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猫の暑さ対策を詳しく解説!エアコンや保冷グッズで愛猫を熱中症から守る方法。エアコンなしでも大丈夫?

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2022/10/14

年々高まる「日本の過酷な夏の暑さ」に、愛猫の熱中症が心配になる方も多いでしょう。
夏は汗を上手にかけず、体の熱を逃すのが苦手な猫にとって、体調を崩しやすいリスクが多い危険な時期です。
熱中症を防ぎ、猫が真夏も快適に過ごせるよう、室内気温や環境を猫が過ごしやすく整える対策や方法をまとめました。
猫の暑さを和らげる便利なグッズやアイデアツールも紹介していますので、ぜひ参考に併用してください。

 

猫にも暑さ対策は必要?猫の暑さへの耐性と熱中症に注意!

愛玩用として家庭で広く飼育されている「イエネコ」の起源は、もともと砂漠地帯や熱帯のジャングルなどの暑い場所で生息していた「リビアヤマネコ」がルーツと言われており、一般的には「暑さに強く、寒さに弱い」イメージが先行しています。
しかし、近年は以前より猛暑日の続くケースが増えています。愛猫が熱中症や脱水、夏バテで体調を崩してしまうケースが増加しているのです。
愛猫のための暑さ対策を知る前に、日本の気候と猫の体温調節や体感温度、猫が暑いと感じた時の習性について、確認しておきましょう。

猫の「暑さ」の体感温度は人間よりも高い!猫の体温調節のしくみ

猫の平熱は37度台~39度台で人間より高く、体感温度も人間より若干高いうえに、人と比べて体の熱を逃すのが苦手な生き物です。
例えば、人間は暑いとき全身から汗をかいて体温を下げられるのですが、猫が汗をかく部位は肉球と鼻だけなので、人間のように発汗して体温を下げられません。
また、猫は基本的に鼻で呼吸をする動物なので、犬のようにハアハアと舌を出して口呼吸で体温を下げようとはあまりしません。
そこで猫は体の熱を逃がすために、自分が涼しい場所に移動するのですが、環境によって場所移動による体温調節にも限界があります。
猫は、体温調節があまり得意ではない動物と言えるでしょう。

猫が熱中症になりやすい気温や環境。家の身近な環境に注意が必要

猫にとって、気温が30℃を超えると熱中症の危険が高まります。また、30℃以下でも湿度が高いと熱中症になる可能性があります。
近年は5月から猛暑日に近い気温となる日も増えているので、早い時期から室内の気温と湿度に注意が必要です。
屋外でかかるイメージの強い熱中症ですが、実は室内で、高温多湿の環境下で猫が熱中症になる危険がより高くなります。
室内で飼育されている家猫は、外で暮らす猫のように「暑いから涼しい木陰に移動する」「日陰の冷たく冷えた大理石に非難する」といった移動対応ができません。
夏の閉め切った部屋や車の中は、気密性が高く温度や湿度が急激に上がりやすく、猫にとって「逃げ場」がないので危険です。狭い場所を好む猫ならではの習性により、閉じ込められるリスクが高くなるため、猫の居場所にも注意が必要です。
蒸し暑い時期にキャリーケースに入れての移動も、ケース内に熱がこもり熱中症になりやすくなります。

こんな様子には要注意!猫が熱中症の場合の具体的な症状例

具体的に、猫の様子がいつもと異なり、以下のような状態である場合は熱中症になってしまった可能性があります。
暑いなと感じた日は以下のような症状が出ていないかよく注意し、昼間に留守が多い場合は、帰宅後に排せつ物の状態や飲み水の減り具合など、ふだんから猫の状態を観察しましょう。

熱中症の初期にみられる症状…すぐに動物病院へ相談へ
■ 口を開けて荒い呼吸をしている(パンティング)
■ ごはんを食べない
■ ウロウロとして落ち着きがない
■ 目の粘膜や耳、口の中がいつもより赤い

中度の熱中症にみられる症状…すぐに動物病院へ連絡し受診を
■ 嘔吐や下痢をしている
■ 全身を硬くして震える
■ ヨロヨロと歩いたりふらついたりする
■ 体温が40度以上ある

重度の熱中症にみられる症状…大至急動物病院へ受診を
■ けいれんを起こしている
■ ぐったりとしていて動かない
■ 意識が無い

野生の猫も、家で飼育されている猫も、本来持っている性質から体調不良をとにかく隠そうとして、隠れて自力で治そうとします。
猫がお気に入りの場所にいない場合は体調の悪いケースが多いので、お風呂場や洗面所、玄関、押し入れにいないか確認しましょう。
いつもの場所にいない・吐く・下痢や軟便・猫の呼吸が早くてぐったりしている・なんとなく目がうつろで触ると熱い…といった場合は熱中症の可能性が高いです。
「濡れたタオルで猫を包む」「うちわをあおいで風をあてながら熱を蒸散させる」といった方法で猫の体温を冷ましながら、かかりつけの獣医師に連絡して指示を仰ぎ、受診しましょう。

 

家ですぐできる!猫の暑さ対策の5つの方法。エアコンなしでもできる対策は?

人よりも体温調節の苦手な愛猫が、夏の暑さを乗り切るために、家の中で簡単にできる、5つの暑さ対策を紹介します。
住環境や愛猫との相性を見ながら、猫に過度なストレスを与えないよう、十分に配慮しながら無理のない範囲で採り入れましょう。

【1】 エアコンを利用し部屋全体を27度前後に維持する

簡単で効果的な方法は、エアコン利用で室内を26~28度に調節する方法です。猫が快適と言われている27度前後の気温を目安に室温を設定してください。
設定温度が低いと猫の体は冷えすぎてしまう恐れがあり、人間にとっては少し暑いと感じる場合も下げすぎない配慮が大切です。
エアコンの風向きも、猫は風が直接当たるのを嫌がるため、猫に直接当たらないよう注意しましょう。
また、扇風機やサーキュレーターは人が使うと涼しいと感じますが、毛に覆われている猫に対してはあまり効果がありません。空気の循環を作る装置として、エアコンと併用するようにしましょう。

【2】 複数の部屋が行き来できるよう避難場所を用意しておく

自宅に行き来できる複数の部屋がある場合は、エアコンをつけた部屋、つけていない部屋をそれぞれ用意できると猫にとって理想的です。
猫は自分にとって快適な場所を探す習性があるため、体温に合わせ快適な方へと自ら行き来してくれます。
とくに、留守中は停電やエアコンの故障が発生したときのリスクを避けられるよう、猫の逃げ場になるような行き来できる場所はあったほうがよいでしょう。
外気温が30度を超える場合は、あっという間に室内の温度が上がって熱中症の危険性が高まります。
また、エアコンや部屋の用意と並行し、電気を使わないひんやりグッズや、風通りのよい場所の確保もおこないましょう。

【3】 サーキュレーターで空気を循環させる。扇風機の風は直接当てない

空気が循環しないと室内での温度差が大きくなり、湿度も高くなるため、猫にとって居心地悪い空間になります。
一定の環境を保つためにサーキュレーターを利用し、高い場所にこもった熱い空気と床にたまった冷たい空気を循環させるように、エアコンと併用しましょう。
扇風機には空気を冷やす効果がないので、扇風機だけでは猫の熱中症を予防できません。また、扇風機を使用する場合は、風が猫に直接当たらないように注意が必要です。
猫は被毛に覆われていて汗腺もないので、扇風機の風があたっても涼しく感じないと考えられており、逆に長時間扇風機の風にさらされると体調不良を起こすケースもあるようです。ケージなどに入れて行動を制限している場合は、とくに注意しましょう。
サーキュレーターや扇風機以外なら、風通しを良くするために換気扇をつけておくのもおすすめです。

【4】 新鮮な水がいつでも飲める水飲み場を複数用意する

猫の熱中症予防に水分補給は効果的ですが、猫はもともと積極的に水を飲む動物ではありません。また、神経質な猫は、知らない器やいつもと違う場所の水を飲みません。
新鮮な水をいつでも飲めるように、必ず複数の水飲み場を用意しておき、暑くなってきたら早めに水飲み場を増やしておくと安心です。
ほかにも、自動ペット給水器(ファウンテン)などの便利なアイテムを採り入れるのもおすすめです。動く水への興味から、積極的に水を飲むようになる猫もいます。
水を普段からあまり飲まない性格の猫には強制的に飲ませるのも難しいので、ごはんの水分量を増やして少しでも水分補給をさせましょう。

【5】 長毛種は要注意!ブラッシングして冬毛を取り除く

北方出身の長毛種の猫は被毛が耐寒仕様になっていて、大量の冬毛をいつまでも残している場合があります。冬毛が原因で体温が上がりやすくなり、熱中症の恐れがあるため、できるだけブラッシングで抜け毛を除去しておきましょう。
やさしいタッチのブラッシングにはマッサージ効果もあり、皮膚のコンディション維持にも役立ちます。
長毛種の暑さ対策としてサマーカットするアイデアもありますが、暑さは軽減できるものの皮膚へのダメージやストレスがかかる場合もあるので慎重に検討を。

エアコンなしでも猫の暑さ対策は可能?猫がエアコン嫌いの場合は?

エアコンが苦手な猫も多いため「エアコンなしで暑さ対策できる方法はないか」と考えている方も多いでしょう。
飼い主が家にいる場合は「窓をあけたり扇風機で風を通す」「水をこまめに取り替える」「ひんやりグッズを活用してこまめに猫の様子を伺う」などで、対応可能な場合もあるでしょう。
しかし、家を留守にする場合、一部地域を除いて現在日本の夏の暑さでは、どれだけ対応してもエアコンなしでは熱中症のリスクは高まります。
猫がエアコンを苦手とする場合、以下の原因が考えられます。まずはエアコンの設定が猫にあっているのかを見直しましょう。

■ 気温設定が低すぎて猫にとって寒い…室温27度前後への見直しを
■ エアコンの動作音がうるさい…エアコンの風を弱にする、静音モードにする
■ エアコンの風が体に当たる…風向きとゲージや遊び場の設置場所の見直しを

 

猫の暑さ対策におすすめ!便利グッズやひんやりアイテムを紹介

猫の熱中症対策として、市販や通販でさまざまなグッズが販売されています。
留守中の万が一の停電やエアコン故障などトラブルの場合にも愛猫の健康を守れる環境にするために、熱中症対策のグッズも用意しておくと安心です。
猫の性格や年齢、好みにあわせて、いくつか組み合わせて用意するのがおすすめです。

工夫で熱中症対策に役立つ家にあるアイテムやグッズ

手軽に暑さ対策に活用できるアイテムとしてペットボトルやアルミプレートがあります。
ケージの中で過ごす猫なら、空いた場所にアルミプレートを置いたり、周囲に凍った保冷剤やペットボトルを並べて置くと冷気が伝わって涼しくできるでしょう。
また、カーテン選びで太陽光が部屋に入るのをさえぎるだけでもある程度は部屋の温度上昇を防げます。「遮光カーテン」「遮熱カーテン」として販売されている遮光・遮熱率の高いカーテンを選び、カーテンを閉めるのも一つの対策です。
他にもカーテンレールの上に設置するカーテンボックスを設置し、カーテンの上側や側面にできてしまう隙間をすべて覆って遮光・遮熱両方をより効果的にする方法もあります。
100円均一ショップにある手軽な「すのこ」を利用して猫の逃げ場を作ったり、保冷剤をタオルにくるんで猫の体に直接触れないよう冷やすのも効果的です。

市販や通販で購入可能な猫の暑さ対策用グッズ

エアコンと併用して、部屋に置いておくと安心なのが「ペット用冷感マット」です。冷感マットがあれば、猫自ら乗り降りして手軽に体温調節ができるので便利です。
市販されている商品には、手入れしやすい「人工大理石」のもの、消臭・除湿が手軽に叶う「珪藻土」素材のもの、消臭に特化した「キルト」素材のもの、しっかりと冷たさを感じられる「純アルミ製」など、暮らしや飼い猫の好みに合わせて選べるさまざまなタイプの冷感マットを取り扱っています。
接触冷感のキルト素材やブランケットタイプのグッズは、置く場所を選ばず持ち運びに便利で、お出かけの際には車のカバーとしても利用できるなどさまざまな活用方法があります。

 
猫の暑さ対策は必須!人間とは違う猫の体感温度を知って猫に快適な環境づくりを心がけよう

一般的に暑さに強いと思われている猫ですが、高温多湿な日本の夏の環境では、屋外も室内も、猫にとって熱中症のリスクは非常に高くなります。
まずは猫の体温調節の仕組みや体感温度についてしっかり理解し、猫にとって過ごしやすい環境を整えてあげるのが熱中症予防の第一歩です。
エアコンの活用や室内温度の見直し、猫用の熱中症対策グッズも上手に活用して、愛猫のすこやかな健康と笑顔を守りましょう。