美容×健康ライター中村里歩
元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。
「マニキュアやジェルネイルは爪に負担がかかる?」「爪をキレイに保つためのネイルケアはどのように行えばいいの?」と悩んでいませんか?
ネイルは楽しみたいけれど、できれば健康で美しい自爪でいたいですよね。そこで本記事では、マニキュアと爪の関係性や、キレイな爪を作るためのネイルケア方法をご紹介します。
爪を強くする栄養素や食べ物についても解説していますので、爪のケアに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
マニキュアやジェルネイルをしていると「爪が呼吸できない」と聞いたことはありませんか?しかし、もともと爪は呼吸をしていません。
間違ったイメージから、ネイルは爪に悪いといったイメージを持つ方は少なくないでしょう。本章では、マニキュアとジェルネイルそれぞれの「爪に悪影響を与える原因」「対策」「爪を休ませる期間」「オフする目安期間」を解説します。
「マニキュアが爪に悪い」といわれるのは、オフする際に用いられる除光液が原因です。除光液による乾燥は比較的軽度なものですが、頻度の高い除光液の使用は大きな負担となるので注意しましょう。
● 対策
除光液は1週間程度の期間を空けて使用しましょう。マニキュアをしっかりオフしたいからといって、長く除光液に爪を浸すのもNGです。
また、マニキュアの前にベースコートを塗るのも忘れてはいけません。爪を乾燥から保護してくれるだけでなく、ネイルの持ちをよくしながら色素沈着も防いでくれます。
● 爪を休ませる期間
基本的には塗りっぱなしで問題ありません。特に、ベースコートは爪の保護のために塗っておくのがおすすめです。塗りなおしをしたい場合は、除光液の使用頻度に注意しましょう。
● オフする目安期間
マニキュアは7~10日を目安にオフしましょう。マニキュアのつけっぱなしは基本的に問題ありません。ですが、2週間以上つけっぱなしにしていると剥がれてくるため、見た目が汚らしい印象になります。
ジェルネイルは爪にしっかり密着しているため、オフする際に大きな負担がかかります。そのため、休みなくジェルネイルを行うと爪が薄くなったり、グリーンネイル(緑膿菌と呼ばれる細菌が増殖して爪が緑や黒色になる症状)になったりする可能性があります。
● 対策キレイな爪を作るには、なるべく爪に負担をかけないよう配慮し、爪の育ちやすい環境を整える工夫が大切です。そこで、ネイルケアを行う際に気を付けたいポイントを4つご紹介します。
爪を切る際には爪切りではなく、エメリーボードなどのネイルファイルを使用するのがおすすめです。爪切りは爪に大きな圧を与えてしまうため、2枚爪を引き起こす原因になります。
一方、爪やすりは爪に負担をかけずに長さを調節できるだけでなく、細かな形の調節で理想の爪に整えやすいのがメリットです。爪やすりを使用する際は決して往復させず、一方向に動かすよう意識しましょう。
マニキュアの下地に使われるベースコートですが、爪のケアや補強にも効果的です。爪の栄養分や保湿成分を配合している商品やUV対策効果を備えた商品もあり、すっぴん爪よりもベースコートを塗った方が爪によいともいわれています。
ベースコートは、10~14日を目安に塗りなおしましょう。早くにベースコートが剥がれてしまったら、オフするのではなく上から重ね塗りがおすすめです。
爪の乾燥は、爪表面の筋や凹凸、ささくれなどのトラブルを引き起こす原因です。乾燥を防ぐためにも、こまめな保湿を心がけましょう。
具体的には、キューティクルオイルを根元や爪のサイドに塗布したり、化粧水で保湿したりするのが効果的です。
また、お風呂上りや手を洗ったあとにハンドクリームを塗りながらマッサージを行うのもよいでしょう。水に触れる時間を少なくして、指先を乾燥させないようにするのも大切です。
爪の補強やケアは大切ですが、強い爪を作るためには内側からのケアも重要です。「ネイルケアを行ってもなかなか爪のコンディションが整わない」と悩んでいる方は、栄養バランスを見直してみましょう。
爪の主成分であるケラチンは、タンパク質の1種です。タンパク質は爪の成長に欠かせない栄養素なので、積極的に摂取しましょう。
動物性タンパク質は爪に弾力性をあたえて割れにくくし、植物性タンパク質は爪を丈夫にしてツヤをあたえてくれます。
● タンパク質が多く含まれている食材(100g辺り16.2g以上を含有)
鶏胸肉・ささみ・豚ロース(赤身)・するめいか・エビ・きな粉・パルメザンチーズ・卵黄
爪の成長を促すビタミンの摂取も大切です。特に、爪を硬く丈夫にしてくれるビタミンAや、細胞の再生・成長を促すビタミンB群は積極的に摂取しましょう。ささくれ予防には、ビタミンCが効果的です。
● ビタミンAを多く含む食材(100g当たり231ug以上を含有)
レバー・ウナギイワシ・ほたるいか・バター・ブロッコリー
● ビタミンBを多く含む食材
レバー・焼きのり・アーモンド・干ししいたけ・にんにく・しじみ
● ビタミンCを多く含む食材(100g当たり30mg以上を含有)
ピーマン(赤・黄)・ブロッコリー・キウイフルーツ・イチゴ・キャベツ
骨や爪の形成に必要なカルシウムも忘れずに摂取しましょう。また、カルシウムと一緒にビタミンDを摂取するとカルシウムの吸収率が高まります。
● カルシウムを含む食材
牛乳・ヨーグルト・プロセスチーズ・小松菜・ひじき・さくらえび・豆腐・納豆
● ビタミンDを多く含む食材(100g当たり1.65ug以上を含有)
鮭・さんま・まあじ・しらす・干ししいたけ・卵
マニキュアやジェルネイルは、どうしても爪に負担をかけてしまいます。爪の状態が悪くなったと思ったら、すぐに休息期間を設けてあげましょう。
強くてキレイな爪をキープするためには、こまめなネイルケアと栄養バランスの整った食生活が大切です。
本記事を参考に、華やかなネイルと美しい爪の両立を目指しましょう。
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