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eスポーツやスマホでゲームを楽しむ人が増えています。
ボタンの連打や長時間の操作によって、手指の酷使に不快感をおぼえる人もいるのではないでしょうか。手指の付け根に違和感をおぼえ始めたら、適切な対策が必要です。
また、日常的にスマホやパソコン、ゲームプレイで必ず手指を使う人は手指の違和感について理解しておくと事前に対策できます。
スマホやパソコン、ゲームプレイで手指に不安や違和感が生じる理由と、その対策やサポーターの選び方と注意点について、解説します。
腱鞘炎(けんしょうえん)になる理由
日常生活で指の付け根や手首に不安を感じたら、親指の使い過ぎによる『ドケルバン病』の可能性があります。
ドケルバン病とは腱鞘炎の1つで、物を掴んだときに手首から親指にかけて痛みを感じる病気です。また、指を十分に伸ばせずに曲げたときに不快感をおぼえる『ばね指』にも注意が必要です。
手首と指に負担がかかる主な理由は大きく3つが考えられるでしょう。ひとつひとつの理由とポイントについて、詳しく解説します。
- ● 連打が多いゲームプレイ
- ● スマホやパソコンの長時間操作
- ● スポーツや楽器による手指の負担
連打が多いゲームプレイ
連打が多いゲームの操作は、ばね指の原因の一つ。
ゲームに夢中になると、コントローラーのボタンを連打する人も多いでしょう。しかし、ボタンを強く連打すると親指に負担のかかる可能性があります。
親指を使うときには骨と筋肉を付着させる役割のある腱(けん)も同時に動くので、親指を早く動かすとそれだけ負荷がかかるのです。
症状が悪化すると、物を持ち上げたときや指を動かすときに痛みを感じる場合も。操作前に市販のサポーターを装着する、指と手首のストレッチで筋肉をほぐすなど準備運動も大切です。
スマホ・パソコンの長時間操作
スマホの普及により、幅広い世代の人が毎日手指で操作しています。
なかには片手でスマホを操作する人も少なくはありません。しかし、スマホの画面に夢中になると親指に負担をかけてしまいがちになります。
また、仕事で毎日パソコンを使用している人は、手や指に負担をかけない工夫が必要です。速いタイピングやマウス操作で指と腱に負荷をかけている可能性があります。
また、操作するときに猫背や前かがみになると、筋肉疲労と血行不良で肩こりの原因になります。
その他にも、眼精疲労やドライアイ、モノを見ているときに糸くずやアメーバのような浮遊物が見える『飛蚊症』につながる可能性もあるので、適度に休憩しながら操作しましょう。
スポーツや楽器による手指の負担
スポーツや楽器による演奏は手首や指を使うので、知らないうちに負担をかけている可能性があります。
手指に負担がかかるスポーツはテニスやバドミントン、野球やゴルフが挙げられます。楽器ではピアノやギター、ドラムなどです。手首を上下させる運動は強い力が加わるので、日常的にスポーツや楽器演奏する人は注意しなければなりません。
とくに部活動に励む中学生や高校生は身体が発達している段階なので、手指の酷使が原因の不快感に悩む人も多いでしょう。手を動かす前には指を1本ずつ伸ばすなど、負担を軽減するためのストレッチも欠かせません。
日常生活に支障をきたす場合は、スポーツや楽器演奏を中断して医療機関で診察を受けましょう。
手指に違和感をおぼえたときの対策
仕事やスポーツでは、手指を使う場面で気づかないうちに酷使している場合があります。
手指に違和感をおぼえるときは、いくつかのすぐできるの対処法を試してみましょう。セルフですぐにできる主な対処法について解説します。
- ● 1時間に1度は手指を休める
- ● 湿布で症状を和らげる
- ● サポーターを装着する
1時間に10分は手指を休める
ゲームやスマホの使い過ぎは手指に負荷をかけるので、1時間に10分程度休めましょう。
手を休めるタイミングでストレッチを行うと、気になる症状の緩和が期待できます。すでに違和感をおぼえている場合は、なるべく手指を使わないように過ごすと症状が和らぎます。片手でスマホを操作している場合は、バランスよく両手で操作しましょう。
湿布で症状を和らげる
手首に違和感をおぼえる場合は、湿布で症状が和らぐかもしれません。
湿布には、冷感タイプと温感タイプの2種類があります。一時的な炎症の場合は冷感タイプ、血行を良くしたい場合は温感タイプの湿布がおすすめです。
湿布には、炎症を起こす物質を抑える成分が含まれています。湿布で不快感を和らげるだけなら、簡易的な処置として湿布を貼るといいでしょう。
手指に不安や違和感が生じた場合の市販のサポーターの選び方と注意点
急に手指の使い過ぎで不快感が生じても、なんらかの理由ですぐに病院へ行けない人もいるでしょう。
近くに薬局やドラッグストアがある場合は、市販のサポーターを探してみましょう。手指を動かすと不快感がある場合は、サポーターを装着するといいでしょう。
サポーターを装着すると動作に制限がかかり関節の動きを固定できます。ただし、サポーターは手の負担軽減を補助する装具なので、手指の不安や違和感が回復するわけではありません。
手指の不安や違和感を緩和させるためには、基本的にバランスがいい食事の摂取と十分な睡眠時間の確保が必要です。
市販のサポーターの選び方と注意点について解説します。
タイプ別で選ぶ
違和感をおぼえる部分によって、サポーターの選び方も異なります。
手首に生じた不快感には、リストバンドタイプのサポーターがおすすめです。仕事や家事で、物を持ち上げたり掴んだりするときの負担を軽減できます。
また、指の付け根や関節の違和感が気になる人は、手首から親指まで固定できるタイプや手のひらに巻くタイプを装着しましょう。
日常的に運動する人は、ストレスを感じない程度の圧迫感のあるタイプや面ファスナーで固定できるタイプがおすすめです。
手首を固定する強さで選ぶ
サポーターを選ぶ際は、手首に固定する強さも確認しましょう。
テニスや野球などグリップを握るスポーツで強い衝撃を受ける場合は、しっかり固定できるタイプのサポーターがおすすめです。
ただし、手首の感覚が必要なバレーボールやバスケットボールには不向きですし、ボールを投げる方向を調整できない可能性があります。手首の感覚が必要なスポーツでは、手指の動作を妨げないタイプのサポーターを装着するといいでしょう。
また、普段の生活で仕事や家事を行う際は、面ファスナーで強さを調整できるタイプを選ぶと不快感を緩和できます。
少し手首の関節を曲げたときに、不快感をおぼえる場合は、手首が動かないように強めに固定します。快適に感じるぐらいに調整しながらサポーターを活用しましょう。
サポーターの注意点
サポーターはあくまでも手指の関節の動きを固定し、補助を行う簡易的な装具です。
サポーターで手首を強く固定しすぎると、血行不良を引き起こす可能性があります。また、睡眠中は身体を動かさないのでサポーターの外し忘れに注意しましょう。長時間のサポーターの装着は、しびれや肌の変色を起こす原因になります。
日常的にゲームプレイで手指を動かしている人は、連打や操作による負荷をかけている可能性があります。
適度に休憩しながらゲームを楽しむと手指の負担も軽減されます。手指の不快感をおぼえる場合は、症状や目的に合った市販のサポーターを選んで装着しましょう。
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