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何度洗ってもスポーツウェアの汗臭さが消えない!臭いをとる洗濯方法とは?臭いを予防する方法も解説

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2022/10/14

「洗濯したのにスポーツウェアのアンモニア臭や汗臭さがとれない!」「脇の部分が特に気になる」こんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
不快な臭いを断つには、臭いの原因を理解して撃退する必要があるのです。今回は、いつもの洗剤にプラスして酸素系漂白剤を使った洗濯方法をご紹介します。
いつもの洗濯の前後のひと手間で劇的に臭いを解消したり、予防したりすることができるので、ぜひ試してみてください。

 

スポーツウェアの不快臭の原因はどこから?

洗濯したはずなのにスポーツウェアが臭いのは、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れや雑菌が原因です。雑菌は、皮脂汚れをエサとして増殖し不快臭を放ちます。
洗剤の種類や洗い方にもよりますが、汚れの20~40%程度が繊維のなかに残ってしまうと考えられているのです。着る→洗濯を繰り返すなかで、皮脂汚れが少しずつ蓄積し、臭いの元になってしまいます。
また、吸汗性・速乾性に優れたスポーツウェアは、不快臭を発しやすいので注意が必要です。スポーツウェアによく使われている“ポリエステル素材”は、汗を良く吸って素早く乾燥させるため、体をサラサラな状態保ってくれます。
しかし、汗などに含まれる皮脂汚れなども一緒に吸収するため、雑菌が繁殖しやすいのです。さらに、スポーツウェアは濡れている時間が長いほど雑菌がどんどん繁殖していきます。
雑菌は汗のなかだけでなく洗濯槽や空気中にも潜んでいるため、洗濯槽のなかに長時間放置しておいたり、梅雨などでなかなか乾かない状態が続いたりすると、雑菌がスポーツウェアに移ってどんどん増えてしまうので要注意です。
臭いは水分を含んでいるときのほうが広がりやすいので、トレーニング中は汗の水分で不快な臭いがきつくなることもあります。
一度ついてしまった不快臭は、普段通りの洗濯ではなかなか取り除くことはできません。なぜなら、スポーツウェアのなかに皮脂汚れが残って、雑菌のエサとなりどんどん増殖して臭いを放つからです。

 

汗臭さがあるスポーツウェアの洗い方

なかなか取れないスポーツウェアの不快臭を撃退するには、洗ってから乾燥させるまでの間に皮脂汚れと雑菌を完全に取り除くことが肝心です。ぜひ、次の5つのステップで洗濯してみてください。

【1】 バケツなどに40度程度のお湯を5Lほど入れます。
【2】 普段使っている洗濯用洗剤を小さじ1ほど溶かしましょう。
(※酵素入りの洗剤と一緒に使うと酵素の働きを低下させる場合や、酸素系漂白剤が入った洗剤と一緒に使うと、互いの漂白効果を弱めあう場合があるため、注意が必要です。)
【3】 酸素系漂白剤を大さじ1ほど加え溶かします。
【4】 汗臭いスポーツウェアを20分~30分漬け置きしましょう。
【5】 そのまま洗濯機に入れて、いつもどおりに洗濯したら完了です。
酸素系漂白剤は、粉末タイプと液体タイプがあります。洗浄力が高いのは粉末タイプですが、液体タイプのほうが生地を傷めにくいです。スポーツウェアであれば、液体タイプでも十分臭いは落とせるでしょう。
その他に、煮洗いするという方法もあります。煮洗いとは文字のとおり、沸騰させたお湯の中に衣服を入れ、ぐつぐつ煮て洗うことです。
煮洗いは、しつこい匂いも消えることがありますが、衣服が沸騰したお湯で洗える素材で作られているかを確認する必要があります。熱湯にさらすと性質や色が変わってしまう素材もあるため注意が必要です。

 

スポーツウェアの臭いを予防するには

スポーツウェアを臭わせないために、まずは臭わせてしまう3つの要素について押さえておきましょう。
それは「皮脂汚れ」「雑菌」「水分」です。雑菌は皮脂汚れをエサにして、水分が多いほど増殖しやすくなります。そのため、この3つの要素を減らす工夫が必要なのです。

皮脂汚れにはスポーツウェア専用の洗剤を使う

スポーツウェアの汗臭さ、皮脂汚れ、黄ばみなどには、スポーツウェア専用の洗濯洗剤の利用が効果的です。
また、弱アルカリ性の洗剤は皮脂とタンパク質を溶かして流しやすくする効果があり、スポーツウェア専用洗剤の代用として使用できます。

トレーニング後すぐに洗濯を

汗で濡れたスポーツウェアは、放置せず「雑菌」が増殖する前にすぐに洗濯しましょう。雑菌の数が少ないうちに洗濯することで、洗い残しを少なくして、臭いを抑えることができます。

すぐに洗濯できない場合は仮干しを

汗をたっぷり吸ったスポーツウェアは、「皮脂汚れ」「雑菌」「水分」の3拍子が揃っているため、そのまま放置するのは禁物です。
トレーニング後すぐにスポーツウェアを洗えない場合は、とりあえず干して水分を飛ばしておきましょう。水分量を減らし、雑菌が繁殖しにくい環境を作ることで臭いを抑えることができます。

しっかり乾燥させよう

こちらも「水分」を減らすことで、雑菌の増殖を抑える工夫です。「水分」が残っていては、雑菌が繁殖しやすくなってしまうため、なるべく素早く乾燥させましょう。しかし、梅雨の時期などはなかなか乾きにくいものです。
部屋干しでは、風通しの良い場所に干したり、エアコンの除湿機能を使ったり、扇風機の風を当てるといった工夫ができます。
また、洗濯機の乾燥機能を使ったり、コインランドリーで乾燥機を使用したりするのもおすすめです。洗濯物はしっかりと乾いてから取り込みましょう。

 
汗臭さの原因となる「皮脂汚れ」「雑菌」「水分」に注意して洗濯すればスポーツウェアが清潔に

スポーツウェアの不快臭は、着用と洗濯を繰り返すなかで徐々に蓄積する「皮脂汚れ」と「雑菌」が原因です。そこに「水分」が加わることで、臭いやすい3つの条件が揃います。
この臭いを断つには、いつもの洗濯の前に30分程度の漬け置きをプラスして、「皮脂汚れ」と「雑菌」を完全に撃退することが重要になります。
また、日ごろから早く乾かすなど日ごろの工夫をすることで、臭わず爽やかなスポーツウェアをキープすることができるでしょう。ぜひ、今回ご紹介した方法を試して、臭いを気にせず快適にスポーツを楽しんでみてください。

  • 高村 恵美

    管理栄養士ライター高村恵美

    12年間管理栄養士として病院などに勤務。家族にいつでも"おかえり"が言えるようライターへ転身後は、忙しいひと・働くひとに寄り添うレシピの提供や、健康コラムを数多く執筆。
    自分も同じ立場だからこそ「仕事と家庭の両立に悩む女性を応援したい」気持ちが高まり、悩めるママに向けたコラム執筆も行っている。

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