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エプソムソルトは硫酸マグネシウムが主成分の入浴料。魅力や活用法・注意点をまとめて紹介

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2023/07/14

バスソルトと並んで注目されているエプソムソルト。実は塩ではなく、硫酸マグネシウムだと知っていますか?
エプソムソルトを入れたお風呂に入ると、ポカポカとあたたまり心地よい入浴ができます。また、肌への刺激が少ないため、敏感肌の方も使用できるのも魅力です。
そんなエプソムソルトの効果や活用法について詳しく解説します。読み終わる頃には、きっとエプソムソルトに魅了されているはずです。

 

エプソムソルトとは?

エプソムソルトは海水由来の「硫酸マグネシウム」が主成分の入浴料です。15~16世紀頃にイギリスの「エプソム」で発見され、塩によく似ていたことからエプソムソルトと呼ばれるようになりました。
「硫酸」と聞くと「危ないのでは?」と心配される方もいるでしょう。硫酸マグネシウムは、医薬品や食品添加物にも使用されている物質なので心配いりません。
また、マグネシウムは肌のバリア機能に欠かせない「アシルセラミド」の合成をサポートするとされており、皮膚にうるおいを与えるともいわれています。

 

エプソムソルトとバスソルトどっちがいい?

エプソムソルトとバスソルトは、心地よい入浴ができる点では同じです。では、何が違うのでしょう。両者の大きな違いは「塩分が含まれているかどうか」です。
バスソルトとしてよく使われるヒマラヤ岩塩は「塩化ナトリウム」が主成分です。しかし、エプソムソルトには塩分が含まれていません。塩分が含まれていないと、浴槽や配管を傷めるリスクが抑えられます。また、肌への刺激が少ないのも特徴です。

バスソルトはアロマオイルやハーブで香りづけされているものが多い一方、エプソムソルトは無臭なのも違いのひとつ。香りのリラックス効果を得たいときには、エプソムソルトだとやや物足りなさを感じるかもしれません。岩塩と比べると1回の使用量が多く、コストパフォーマンスが劣るのも考えものです。それぞれの特徴を加味して、自分に合うものを選びましょう。

 

エプソムソルトが人気を集める3つ理由

近年、バスソルトと肩を並べるほど人気のエプソムソルト。なぜエプソムソルトが注目を集めているのか、その理由を解説します。

身体の内側からポカポカに

エプソムソルトを入れた湯船にじっくりつかると、身体がポカポカとあたたまります。芯からじんわりあたたまるため、湯冷めしにくく冷え性対策にもぴったり。肌への刺激が少ないため、小さなお子様と一緒に入浴したい方にも最適です。

肌あたりのよいまろやかなお風呂が楽しめる

「一番風呂に入ると肌がピリピリする」と感じた経験はありませんか?ピリピリ感は、水道水に含まれる「塩素」によるものです。水道水の塩素は皮膚のバリア機能を低下させ、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを招く可能性があります。
エプソムソルトは塩素を除去する効果があるため、乾燥肌の方や敏感肌の方にぴったりです。まろやかで肌あたりのよいお風呂が肌への刺激を抑え、肌ストレスから守ってくれます。

追い焚きも可能!残り湯は洗濯にも使える

岩塩や湖塩などのバスソルトは、追い焚きや自動給湯機能が使用できません。一方、エプソムソルトは追い焚き機能が使用できます。エプソムソルトは塩分が含まれておらず、浴槽や配管を傷めるリスクが非常に低いためです。
また、エプソムソルトを入れた残り湯は洗濯にも使用できます。お湯をムダにしたくない方にとっては嬉しいポイントです。ただし、すすぎは水道水でおこなうようにしましょう。

 

エプソムソルトを使用する際の注意点やデメリット

エプソムソルトは使用量に注意しましょう。入れる量が少なすぎると、効果が十分に発揮されません。目安は湯量に対して0.1%以上です。一般的な浴槽の湯量が150~200Lなので、エプソムソルトは150~300gを入れるとちょうどよいでしょう。
岩塩の1回使用量が30g程度とされているため、コストパフォーマンスの面ではデメリットが大きいと感じる方もいるかもしれません。まずは使い切りタイプで試してみて、自分に合っているかを確かめてから購入を検討するのがおすすめです。

 

エプソムソルトを使用した効果的な入浴方法

エプソムソルトの魅力を十分に感じるためのポイントは「使用量」「入浴時間」「継続」の3つです。使用量は先述した通り、湯量に対して0.1%以上を入れましょう。海水の硫酸マグネシウム濃度と同じ濃度にしたい場合は、0.2%を目安に入れてみてください。
続いて、入浴時間。1回の入浴時間は20分以内がおすすめです。短すぎると十分にあたたまることができません。一方、長すぎると脱水症状を招く恐れがあります。
最後に、継続です。エプソムソルト入浴は毎日おこなうことが推奨されています。難しい方は、使い始めから1週間は継続、その後は週に2~3回と決めて習慣化するとよいでしょう。

 

エプソムソルトの活用方法

エプソムソルトが活躍するのは、浴槽の中だけではありません。使い方を工夫すれば、バスタイムをリラックスムードにできたり全身のボディーケアをおこなったりできます。エプソムソルトの活用法を紹介しますので、参考にしてくださいね。

エッセンシャルオイル(精油)を入れて贅沢なバスタイムに

エプソムソルトには通常、香りがついていません。香りづけがされていない場合は、好みの香り付けができるのです。
エプソムソルトを入れた浴槽にエッセンシャルオイル(精油)を数滴入れれば、ワンランク上のエプソムソルトアロマバスが楽しめます。オイルの香りによるリラックス効果も期待できるでしょう。
ただし、肌の弱い方にはオイルが刺激になる可能性もあります。心配な方は、アロマバスオイルを使用するか、エッセンシャルオイルを「基材」に混ぜて使用しましょう。基材には、100%植物由来のキャリアオイルや牛乳、はちみつ、エタノールなどがあります。

スクラブとしてマッサージに活用

エプソムソルトの粒子は比較的細かいため、スクラブとしてボディーマッサージに使用できます。濡れた手にエプソムソルトをとり、マッサージしたい箇所に直接擦り込みましょう。入浴中にマッサージをおこないそのまま湯船につかれば、洗い流す必要もなく浴槽内の濃度が高まります。
ボディだけでなく、頭皮に使用するのもおすすめです。シャンプー後に頭皮へエプソムソルトを適量つけ、マッサージしてから洗い流しましょう。べたつく頭皮の脂っぽさが解消されます。

クレンジングに混ぜてディープクレンジング

エプソムソルトはクレンジングに混ぜても使用できます。クレンジングオイルやクリームに小さじ1/2程度のエプソムソルトを混ぜ、やさしく肌になじませましょう。気になるザラつきにアプローチします。
クレンジング後はよく洗い流しましょう。最後に冷水で流すと毛穴が引き締まり、キメの整った肌に仕上がります。

 
エプソムソルトで心地よいバスタイムを楽しんでみよう

エプソムソルトの魅力は伝わりましたでしょうか。エプソムソルトは敏感肌の方や小さな子どもにも使用できる、肌にやさしい入浴剤です。水道水の塩素をまろやかにする効果もあるため、入浴時のピリつきが苦手な方も肌ストレスを感じずにバスタイムを楽しめるでしょう。
また、スクラブとして全身に使用できるのも魅力です。お風呂に入れるのはもちろん、スクラブとして全身に使用できるのも魅力です。ぜひ本記事を参考にエプソムソルトを活用してみてください。

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。

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