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近年、注目度が急上昇しているグレープシードオイルを料理に使う際には、どんな使い方があるのでしょうか。日々の食卓にグレープシードオイルを取り入れたいけれど、どんな方法があるかいまいちわからないと思っている人は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
グレープシードオイルとは?
グレープシードオイルとは、ブドウの種子からとれる油です。ワイン醸造の際に得られる種子を搾って作られているため、産地は主に、イタリアやフランス、スペイン、チリなどのワインの産地とされる国々です。
日本ではまだメジャーではありませんが、ヨーロッパでは認知度の高いオイルです。そんなグレープシードオイルですが、いくつか特徴があります。
リノール酸が豊富に含まれている
グレープシードオイルには、オメガ6系脂肪酸のひとつ、リノール酸が多く含まれています。リノール酸は体内で作れない必須脂肪酸で、血中コレステロール濃度を下げると言われています。
ただし、後述しますが、リノール酸の過剰摂取は、体に悪影響を与える場合もあるので摂りすぎには気をつけましょう。
抗酸化作用がある
グレープシードオイルには、ポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれています。ポリフェノールもビタミンEも抗酸化作用があり、免疫機能の低下や老化を引き起こすとされる活性酸素を取り除いてくれます。
無味無臭
グレープシードオイルはブドウの種子からできているため、ブドウの味がするのではと思う人もいるかもしれません。しかし、実際は無味無臭で、料理にも使いやすく、食べ物の素材の邪魔をしません。
グレープシードオイルの料理への使い方
グレープシードオイルを日々の食卓に取り入れてみようと思っている人もいるでしょう。さっそく、グレープシードオイルを使える料理をチェックしていきましょう。
ドレッシング
グレープシードオイルの代表的な使い方として、他の調味料と混ぜ合わせてドレッシングにする方法があります。無味無臭であっさりとしているグレープシードオイルは、醤油やマスタード、塩などとの組み合わせも◎。
グレープシードオイルを買ったはいいけれど、何に使えばいいかわからないと思っている人は、まずはドレッシングにしてみてはいかがでしょうか。
炒めもの
グレープシードオイルは無味無臭でサラリとしている特徴があるので、油を多く使う中華料理なども油臭くならずに美味しく楽しめます。素材に色がつきにくいため、見た目も美しく仕上がり、料理の完成度が上がるのも魅力です。
揚げ物
揚げ物をする際も、グレープシードオイルを使うと油切れがよく、カラッと美味しく仕上がります。また、揚げ物を調理する際に油跳ねが気になっている人も、グレープシードオイルなら油跳ねも少ないので安心です。
ただし、グレープシードオイルを繰り返し加熱すると酸化しやすくなるため、油を交換するなどの工夫を取り入れましょう。
グレープシードオイルが「体に悪い」と言われる理由は?
グレープシードオイルについて調べていると、体に悪いとされる情報を見つけるかもしれません。理由としては、2つの背景があるようです。
リノール酸が多く含まれるため過剰摂取には注意が必要
グレープシードオイルが体に悪いと言われる理由の一つに、リノール酸を多く含む点が挙げられます。リノール酸は、体内では作れない必須脂肪酸の一種で、外側から摂取する必要があります。そして、リノール酸の摂取自体は問題ではありません。
リノール酸の過剰摂取が問題。過剰摂取にはどんなおそれがある?
リノール酸を摂取しすぎた場合、体内ではアラキドン酸と呼ばれる物質が増えます。アラキドン酸は、アレルギー症状や炎症症状を引き起こす可能性があるとされています。
すると、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患が起こりやすくなったり、症状が悪化したりする要因になる場合もあるのです。
リノール酸を含む食品同士の食べ合わせには注意が必要
リノール酸はカップラーメンやファストフードなどにも含まれており、インスタント食品を日常的に食べる人はリノール酸を摂取する機会が多いでしょう。
もともとリノール酸の摂取が多い状態から、さらにリノール酸を含むグレープシードオイルを体に取り入れると、悪影響が現れる場合もあるようです。ゆえに、グレープシードオイルは体に悪いと言われてしまうようです。
酸化しやすい
グレープシードオイルに多く含まれるリノール酸は、酸化しやすい特徴があります。油類は酸化するとラジカルと呼ばれる活性物質を産生します。
すると、体の消化酵素で油を分解しにくくなって胃もたれを起こしたり、アレルギーや動脈硬化などを誘発したりするおそれもあります。
特に、繰り返し油を高温で加熱した際に酸化しやすくなるため、繰り返し使うのは避けたいところ。グレープシードオイルを使って揚げ物をする際は、少ない量で揚げ、その都度油を取り替えるようにするとよさそうです。
グレープシードオイルの適切な保存・保管方法は?
食物は適切に保存すれば、味や風味、栄養素を損なわずに保てます。グレープシードオイルの適切な保存方法を知って、できるだけ長く新鮮で美味しい状態を保てるようにしましょう。
常温で冷暗所に保存
グレープシードオイルは、基本的には常温で保存するのがよいでしょう。そしてなるべく冷暗所に保管しておくのがおすすめです。なぜなら、日が当たる場所に置いておくと酸化が早まるからです。
しかし、冷暗所でも酸化を遅らせるだけで、止められません。一般的に開封前なら常温保存で1~2年程度は保存できますが、開封したあとはなるべく早く使い切るようにしましょう。
注ぎ口はきれいに保つ
グレープシードオイルの容器の注ぎ口は、清潔な状態に保つように心がけましょう。注ぎ口についてしまった油は空気に触れてしまうので、ここから劣化したり、雑菌が入ってしまう可能性があります。
なるべく鮮度のよい状態を保つためにも、使用するごとに注ぎ口を拭き取るようにしましょう。
まずはドレッシングへの
利用がおすすめ!
美容にも使ってみよう
オメガ6系脂肪酸のひとつ、リノール酸を含み、抗酸化作用もあるグレープシードオイル。ドレッシングや炒めもの、揚げ物など、さまざまな種類の料理に使えます。ただし、高温で繰り返し熱すると酸化しやすくなるため、少し工夫が必要です。
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