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エイジングケアとは?お手入れをはじめるタイミングや年齢肌に合わせたケア方法、化粧品選びの注意点を紹介

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2023/07/19

エイジングケア(※)とは、どのようなお手入れをするのか、何歳からはじめればいいのかご存知ですか?
気になる目もと口もとの乾燥小じわや、乾燥によるくすみ、ハリ不足といったエイジングサインが気になって、鏡を見てはため息をついてしまう方は多いでしょう。しかし、年齢による肌の状態に合わせてお手入れすれば、変化はゆるやかになり、すこやかな肌を維持しやすくなります。エイジングケアについて、お手入れのタイミングや基礎的なケア方法、化粧品選びの注意点をご紹介します。 ※年齢に応じたお手入れ

 

エイジングケアとはどんなお手入れ?

エイジングケアとは、年齢を重ねるにつれて現れる肌の変化(年齢肌)に応じたお手入れです。目もとや口もとの乾燥小じわ・乾燥によるくすみ・ハリ不足といったエイジングサインに合わせて適切なスキンケアを行い、肌本来が持つ力を助けます。また、バランスのよい食生活、質のよい睡眠をとるといった生活習慣の見直しも、エイジングケアに含まれます。

 

エイジングケアが必要になる3つの原因

「紫外線」「乾燥」「酸化」は、肌にダメージを与える主な原因とされています。肌にどのような変化が現れるのかを知って、予防やケアに活かしましょう。

紫外線

紫外線を浴びて肌がダメージを受けると、肌を守るためにメラニン色素が作られます。過剰に紫外線を浴びてしまうとメラニン生成が過剰になり、肌にしみやソバカスなどの色素沈着が現れてしまうのです。また、皮膚細胞にダメージを与え、年齢肌を促進させます。

乾燥

年齢を重ねるにつれて、体力が衰えるとともに肌の機能も低下します。すると、水分量や皮脂量が減少して、乾燥しやすくなってしまうのです。とくに、気温や湿度が低下する冬は、肌への負担が大きくなる季節。空気が乾燥している環境で過ごすと、角質の水分が奪われてキメが粗くなり、肌のうるおい不足やハリの低下、目もとや口もとの乾燥小じわといったエイジングサインが出やすくなります。

酸化

体内で活性酸素が過剰に増加し、肌の皮脂と反応すると細胞が酸化します。すると、肌にハリや弾力を与えるエラスチンやコラーゲンが減少し、肌の年齢サインが進んでしまうのです。活性酸素は、紫外線・空気汚染・喫煙・飲酒・栄養の偏り・ストレスによって過剰に産生されると言われています。

 

エイジングケアをはじめる年齢やタイミング

一般的に、20代後半から30代に入る頃になると、肌の代謝は落ちはじめます。しかし、エイジングサインが現れる年齢は人それぞれなので、エイジングケアをはじめるのに適齢期はありません。偏った食生活や睡眠不足などが続き、20代前半にエイジングサインが出る人もいれば、20代後半に出てくる人もいます。つまり、肌の変化に気づいたときがケアのはじめどきなのです。

まずは、今の肌状態をチェックしてみましょう。

● 「ハリ」がなくなってきた
● 「肌のツヤや透明感」が減った
● 「しみ」が増えたり濃くなったりしている
● 「乾燥による小じわ」が目もとや口もとに出はじめた
● 「毛穴の開き」でファンデーションがうまくのらない

もしも、あてはまる項目がひとつでもあれば、普段のお手入れに、肌の状態に応じたピンポイントなケアをプラスしてみましょう。

エイジングケアが遅れるとどうなる?

お手入れをはじめるのが早い分には問題ありませんが、エイジングサインがかなり目立ってきてからエイジングケアをはじめても、化粧品の効果は出にくくなります。エイジングサインに気づいたら、できるだけ早めにお手入れをはじめましょう。

 

エイジングケアの基礎的な方法とお手入れの注意点

エイジングケアでは、肌の状態に応じたアイテムを使うだけではなく、日々のお手入れの仕方も重要です。基本的なエイジングケアの方法や、お手入れの際の注意点をご紹介します。

丁寧にクレンジング・洗顔する

メイクや汚れをしっかり落としながらも肌への負担が少なく、潤いが保てるクレンジングを選びましょう。肌にやさしくクレンジングをなじませた後、こすらずに洗い流してください。洗顔料は、しっかり泡立てると、こすらなくても汚れが落としやすくなります。過剰な洗顔は必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥や毛穴トラブルを引き起こす原因になるので控えましょう。

しっかり保湿する

みずみずしい肌を保つには、しっかり保湿をして肌に潤いを閉じ込めるのが重要です。肌内部の水分はセラミドなどの保湿物質によって維持されており、すこやかな角層には約20~30%の水分が含まれています。しかし、加齢によってセラミドの生成が少なくなると、角層の水分が蒸発してしまうのです。肌の保護バリアが低下して乾燥による小じわを引き起こす原因になるので、化粧水で肌に水分を入れた後は乳液やクリームなどの油分でフタをしましょう。

参照:「角質水分量」/日本化粧品技術者会

紫外線対策を徹底する

紫外線を浴びすぎると肌が黒くなるだけでなく、しみや乾燥によるくすみ、毛穴の開きといった年齢肌の原因になります。夏だけでなく一年を通して日焼け止めを塗り、紫外線の多い時期には日傘や帽子などで日光を遮りましょう。

顔をゴシゴシこすり洗いしない

ゴシゴシ顔を洗ったり、熱いお湯で洗い流したりすると、必要な皮脂まで奪われて乾燥しやすくなります。洗顔料や固形石鹸はしっかり泡立てて、泡で顔をやさしく包み込むように丁寧に洗い、ぬるま湯で洗い流してください。洗顔後は、早めに保湿ケアをして肌の乾燥を防ぎましょう。

クリームを厚塗りしない

しっかり保湿したいからとクリームを厚塗りすると、テカリやニキビの原因になります。クリームを塗る際は顔全体に薄くのばし、目もとや口もとなどの乾燥が気になる部分にだけ重ね塗りをしましょう。

 

エイジングケアの化粧品を選ぶ際のポイント

年齢肌に負けないすこやかな肌づくりのために、エイジングケアに適した化粧品選びのポイントをご紹介します。

保湿成分入りのクレンジングを選ぶ

洗浄力の高いクレンジングはしっかりメイクを落とせますが、肌にとって大切な皮脂を必要以上に洗い流してしまいます。すると、肌内部の水分は不足している状態でありながら、肌表面はベタベタと油っぽくなってしまうのです。保湿成分が含まれているクレンジングを選び、落としにくいメイクの場合には部分的にクレンジングを使い分けるなどして、肌への負担を減らしましょう。

エイジングサインに合わせた化粧品を選ぶ

年齢とともに低下する肌の水分量を補うためには、保湿力の高い化粧品を選ぶのが基本です。さらに、しみ・乾燥による小じわ・毛穴の開きといった、自分の気になるエイジングサインに適した成分が含まれているかを確認しましょう。たとえば、肌のハリを保つ「コラーゲン」、水分を保持する「ヒアルロン酸」、うるおいを閉じ込める「セラミド」、ハリ感や弾力性を与える「ペプチド」などをチェックしてみてください。

 
生活習慣を見直して体の中からもエイジングケアを!

生活習慣を見直して、体の中から肌に働きかけるのも大切なエイジングケアです。
スキンケアと一緒に、次の3つを心がけてみましょう。

● バランスのよい食事を摂る
● 水分補給を意識する
● 質のよい睡眠をとる

ビタミンやミネラルが含まれている野菜やきのこ、海藻類、動物性タンパク質が含まれている肉・魚・卵などは肌のすこやかさを保つのに役立つため、積極的に摂りましょう。体の水分不足で肌が乾燥しないように、水分補給を心がけるのも大切です。また、ゆっくりお風呂に入ったり、寝具や室内環境を整えたりして、快眠を促すようにしてください。

エイジングサインを見逃さないように注意して、気づいたときにすぐエイジングケアをはじめれば、年齢肌が進むスピードはゆるやかになり、ハリのある肌を保ちやすくなります。5年後、10年後のすこやかな肌を目指して、しっかりお手入れしていきましょう。

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