保温」によって負担を和らげることができます。なお、カイロなど高温で温めすぎるとかえって炎症反応を起こすので、注意してください。どうしてもカイロなどを使用する際には部位に直接当たらないように服やタオルなどの上から当てることをおすすめします。

 

膝の不安に「膝用サポーター」の特徴

「運動したい」「外出したい」のに膝の不安で億劫になりがちな方に、膝用サポーターをオススメします。膝用サポーターを着用することで膝関節がグラつかないよう安定させることができます。その結果、膝の負担を軽減することができます。
膝用サポーターにはいくつか種類が有ります。
・ベルトタイプ:膝蓋骨の周りをマジックテープなどで固定することによってグラつきを抑えます。但し、固定するため膝の動きに制限がかかります。
・筒タイプ:つま先から入れて膝関節まで上げて装着します。適度な締め付けで安定性を高めることができます。
・スポーツ用タイプ:激しく動くような競技における膝の負担を軽減させることができます。

「バンテリンコーワサポーター ひざ専用」は全4サイズ

「バンテリンコーワサポーター ひざ専用」は膝の動きをしっかりサポートする筒タイプのサポーターです。ブレを減らして膝の負担を軽減するだけでなく、適度な締め付けでズレ上がりズレ下がりを防ぎます。また、サイズはS~LLまで4サイズあります。また、吸収発熱素材を用いた保温タイプや通気性の良い高通気タイプも揃えています。男性から女性まであなたに適したサイズがきっと見つかります。

膝用のサポーターで足の蹴り出しをラクにしよう

膝関節は身体において重要な部位です。膝が痛いと行動することがどうしても億劫になってしまいますが、動かさないと筋肉量の低下にもつながってしまいます。ですので、ウォーキングなどの無理のない範囲で運動を行ってみてはいかがでしょうか?
また、ウォーキングや日々の生活において足の蹴り出しがラクになるサポーターを使用することで膝の不安が軽減されます。あなたにあった対処法で快適な毎日を過ごしましょう!