夏バテ防止レシピ
夏バテを予防するには、健康的な体の土台を整えておく必要があります。「炭水化物・タンパク質食材・野菜」の3つが揃ったバランスのよい食事で、夏に打ち勝ちましょう。
マグロと枝豆のサッパリ混ぜご飯
マグロと枝豆は、夏に不足しがちな良質なタンパク質を含み、夏バテ防止にピッタリの食品です。
枝豆にはビタミンB1や鉄・ビタミンCも含まれています。さらに、大葉とお酢・味の濃いたくあんは、食を進めるのに効果的です。
酢は、菌の増殖を抑える働きもあります。食中毒が気になる夏に上手に活用しましょう。
- 【材料】(2人分)
- ● マグロ(柵) 150g
- ● しょうゆ 小さじ1
- ● みりん 小さじ1
- ● きゅうり 1/2本
- ● 塩 少々
- ● 大葉 5枚
- ● 甘酢ショウガ 30g
- ● たくあん 30g
- ● 白ごま 大さじ2
- ● 枝豆(むき身) 30g
- ● ご飯(炊きたて) 500g
- すし酢
- ● 米酢 1/4カップ
- ● 砂糖 大さじ3
- ● 塩 小さじ1/2
- 【作り方】
- 1. マグロは1.5cmの角切りにして器に入れ、しょうゆとみりんに漬けておきます。
- 2. きゅうりは小口切りにして、塩をふり、水気がでたら搾りましょう。
- 3. 大葉・甘酢ショウガは粗みじん切り、たくあんは5㎜角に切ります。
- 4. すし酢の材料を耐熱容器に入れ混ぜ合わせ、600wの電子レンジで40秒ほど加熱しましょう。
- 5. ご飯に2・3・4と枝豆・白ごまを混ぜ合わせ、最後に1も加えて、さらに混ぜたら完成です。
夏バテ解消レシピ
夏バテになったら、食欲を刺激する香味野菜や、疲労回復のサポートに役立つビタミンB1を積極的に摂りましょう。
酢にも疲労回復の効果があるので、味付けにおすすめです。サッパリして食べやすくなるメリットもあります。
豚肉の香味ソースがけ
ビタミンB1が豊富な豚肉のレシピです。食欲を刺激する香味野菜とお酢を使ったソースをたっぷりかけて、スタミナをつけましょう。
- 【材料】(2人分)
- ● 豚こま切れ肉 200g
- ● 片栗粉 適量
- ● こめ油 適量
- 香味ソース
- ● ニラ 20g
- ● 大葉 5枚
- ● 酢 大さじ2
- ● おろしニンニク 小さじ1/3
- ● おろしショウガ 大さじ1/2
- ● 砂糖 小さじ1
- ● しょうゆ 大さじ1
- ● 水 大さじ1/2
- ● ごま油 大さじ1/2
- 【作り方】
- 1. ニラは5㎜幅に切り、大葉はみじん切りにします。
- 2. 器に1と香味ソースの材料をすべて混ぜ合わせましょう。
- 3. 豚肉に片栗粉をまぶします。
- 4. フライパンに油を高さ1.5㎝ほど入れて火にかけ、油が温まったら3の肉を揚げましょう。
- 5. 4の肉が揚がったら、キッチンペーパーにのせてから器に盛り、2のソースをかけたら完成です。
食欲がないときのレシピ
食が進まないときは、サッパリと食べやすい一品で、食欲を刺激してあげましょう。
パクパク食べられる!めんつゆピクルス
夏バテのときは、食欲ダウンに加えて料理の支度もやる気がでないものです。
そんな時は、めんつゆで簡単に夏バテ撃退の常備菜をつくりましょう。めんつゆは、だしのうまみが効いていて、食が進みます。
夏に不足しがちなビタミンC補給ができる一品です。
- 【材料】(2人分)
- ● きゅうり 1本
- ● カブ 1個
- ● にんじん 1/4本
- ● ショウガ(スライス)1枚
- ● みょうが 2個
- 調味液
- ● めんつゆ(3倍濃縮) 80ml
- ● 米酢 80ml
- ● 水 20ml
- ● 塩 小さじ1/4
- 【作り方】
- 1. 小鍋に調味液の材料をすべて入れて、1~2分沸騰させたら火を止め、粗熱を冷まします。
- 2. きゅうりは1cmの輪切り、カブは8等分、にんじんはスティック状、みょうがは薄切りにしましょう。
- 3. 保存用の瓶に2の野菜とショウガのスライスを入れ、1を注ぎます。
- 4. 一晩冷蔵庫で漬けたら完成です。
冷蔵庫で4~5日ほど日持ちするので、多めに作り置きしておくと重宝します。
胃腸の不調時におすすめの消化のよいレシピ
暑くてジメジメした日本の夏は、胃腸の働きが低下しやすいです。胃腸の働きをサポートするために、消化酵素が含まれる食品を積極的に摂りましょう。
胃に優しいとろろそば
とろろに含まれる消化酵素(アミラーゼ)が糖質の消化を促し、低下した胃腸の働きをサポートします。
そばは、ラーメンやうどんに比べて鉄分やビタミンB1が多く、夏バテにおすすめです。だしと薬味が効いていて、のどごしがよいので、食欲がないときもサッパリと食べられるでしょう。
- 【材料】(2人分)
- ● そば(乾麺) 2人分
- ● 長芋 120g
- ● 卵黄 2個
- ● 小ねぎ 1本
- ● 刻みのり 適量
- ● めんつゆ(3倍濃縮) 40ml
- ● 水 450ml
- 【作り方】
- 1. 長芋は皮をむいて、すりおろします。小ねぎは小口切りにしましょう。
- 2. めんつゆと水を合わせて、かけ汁をつくります。
- 3. そばは表示のとおりに茹でて、ザルにあげ、流水で洗い、しっかりとぬめりをとりましょう。
- 4. どんぶりに3を盛り、とろろをかけ、かけ汁を注ぎます。卵黄をのせ小ねぎと刻みのりをかけたら完成です。
子どもや高齢者におすすめのレシピ
小さな子どもは体温調節がうまくできません。高齢者は老化により“暑さ”に鈍感になります。
普段から、食事でしっかりと栄養補給をして、暑さに負けない体づくりをしておくことが大切です。
また、小食な傾向があるので、一品で「炭水化物・タンパク質食材・野菜」すべてがそろったレシピがよいでしょう。口当たりのよい食品を選ぶのもポイントです。
サラサラ食べられる!ツナ缶冷や汁
お子さんや高齢者の方もサラッと食べられるレシピです。ツナ缶を使用して手軽につくれます。夏場に不足しがちな塩分の補給にも効果的なので、ぜひ試してみてください。
- 【材料】(2人分)
- ● みそ 大さじ2
- ● ツナ缶(ノンオイルタイプ) 1缶(70g)
- ● きゅうり 1本
- ● 絹豆腐 1/2丁(150g)
- ● だし汁(冷やしておく) 400ml
- ● 白すりごま 適量
- ● ごはん 2膳分
- 【作り方】
- 1. フライパンに汁気をきったツナ缶とみそを入れ、弱火にかけます。木べらで練りながら焦げないように炒りましょう。
- 2. みそから水気がでて一旦やわらかくなります。さらに、練り混ぜながら炒り、団子のようにかたまったら火を止めましょう。
- 3. すり鉢に2を入れ、冷めたら、冷たいだし汁を少量ずつ加えながらみそを溶かします。
- 4. きゅうりは小口切り、豆腐は一口サイズに手でちぎりましょう。
- 5. 3に4と白すりごまを加えて、混ぜます。
- 6. どんぶりに盛ったご飯の上に5をかけたら完成です。
大人の方は、大葉やみょうがといった薬味をかけると、より一層食が進みます。
栄養チャージで夏を元気に過ごそう
夏バテを予防・解消するには、栄養補給が不可欠です。夏に不足しがちな良質なタンパク質・ビタミンB1・ビタミンC・鉄といった栄養素をしっかりと補給しましょう。
また、夏場は胃腸の働きが低下しやすいので、消化のよい食品を選ぶのがポイントです。食欲を刺激するために、香味野菜をたっぷり使ったり、だしを効かせるなど、工夫があるといいですね。
食事で栄養補給するのが難しい場合は、栄養ドリンクで栄養を補うのもよい方法です。毎日、栄養補給を心がけて、夏を元気に過ごしましょう。
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