看護師ライター北村由美
看護師として総合病院、地域病院、訪問看護ステーション等で約30年勤務。超低出生体重児から103歳の高齢者まで看護を経験。
自らが家族の介護を行う中「自分の知識、経験が困っている人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、ライターを開始。「読者が共感できる記事」をモットーに医療・健康分野の記事、看護師向け記事を執筆している。
不織布マスクは日本製と海外製があり、さらに家庭用と医療用に分類もあるため、選び方に迷う方もいるでしょう。安心できるマスクを選ぶには、JIS規格をクリアしたマスクがおすすめです。JIS規格は、新型コロナウイルス感染症拡大がきっかけとなり制定されました。日本規格と海外規格について、家庭用マスクと医療用マスクの目的や特徴について満遍なく解説します。KOWAハピネスダイレクトおすすめのマスクもご紹介しますので、マスク選びにぜひお役立てください。
不織布マスクは使い捨てタイプで、清潔に使用できるメリットがあるため、不織布マスクを選ぶ人も多いのではないでしょうか。
不織布マスクは使い捨てができ便利なメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。
不織布マスクは、布の繊維を複数重ね合わせた多重構造のマスクで、ウイルス飛沫や花粉など細かい粒子を捕集できるフィルターが内蔵されています。不織布マスクは使い切りを前提として作られているので、1日1回を目安に交換しましょう。
不織布マスクは高い捕集力があり、通気性にも優れているので、家庭用と医療用で幅広く使われています。
不織布マスクは布やウレタン等のマスクと比べると、細かい粒子を捕集できる性能が高く、使い捨てのため衛生的です。
ガーゼ素材のマスクは保湿性に優れていますが、繊維が粗いので、捕集力が低い傾向にあります。最近では立体型の不織布マスクも多く、呼吸のしやすさとメイク崩れの防止で、女性を中心に人気です。
不織布マスクは使い捨てが前提であるため、素材の耐久性が低く、交換する必要があります。コストがかかるため「もったいない」と感じる人もいるかもしれませんが、衛生面を踏まえると繰り返しの使用は避けましょう。
表裏の判別が難しいので、装着前に確認が必要です。
不織布マスクは日本規格と海外規格があります。日本規格はマスク選びの判断材料にもできるでしょう。不織布マスクの日本規格と海外規格、選び方の判断基準について解説します。
「JIS」は日本で生産された製品に関する水準を定めた国家規格で、現在日本国内で流通しているマスクの大半はJISマークが明記されています。
新型コロナウイルスの流行により、海外製のマスクが出回るようになりました。日本にはマスクの品質や性能に関する規格や基準がなかったため、2021年6月に厚生労働省と経済産業省でJISを制定し、消費者は安心してマスクを選べるようになったのです。
JIS制定でマスクの品質と安全性が保たれるので、海外製の不織布マスクに抵抗のある人でも安心して使えるでしょう。
海外製の不織布マスクは日本製よりも比較的安価な一方で、品質に不安を持つ人も多いでしょう。
海外では独自にマスクの規格を制定している国や地域があります。アメリカでは米国食品医薬局(FDA)が定めた基準をクリアする必要があり、規格は「ASTM規格」です。性能の程度により3つのレベルに区分され、日本でもASTM規格に基づいた製品があります。
ヨーロッパ各国の不織布マスクの規格は「EN規格」です。
しかし、世界各地でマスク価格が値上がりしているため、違法な表記で流通している偽物の不織布マスクも存在します。購入するときにはしっかり確認する必要があるでしょう。
マスクを購入する際は「日本産業規格 JIS T 9001」と記載された商品を選ぶといいでしょう。海外で製造された商品でも、パッケージにJISの記載がされていれば、安心して使用できます。ただしインターネットで購入する場合は、ロゴマークも簡単にコピーでき、画像を見ただけでは本物と偽物の見分けがつきにくいため注意が必要です。製造・販売元の情報もしっかり確認し、購入するようにしてください。
JISや全国マスク工業会(JHPIA)で制定された不織布マスクには、家庭用マスクと医療用マスクがあり、使用目的が異なります。用途に応じて選ぶと安心でしょう。
日本製の家庭用マスクは花粉やウイルス飛沫、PM2.5の対策を目的としたマスクです。商品のパッケージに表記されている「PFE(微小粒子捕集効率)」「VFE(ウイルス飛沫捕集効率)」「BFE(バクテリア飛沫捕集効率)」はマスクの性能を示す数値で、数値が高いほどフィルター性能が高くなります。不織布マスクはフィルター性能に多少の差があるので、使用目的に合わせて選びましょう。
また、家庭用マスクには不織布タイプだけではなく、布やウレタン製の商品も製造されています。
日本製の医療用マスクは、医療や介護に従事している人の使用が想定されたマスクです。ウイルスやバクテリアなどを含む飛沫と体液の侵入の防止、飛沫の飛散防止を目的としています。「サージカルマスク」として知られており、処置の度合いにより頻繁に使い捨てされるのが前提です。
また、性能の試験結果により3つのクラスに分類されます。素材は不織布ですが、家庭用の不織布マスクと比較すると細かい繊維のフィルターで作られているのも特徴です。
ただし、医療用マスクであっても感染を完全に防げるわけではありません。マスク以外の対策も重要です。医療用マスクは、入院患者や医療スタッフに感染を広めない目的でも使用されています。
KOWAハピネスダイレクトで人気のおすすめ不織布マスクをご紹介します。
カラー展開が豊富な三次元ダイヤモンドマスク プラチナシリーズ。毎日のファッションや気分で変えられます。
スパンレースは上質な素材感を演出してくれます。口元空間キープでメイクが付きにくいのでメイク崩れが気になる方におすすめです。
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三次元マスクSPは高機能でありながらもコストパフォーマンスに優れているため、人気の高いマスク。日本で設計・開発し、日本製の材料を用いて中国でマスクに加工後、日本で検品・包装されたJISの品質基準をクリアしたマスクです。
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三次元マットカラーマスクは11色展開。TPOに合わせてカラーを選べるのが嬉しいポイントです。二重構造のプリーツマスクで、ノーズフィッターが鼻周りのすき間にフィットします。
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三次元マスクは日本製の素材を使用し、日本で製造した「純日本製」マスクです。超細密フィルター内臓でウイルス飛沫、細菌飛沫、花粉、PM2.5をカット。(※)
形状保持ノーズフィッターとサイドフィットフォルムがスキマをブロック。花粉の多いシーズンも安心して使用できます。
(※)マスク本体部の性能
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三次元 ほんのりハーブが香るマスクは、マスクの内側に閉じ込めたマイクロカプセルを軽くたたくと、ハーブの香りがしてきます。さらに四方プロテクトコート加工によりメイクが崩れにくい仕様となっています。
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日常的に着用する機会が増えてきたマスク。海外製の商品も多いため、安全性に不安を感じる方も多いです。しかし、海外製でもJIS規格をクリアしていれば、安全性が高く信頼できる商品といえます。購入する際は、JIS規格の表記を確認し購入するとよいでしょう。
使用目的や用途にあわせて、カラーや形も選んでみてください。
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