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吸水ショーツとは?選び方・使い方・洗い方など購入前に押さえておきたい基本情報を丁寧に解説

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2023/10/18

吸水ショーツはブルーになりがちな日の不安や不快感を軽減し、活動的な女性をサポートしてくれる優秀なアイテムです。
しかし、歴史の浅いサニタリー用品のため「気持ち悪いのでは」「ニオイが気になる」「お手入れ方法がわからない」と、興味はあるけれど一歩が踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
仕組みから洗い方まで、吸水ショーツの基本を知り、固定観念にとらわれない過ごし方を始めてみませんか?

 

吸水ショーツとは

ショーツに吸水・防水機能が備わっているのが「吸水ショーツ」です。活動的な女性を応援してくれる新しいサニタリー用品で、近年注目を浴びています。

吸水ショーツが注目されている理由

吸水ショーツが注目されている理由は、大きく2つあります。1つ目は、フェムテック・フェムケアの普及です。フェムテック・フェムケアとは、女性特有の健康問題を解決する製品やサービスを指します。
フェムテック・フェムケアが広まっている背景に、女性の社会進出があります。女性の活躍が注目されるなかで、同時に、月経痛、PMS(月経前症候群)、更年期などの女性の健康問題にも目を向けられるようになりました。
2つ目は、SDGsの目標達成に向け、サスティナブルな社会の実現が掲げられた点です。吸水ショーツは、洗濯を繰り返して何度も使用できます。使い捨てではないサニタリー用品として、需要が高まっているのです。

吸水ショーツの仕組み

吸水ショーツは、クロッチ部分に水分を吸収する布が複数枚重ねられています。クロッチとは、ショーツの股部分にあたる、補強を目的としたパーツです。
吸水ショーツと混同されやすいものに、「サニタリーショーツ」があります。サニタリーショーツは、クロッチ部分が2重構造になっており、布には防水加工が施されているのが特徴です。一方、吸水ショーツは4層構造以上である製品が多く、中間層には吸水素材が用いられています。
つまり、吸水ショーツとサニタリーショーツは「吸水性があるかどうか」が大きな違いです。

吸水ショーツの使い方

吸水ショーツは、始まる前の「そわそわ期」、終わりかけの「そろそろ期」に使用するのがおすすめです。付けるか付けないか迷いがちな時期を、快適な履き心地の吸水ショーツがサポートしてくれます。
また、漏れて衣服にシミを作ってしまう心配があるときや、おりものによる不快感を軽減したいときにも吸水ショーツが活躍します。

吸水ショーツのお手入れ方法

吸水ショーツは、洗濯機でも洗えます。しかし、洗濯機に入れる前に予洗いをするのが大前提。汚れが溜まっているクロッチ部分を、汚れが出なくなるまでしっかり洗い流しましょう。
汚れがひどいときは、漂白剤をつけてから洗濯します。ただし、製品によっては漂白剤が使用できない場合もあるので、必ず使用しても問題ないか確認しましょう。洗濯機で洗う場合は、製品の劣化を防ぐために、ネットに入れて洗うのがおすすめです。
すぐに洗濯できないときは、しっかりと水洗いをし、クロッチ部分に洗剤を付けておきます。洗濯機を回すタイミングで、一緒に洗濯しましょう。また、吸水ショーツは乾きにくいため、干すときは裏返しにしてパリッと乾かすのもお忘れなく。

 

吸水ショーツの選び方

吸水ショーツとは?

サニタリー用品の市場規模の拡大に伴い、吸水ショーツの種類も増えています。多くの製品があるため、どれを選べばよいか迷ってしまう、と悩む方は少なくないはず。そんなときは、吸水ショーツの「吸水量」「素材」「形」に注目してみましょう。

適切な吸水量のショーツを使用する

まずは、ショーツの吸水量をチェックしましょう。15mlから125ml以上のものまで、吸収量には製品によって大きな差があります。吸水量が多ければよいわけではなく、自身の状態に合わせて適切なものを選ぶのがポイント。シーンに合わせて何種類か用意しておくと、より快適に吸水ショーツを使用できます。

通気性のよい素材のショーツがおすすめ

吸水ショーツはクロッチ部分が何層にも重なっており、通常のショーツと比べてややムレやすい構造をしています。そのため、肌が弱い方や、デリケートになっているときは、かぶれやかゆみがでる可能性があります。
ムレをできるだけ抑えたい方は、コットンやシルク、メッシュなど、通気性のよい素材の吸水ショーツを選ぶのがポイントです。ムレはニオイのもとである雑菌の繁殖につながるため、必ず製品の素材を確認しましょう。

履き心地のよい形のショーツを選ぶ

吸水ショーツには、ノーマルなショーツ型のほかに、太ももまで包み込むボクサー型のものがあります。ボクサー型はタイトな着用感がありますが、ショーツ型よりも漏れにくい形のため、活動的に動くときに適しています。
ほかにも、深履きタイプ、浅履きタイプといった違いも。お腹の冷えが気になる方は、お腹を覆う深履きタイプ、デザインにこだわりたい方は浅履きタイプなど、自身に合うものを選んでみてくださいね。

 

吸水ショーツに関するよくある疑問

吸水ショーツは、抗菌防臭機能がついていたり、肌にやさしい素材を使用していたりと、機能性に優れた製品が多く存在しています。しかし、使い方によってはニオイやムレが気になることも。快適に使用するためには、吸水ショーツを正しく理解する必要があります。
そこで、吸水ショーツに関する、よくある疑問をピックアップしました。吸水ショーツの使用を検討している方は、要チェックです。

吸水ショーツは履き替えたほうがいい?

吸水ショーツは、基本的には履き替える必要はありません。ただし、クロッチ部分が汚れている場合は、衛生上の問題から半日を目安にした履き替えを推奨しています。
とくに、ドロッとした汚れの場合は、ショーツが吸収しきれず、不衛生になりがちです。かたまりがショーツに残っているときは、必ずトイレットペーパーなどで拭き取りましょう。
また、ショーツ自体の吸水量にも注目してください。吸水量は、製品によって大きな差があります。量が多くて不安なときは、ほかの生理用品と併用したり、多めに予備を用意したりしておきましょう。

吸水ショーツからニオイが漏れることはない?

吸水ショーツには、抗菌防臭機能が搭載されている製品が多く、ニオイが漏れないよう工夫されています。しかし、長時間身につけていると雑菌が繁殖し、ニオイが気になってしまうことも。
ニオイ対策に重要なのは、きちんとしたお手入れです。しっかりと予洗いで汚れを落とし、洗濯をしたらしっかりと乾かします。生乾きはニオイのもとです。クロッチ部分が日光に当たるよう、裏返して天日干しをしましょう。
汚れが気になるときは、セスキ炭酸ソーダに3時間から半日ほどつけ置きしてから洗濯してみてください。

吸水ショーツは子どもが使ってもいい?

生理についての知識が浅い小学校高学年や中学生は、生理に関してナイーブな時期です。「いつ始まるかわからない」「友だちに知られたくない」など、生理にブルーなイメージをもっています。
そんな子どもたちにも、吸水ショーツはおすすめ。突然の漏れや、服にシミがついてしまう事態を防いでくれるため、不安定な思春期の子どもたちの心をサポートしてくれます。子ども用の吸水ショーツも増えているので、チェックしてみていかがでしょうか。

 
吸水ショーツを活用して快適な毎日をおくろう

吸水ショーツは、女性の不安定な期間に寄り添ってくれる、新しいサニタリー用品です。まだそれほど浸透していないため、「気になるけど手が出ない」と感じている方もいるかもしれません。

不安な方は、まずはほかのサニタリー用品と併用したり、始まる前や終わりかけの時期に使用したりするところから始めてみましょう。吸水ショーツは、柔軟な使い方ができるのも大きな魅力なのです。
新しい一歩が、自身の身体と向き合うきっかけになるかもしれません。まずは、トライしてみませんか?

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。

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