セラピストライター白井未奈子
サービス業を10年経験するなかで、リラクゼーション業務に出会い「人を癒す」ことに目覚める。
フリーランスに転向して以降は、ボディートリートメントとフェイシャルエステの知識を活かし、美容・健康系の記事執筆を中心に担当。今は手ではなく、文章で読者にくつろぎとすこやかさを届けることを目指している。
マスクスプレーは、口元のパーソナルスペースを快適に保つためのアイテムです。種類は消臭・除菌やアロマタイプから、季節のお悩みにうれしい冷感・花粉対策向けまで。使用目的や効果に合わせて選ぶと、自分の必要としている効果が得やすくなります。
肌がデリケートな方はアルコールフリー、たっぷり使いたい方は大容量を選びましょう。好みのアイテムが見つからなければ、手作りするのも楽しいですよ。
マスクを着けている時間、快適に過ごせるアイテムのひとつがマスクスプレー。お手持ちのマスクにシュッと吹きかけるだけで手軽に使えます。まず、注目したいのがマスクスプレーの使用目的でしょう。マスクスプレーを使用するメリットとして、主に3つが挙げられます。
マスクの消臭や除菌をしてくれるだけでなく、香りを楽しめるタイプもあり種類が豊富です。アルコール成分が気になる方用に、アルコールフリーのタイプも多く登場しています。
自分がどの目的でマスクスプレーを使用するかに応じて、最適なマスクスプレーを選択しましょう。
次に、マスクスプレーの種類を見てみましょう。
長時間マスクを着ける機会が多い方、マスクの臭いが気になる方は、におい物質を消してくれる消臭タイプのマスクスプレーがおすすめです。マスクを長時間着用し続けていると、こもった臭いが気になってしまい、ストレスに感じてしまう方も多いのではないでしょうか。そんな時にスプレーをシュッとふりかけて、気分をすっきり。さわやかな香り付きであれば、気になる臭いをケアしながら心地よい時間を過ごせます。
単に消臭するだけでなく、アロマタイプのマスクスプレーを使用すれば、マスクの着用時間も嫌な臭いにストレスを感じず、好きな香りを楽しめます。
長時間マスクを着ける方は口元が覆われて呼吸しにくくなり、不快感に悩まされた経験は誰でもあるでしょう。特に梅雨や夏の季節は暑さも湿気も倍増して、短い時間でもストレスを感じやすくなります。そんな時は、ミントやハッカのマスクスプレーが最適。ミントに含まれるメントールでスーッとしたさわやかな香りがし、シュッとひと吹きするだけで爽快感が得られます。
清潔感ある爽やかな匂いなのが柑橘系のマスクスプレーです。オレンジ・グレープフルーツ・レモンといった香りがあります。人工的に香りを作り出したタイプと、植物から香りを抽出した天然のタイプの2種類が主なタイプです。人工的な匂いは好き嫌いがあるため、商品情報をよく読み、植物の香り成分を抽出した精油を使ったマスクスプレーを選ぶとよいでしょう。
森の中のしっとりとした木や土を感じるウッディ系の匂い、ハーブの爽やかさとフローラルの華やかさを併せ持ったラベンダーの匂いといったハーブの香りは、爽やかで安らぎを感じられます。スッキリとした香りですが、ミント系の香りのように鼻や喉がスースーせずマイルドなのも特徴です。ティーツリー・ローズマリー・ラベンダーといった香りがあります。
フローラルとは英語で「花のような」を意味し、花の香りを指します。ローズや金木犀は代表的な花の香りで、女性らしい気持ちを楽しみたいときにおすすめです。
マスクの内側の蒸れで感じる不快感を軽減してくれるのが、冷感タイプのマスクスプレーです。メントールやミントが含まれている傾向にあり、清涼感を得られます。スプレーするだけで、夏場の暑い時期でも心地よくマスクを着用できるでしょう。仕事や勉強中など、一息つきたい時にスプレーすると、スッキリとした清涼感を味わえ、気分転換できるのでおすすめです。
花粉対策ができるマスクスプレーもあります。マスクはもともと、花粉を吸い込む量を軽減するため花粉対策として効果を発揮しますが、花粉対策用のスプレーをマスクに噴霧すると表面がコーティングされ、さらに花粉に対するバリア機能を強化できるでしょう。
マスクを着用したときに乾燥が気になる方には、スキンケアできるマスクスプレーが適しています。保湿成分を配合したスプレーをマスクにふりかけると、マスクがパックの役割となり、マスクを着けている間に保湿成分が角質層に浸透してくれるでしょう。マスク着用で起こる肌トラブルの予防ケアも期待できます。
対策したい目的に合わせてマスクスプレーを選ぶと、より効果を実感できます。パッケージにある説明文を読み、目的に合ったアイテムを選びましょう。敏感肌の方や、肌荒れが気になる方は、具体的な成分や原料までチェックすると安心です。マスクスプレーを選ぶ際、注意するポイントを見てみましょう。
除菌・抗菌作用があるマスクスプレーには、アルコールが含まれている場合があります。アルコールが含まれたスプレーをマスクにすると、“皮膚のバリア機能”である皮脂膜を菌と一緒に飛ばしてしまうおそれも。肌の乾燥や肌荒れがおきやすく、アルコールの成分は肌が弱い方には向いていません。敏感肌の方は「アルコールフリー」であるかをチェックしましょう。
子どものマスクに使用する場合も、ノンアルコールタイプを選択するのが無難です。
香りがあって心地よいマスクスプレーを探している方は、植物や果皮から抽出した天然成分を配合したタイプがおすすめです。人工的な香りが苦手な方や、化学成分が肌に合わない方にとっても、天然由来の成分入りやオーガニックタイプは使いやすいでしょう。ただし、天然成分でも、アレルギーのある方は注意が必要です。自分の体質に合ったマスクスプレーを選びましょう。
長時間外出する機会が多い方は、持ち歩きに便利な携帯サイズがおすすめです。オフィスや職場で長時間マスクをつける時は、少し大きめのサイズを用意しておくと気兼ねなく使用できます。個人のライフスタイルに合わせて選び、無駄なく消費しましょう。
好みのマスクスプレーが見つからない場合は、自分で手作りしてみましょう。 まず、6つの材料を手元に用意してみてください。
作り方は、ビーカーに無水エタノール(消毒用でも可)を入れるところからはじめます。さらに好みの精油1~3種類を、合計5滴程度になるよう加えましょう。次にかくはん棒でよく混ぜ、精製水を入れて混ぜます。スプレーボトルに移し替えたら完成です。
材料がよく混ざるよう、よく振ってから使用しましょう。
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