管理栄養士ライター高村恵美
12年間管理栄養士として病院などに勤務。家族にいつでも"おかえり"が言えるようライターへ転身後は、忙しいひと・働くひとに寄り添うレシピの提供や、健康コラムを数多く執筆。
自分も同じ立場だからこそ「仕事と家庭の両立に悩む女性を応援したい」気持ちが高まり、悩めるママに向けたコラム執筆も行っている。
「風邪のひき始め。治すには何を食べたらいいの?」「喉の痛みがあるときは、何が効く?」
一口に風邪といっても、症状や段階はさまざま。一日も早く元気な日常を取り戻すには、風邪の症状や段階に適した食べ物を摂る必要があります。子どもにも食べやすくて人気のうどんや、体を温める生姜を使用したレシピなど7つを厳選しました。ぜひ、シーンに適した食事で早期回復を目指しましょう。
ストレスや疲れがたまると、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。風邪をこじらせる前に栄養たっぷりな食べ物を食べて風邪を撃退しましょう。
「ビタミンC」は、熱に弱く水に溶ける性質があります。加熱や水にさらす際は短時間にしましょう。「じゃがいも」に含まれるビタミンCは、加熱しても壊れにくいので煮込み料理にも適しています。
風邪のひき始めにおすすめの食材「かぶ(ビタミンC)」と「ブロッコリー(ビタミンC・ビタミンE)」・「玉ねぎ(硫化アリル)」を用いたレシピをご紹介します。
咳がひどく、のどが痛いときは、こまめな水分補給でのどを乾燥させないようにしましょう。過度に冷たい・熱い・酸っぱい・辛いといった、のど粘膜への刺激が強い食事は避けます。柔らかく煮たり、スープにしたり、のど越しのよい食事がおすすめです。
「ビタミンA」は、油と一緒に摂ると効率的に摂取できます。
「ビタミンC」は、熱に弱く水に溶ける性質があるので、汁ごと摂取するスープや加熱しない料理がおすすめです。加熱や水にさらす際は、短時間に留めるとよいでしょう。
のどが痛いときにおすすめの食材「にんじん(ビタミンA)」と「レモン(ビタミンC)」を用いたレシピをご紹介します。
発熱しているときは、発汗を促す食べ物で体にこもった熱を放散させましょう。
「ビタミンB1」は、玉ねぎやにんにくに含まれるアリシンと一緒に摂ると吸収率がよくなります。熱に弱い性質があり、汗とともに体外に排出されるため、発熱時は不足しやすいです。
「ショウガオール」は、生姜の皮付近に多く含まれるジンゲロールに熱を加えると産生される成分です。ジンゲロールよりも体を温める作用が強いとされているので、生姜は生よりも加熱調理がよいでしょう。
発熱しているときにおすすめの食材「豚ひき肉(ビタミンB1)」と「生姜(ショウガオール)」を用いた体が温まるレシピをご紹介します。
食べると、もたれる・ムカムカする・消化不良が起きるといった場合は、胃腸の機能が低下している可能性があります。胃にやさしい食材を取り入れて労わりましょう。
キャベツに含まれる「キャベジン」や、大根に含まれる「ジアスターゼ」は、加熱すると働かなくなるため、生での調理方法がおすすめです。
おなかの調子が悪いときにおすすめな食材「キャベツ(キャベジン)」と「大根(ジアスターゼ)」を用いた簡単レシピをご紹介します。
鼻症状は、風邪だけでなくアレルギー(花粉・ダニ・ハウスダストなど)が原因の場合もあります。原因物質の刺激により、ヒスタミンが放出すると鼻の粘膜が腫れて鼻を詰まらせるのです。
玉ねぎやねぎ・ニラ・にんにくの香り成分である「硫化アリル」は、熱に弱く水に溶ける性質があります。加熱や水にさらす際は、短時間に留めるのがおすすめです。大葉に含まれる「ぺリラアルデヒド」は、ニオイ成分なので大葉の香りを活かした料理がよいでしょう。
鼻の調子が悪いときにおすすめの食材「玉ねぎ・にんにく(硫化アリル)」と「大葉(ぺリラアルデヒド)」を用いたレシピをご紹介します。
子どもが風邪をひいて、食欲がない場合は無理に食べさせないようにしましょう。水や麦茶で水分補給はこまめにします。食欲が回復してきたら、食べやすい食品を与えましょう。
消化しやすく、栄養と水分が補給できる汁気のあるメニューがよいでしょう。
こどもが風邪をひいたときに不足しがちな栄養と水分補給が同時にできるレシピをご紹介します。
風邪の治りかけは、食欲が回復してきて高栄養な食事を食べたくなりますよね。しかし、風邪で機能が低下している胃腸には、負担が大きいです。風邪の治りかけには、消化がよい食事を心がけましょう。
「ビタミンC」は、熱に弱く水に溶ける性質があります。加熱や水にさらす際は、短時間に留めるのがおすすめです。消化しやすいようにピューレ状にしたり、胃腸を冷やさないように温かい食事にしたりしましょう。
風邪の治りかけにおすすめな食材「じゃがいも」は、加熱しても壊れにくいビタミンCが含まれています。温かくて消化のよい汁物です。
「風邪のときこそ栄養満点な食べ物を食べなくては」と考える方は多いかもしれません。しかし、風邪で機能が低下している胃腸には、栄養満点な食事が負担になる場合もあります。風邪の症状や段階において、とくに必要としている栄養素を食事に取り入れていきましょう。ぜひ、記事内容を参考にして早期回復に役立ててくださいね。
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第②類医薬品:これらの医薬品は「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい。アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者にご相談下さい。
第1類医薬品:この医薬品は、薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい。アレルギー体質の方は、必ずご相談下さい。
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第②類医薬品:これらの医薬品は、薬剤師、登録販売者に相談のうえ、「使用上の注意」をよく読んでお使い下さい。
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