管理栄養士ライター高村恵美
12年間管理栄養士として病院などに勤務。家族にいつでも"おかえり"が言えるようライターへ転身後は、忙しいひと・働くひとに寄り添うレシピの提供や、健康コラムを数多く執筆。
自分も同じ立場だからこそ「仕事と家庭の両立に悩む女性を応援したい」気持ちが高まり、悩めるママに向けたコラム執筆も行っている。
炎天下での外仕事は熱中症になるリスクが非常に高く、常に命の危険にさらされています。
マスクを着用しなければならない場面も多く、より暑さや不快さを感じることが増えてきているかもしれません。
少しでも体を涼しく、快適な環境で仕事に励むためにも、熱さ対策や涼しくする服の選び方を知り、日常に取り入れていく必要があります。
外仕事を行いやすくする暑さ対策グッズなども上手に利用して、熱中症を予防しましょう。
炎天下で外仕事に従事する方は、特に注意すべき場面があります。自分の身を守るために、熱中症の対策もしっかり行いましょう。
外で働く人にとって熱さが厳しい夏場は、常に「熱中症」と隣り合わせです。以下のような場面では、特に注意が必要です。
厚生労働省の調査によって、熱中症に注意が必要な業種が発表されています。
上位6位は、「建設業」、「製造業」、「運送業」、「警備業」、「商業」、「清掃・と畜業」です。これらの仕事に従事している方は必ず熱中症対策を行いましょう。
熱中症対策として、以下の方法があります。基本的な対策なので、必ず取り入れるようにしましょう。
作業着の下が汗でベタベタしていては、不快で仕事に支障が出てしまいます。体を涼しくするためには、単純に服を脱げば良いという訳ではありません。実は、「インナー(肌着)」とその上に着る「上着」の選び方に注意することで、暑さを軽減することができるのです。
夏の暑さを和らげるためには、インナー(肌着)の「心地よい肌触り」・「吸水性」・「速乾性」がとても重要です。肌に直接触れる肌着は、肌触りが良く、汗を良く吸い取って、すぐに乾く素材がよいでしょう。汗をかいてもべたつき感を軽減して、快適に過ごすことができます。
インナーの上に着る上着は、「通気性」が良い素材を選びましょう。インナーが吸収した汗を外に発散させて、効率的に体温を下げるためです。
日差しが突き刺さる外での作業を快適 に行うためにも、暑さを軽減するお助けグッズを使って、夏を乗り切りましょう!外仕事をする方におすすめしたいグッズを3つご紹介します。
外仕事の暑さ対策には、「冷却機能付きのフェイスカバー」が便利です。フェイスカバーとは、顔の目から下を覆うことで暑さと日差しから肌を守るグッズですが、冷却機能がつくことでより涼しさを感じることができます。
冷却機能が施された生地は、熱と水分を吸収して、その水分を気化させることで熱を逃がします。さらに、風が当たるとよりクールダウンすることができます。
冷却機能付きフェイスカバーを水で濡らして絞った後に5~10回ほど振って装着するだけで、顔全体がひんやりします。
炎天下でマスクをつけていると、マスクの内側や顎の下に汗が溜まってしまいますが、フェイスカバーをすることで、飛沫を防止しながら、顔まわりから首の後ろまでひんやりと快適な環境を作り出してくれるのです。洗って繰り返し使うこともできるので、毎日の暑さ対策にぴったりです。
冷感スプレーは、衣服や肌に吹きかけると冷たく感じるという便利アイテムです。ひんやり感の持続時間がやや短いという難点がありますが、暑くなった時にすぐに涼しさを感じられるので、常備しておくとよいでしょう 。
皮膚がうすく血管が体表面から近い場所を冷やすと効率的にクールダウンできます。首まわりの暑さ対策としてさまざまな使い方ができるネックゲイターは万能アイテムです。
首を日差しから守る上、首の汗を吸って、素早く乾かすので暑さを軽減してくれます。
その他にも、 目から下のフェイスカバーとして利用したり、頭の日除けや暑さを解消するヘアバンドとしても利用できます。
薄手の生地であれば、ヘルメットの下にも被れるので、頭の暑さと蒸れ対策としても活用できるでしょう。冷却スプレーと合わせて使用することで、さらに快適になり涼しさを感じることができます。
炎天下で外仕事に従事する人は、いつ熱中症になってもおかしくない状況です。自分の命を守るためにも、必ず熱中症対策をして業務に臨みましょう。
服を選ぶ時は、「心地よい肌触り」「吸湿性」「速乾性」を意識してインナーを選ぶことが重要です。上着は「通気性」が良いものを着用しましょう。
そのほか、身の回りを涼しくする暑さ対策グッズを活用することで、快適さ を確保しながら仕事に打ち込むことができます。様々な方法を試して夏の暑さを乗り切りましょう。
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