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熱中症対策グッズ16選!熱中症対策の基本からシーン別に使えるアイテムまで厳選して紹介

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2023/06/28

体に熱がこもり、頭痛や吐き気、意識障害などを引き起こす熱中症。重症化すると生命にかかわる危険性もありますが、正しい対策法を知っていれば予防できます。
そこで、熱中症が起こるメカニズムからひもといた、本当に役に立つ「熱中症対策グッズ」をご紹介します。扇風機や帽子などの基本のアイテムから、100均で購入できるものまで幅広くピックアップしました。
熱中症対策グッズを活用して、暑い季節を元気よく過ごしましょう。

 

熱中症が起こるメカニズム

人は、体温が上がると、汗をかいたり皮膚温度が上昇したりする「体温調節機能」によって熱を発散しています。 ところが、「環境」「からだ」「行動」の3つの要因により、体温調節機能が正常に働かなくなるケースがあります。

具体的な要因は、以下の通りです。

体温調節機能が乱れて体内の熱が上手く発散できなくなると、体内に熱がこもり、頭痛・めまい・けいれん・吐き気・意識障害などの症状があらわれる場合があります。 このような「熱によって引き起こされた体の不調」をまとめて熱中症と呼びます。
熱中症は重症化すると、生命にかかわります。暑さから身を守るためにも、熱中症の知識を身につけて、正しい対策をおこないましょう。

参考:環境省|熱中症予防情報サイト
 

備えておきたい基本の熱中症対策グッズ

熱中症対策は「水分をとる」「暑さを避ける」「暑さに負けない体をつくる」が基本です。基本をふまえたうえで、備えておきたい熱中症対策グッズを紹介します。

経口補水液

経口補水液とは、水分・塩分・糖分がバランスよく配合された飲料です。汗をたくさんかくと、体から大量の塩分とミネラルが失われます。 塩分とミネラルが不足している体で水分補給をおこなうと、かえって体液が薄まり、脱水が進んでしまうのです。
そこで、水分と一緒に塩分を補給できる経口補水液が活躍します。また、糖分にはナトリウムと水分の吸収を促す働きがあります。 普段の水分補給は水やスポーツドリンクでも十分ですが、汗をよくかく季節には経口補水液を用意しておくと安心です。
水1リットル・砂糖大さじ4・塩小さじ1/2を混ぜあわせれば、自宅でも簡単に経口補水液が作れますよ。

扇風機

エアコンはもちろん、扇風機の使用も熱中症対策には大切です。冷たい空気を循環させると、部屋全体が冷えるだけでなく、節電につながるメリットもあります。
エアコンと併用する際は、気流を意識して使用するのがポイントです。エアコンの風向きは水平、もしくはスイングに設定します。扇風機はエアコンの風下に設置し、下から上へ空気を送るように工夫しましょう。

帽子・日傘

帽子や日傘で日差しを遮ると、暑さ指数を下げられます。
暑さ指数とは、熱中症予防を目的としてアメリカで提案された指標です。暑さ指数が28を超えると、熱中症患者が著しく増加するとわかっています。
暑さ指数が31を上回ると「危険」な環境とみなされ、「外出は控える」「スポーツは中止する」と指針が定められています。
しかし、なかには暑くても避けられない外出予定がある方もいるでしょう。暑さ指数が高いときの外出は、帽子を着用したり日傘をさしたりして日射の回避を心がけましょう。

参考:環境省|熱中症予防サイト

涼しい衣服

暑さに慣れるための適度な運動も、熱中症対策には欠かせません。
涼しい衣服を着用して、できるだけ暑くなる前から体を動かしましょう。具体的には、吸汗速乾素材や、綿・麻など通気性のよい素材の衣類が適しています。
スーツや作業着の下に、夏用のインナーを着用するのも効果的です。汗を素早く吸収・発散させて、体の熱を効率よくダウンさせます。アウターとの間にできる空気の層が、外からの熱を遮断する効果も期待できます。

 

長時間屋外で過ごすときに用意したい熱中症対策グッズ

夏休みにレジャーや旅行にでかける方も多いのではないでしょうか。
長時間屋外で過ごすときには、塩分補給・体の冷却・日差し対策を重視した熱中症対策グッズを用意しましょう。

塩分タブレット

コンパクトで持ち歩きやすい塩分タブレットが便利です。
水なしでも食べられるため、いつでもどこでも手軽に塩分の補給ができます。 タブレットのほかにも、飴で塩分がチャージできる商品もあります。商品によって味や形状が異なるので、自分の好みにあう、食べやすいものを選びましょう。

ネックファン・ハンディファン

ネックファンは、首にかけられる扇風機です。
小型で携帯性に優れており、手に持つ必要のない点が魅力です。 荷物が多いときや屋外での運動、野外フェスなどで活躍します。ただし、髪が長い方は髪の毛を巻き込んでしまう場合があるので注意しましょう。 顔から離して使用したい方は、手にもつタイプのハンディファンが向いています。

ネッククーラー

ネッククーラーは、首を局所的に冷やしてクールダウンさせる熱中症対策グッズです。
近年注目を集めているのが、PCM素材を使用したリング型のネッククーラー。ネックリングとも呼ばれています。繰り返し熱の吸収・放出ができるので、何度でも使用できエコで経済的です。

 

スポーツ時におすすめの熱中症対策グッズ

高温・多湿な環境下でのスポーツは、熱中症のリスクが高いもの。汗を流すのは大切ですが、熱中症対策をきちんとおこなわなければなりません。熱中症グッズを活用して、万全な状態で体を動かしましょう。

アーム・フェイスカバー

接触冷感素材のアーム・フェイスカバーは、涼しみながら紫外線対策がおこなえます。 シンプルなデザインなら、スポーツだけでなく普段使いにもぴったり。フェイスカバーは飛沫エチケットにも役立ちます。

ウエストポーチ

ウエストポーチに給水ボトルを入れておけば、ウォーキングやランニング時にいつでも水分補給ができます。 大きすぎるとスポーツのジャマになったり負担になったりするので、ボトルの容量に合わせたサイズの商品を選びましょう。

クールヘルメット

サイクリングをする方は、クールヘルメットを試してみてはいかがでしょうか。PCM素材を頭頂部に搭載しており、熱がこもりがちな頭部を快適な状態に保ちます。

 

自宅・室内で使用したい熱中症対策グッズ

自宅や室内にいても、熱中症対策は必要です。2015年の東京都、および政令指定都市で救急搬送された熱中症患者の傾向をみると、住宅での熱中症発生率は非常に高いとわかります。


出典:環境省|熱中症 環境保健マニュアル2022

とくに、65歳以上の高齢者や、6歳以下の子供は自宅での熱中症に注意しましょう。こまめな水分補給と一緒に、以下の熱中症対策グッズも活用してくださいね。

冷感マット

寝苦しい夜を快適に過ごせる冷感マット。接触冷感素材を使用しており、心地よいひんやり感が持続します。寝不足は、熱中症を引き起こす原因のひとつです。冷感マットを使用して、良質な睡眠がとれる環境に整えましょう。

遮熱カーテン

暑い外気熱を遮断する遮熱カーテンも、快適な部屋づくりに欠かせないグッズです。 部屋の温度上昇を抑制するため、冷房の効きもよくなり節電にもつながります。日焼けによる家具の色褪せ防止効果もうれしいポイントです。

冷却ジェルシート

熱がでたときによく使用する冷却ジェルシートも、熱中症対策に役立ちます。額はもちろん、脇やそけい部に貼ると効率よく熱をとってくれます。 屋外の活動で火照った体は、冷却ジェルシートでクールダウンさせましょう。

 

100均で購入できる熱中症対策グッズ

今では、100均にも熱中症対策グッズが豊富に並んでいます。今回は、赤ちゃんや子どもにも使える熱中症対策グッズをピックアップしました。

保冷剤・保冷ジェル

子どもの熱中症対策におすすめなのが、保冷剤や保冷ジェルです。地面から近い位置にあるベビーカーは、想像以上に高温になっています。 保冷剤を背中や首に近いところにおいて、なるべく涼しい環境をつくってあげましょう。

冷感タオル

熱中症対策グッズの定番、冷感タオルも100均に並んでいます。種類も豊富で、使い勝手や好みのデザインから選べますよ。 リーズナブルなので、自宅用・お出かけ用・自分用・子供用などで揃えておくのもおすすめです。

冷感スプレー

衣服や肌に吹きかけてひんやり感を得る冷感スプレー。なんと、100均でも売っています。 Tシャツはもちろん、冷感タオルや帽子、ベビーカーのシートやチャイルドシートにも使用できる優れものです。 シミになるのが不安な方は、一度目立たないところで試してみてくださいね。

 
熱中症対策グッズを活用して辛い暑さを乗り切ろう

近年の環境変化により、高温の屋外だけでなく、自宅や日陰にいても熱中症になる方が増えています。もう「熱中症対策には水分補給をしていればよい」という考えだけでは、危険を防ぐには足りないのです。
とくに体内の水分量が少ない高齢者や、体温調節機能が未発達な小さな子供は注意が必要です。私たちは自分の身だけでなく、家族の身も案じた熱中症対策を考えなければなりません。
何よりも大切な熱中症対策は「熱中症について正しく知る」ことです。正しい知識を身につけたうえで、熱中症対策グッズを活用して体を守りましょう。
参考:環境省|熱中症 環境保健マニュアル2022

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。

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