連休中、休日でも受けられる医療とは
GWや正月休みといった大型連休中に体調不良になり、病院に行きたいのに近所やかかりつけの病院がすべてお休み…困った経験はありませんか?基本的に休日に病院はあいていないため、連休中・休日に体調不良を生じた際にどうすればいいかを、一度シミュレーションをしておくと、いざというときに素早く行動できます。
まずは、休日でも受診できる病院と、病院を探す方法を見てみましょう。
大病院の救急外来
大きな病院には、多くの場合に救急外来が存在します。救急外来は、通常の診療受付時間外であっても、治療を急がないと命に関わるような緊急時に受診できる窓口です。休日でも救急外来はあいているため、必要な場合には利用しましょう。
休日当番医・休日診療所
一定の規模の人口を抱える、医療が充実した自治体では、どうしても休日に病院へ行かなければいけない場合に備えて、地域のいくつかの病院が交代制で休日診察をする制度を実施しています。
休日当番医・休日診療所などと呼ばれており、自治体や医師会などが協力しあって、なるべくいつでも病院を受診できるように、体制を整える工夫がなされているのです。
ネットを利用すればすぐに探せる
休日に診療可能な病院は、ネットで調べると簡単に探せます。休日当番医が決まっている場合、通常は自治体のwebサイトにまとめられています。住んでいる自治体のサイトを訪れ、休日診療について検索してみると、当番の病院名や住所、連絡先といった情報を閲覧できるでしょう。
また、東京や大阪などの大都市では、医療機関の情報をとりまとめたサイトや、医療機関情報システムのサイトが運営されています。休日や夜間の診療を行う病院の一覧があったり、病院を検索できたりして便利です。
例として東京と大阪のサイトを載せておきますので、見てみるとイメージを掴めるでしょう。
東京都参照:「休日・全夜間診療事業実施医療機関一覧」/東京都保健医療局
大阪府参照:「休日・夜間急病診療所一覧」/大阪府医療機関情報システム
電話相談窓口の利用も可能
ネット検索が苦手な方や受診前に医療の専門家に相談したい方は、電話で休日受診可能な病院についての情報を得る手段があります。
緊急時の医療については、国の支援のもとで、成人向け・子ども向けの電話相談窓口が用意されています。対応エリアに限りがあるとはいえ、都市部であれば利用できる場合が多いので、必要に応じて利用してみましょう。
下記の二つの電話番号は全国的に使われています。地域によっては別の電話番号の窓口でも相談できるので、役所や住んでいる自治体のサイトで確認してみてください。
救急安心センター
成人向けの緊急時の医療相談窓口の電話番号は、♯7119です。救急安心センターにつながります。
「緊急性のある症状か」「すぐに病院を受診する必要性があるか」「救急車を呼ぶべきか」などの疑問に対し、医師・看護師・トレーニングを受けた相談員が回答してくれます。休日に対応可能な医療機関の情報も教えてくれるでしょう。
参照:「救急安心センター事業(♯7119)関連情報」/総務省消防庁
こども医療電話相談
赤ちゃんや子どもに特化した医療相談窓口の電話番号は、♯8000です。こども医療電話相談につながります。休日や夜間の子どもの症状に悩む保護者のために、専門の窓口が設けられています。
言葉を話せない赤ちゃんや、症状をうまく説明できない子どもを守るために、休日でも診てくれる病院の情報や緊急性があるかどうかを聞いてみましょう。
参照:「こども医療電話相談事業(♯8000)について」/厚生労働省
休日診療・救急外来を受診するかの判断方法や注意点
休日に受診可能な病院を調べても、実際に急いで病院を受診するか、おとなしく安静にして様子を見るかの判断は難しい場合があります。
緊急性があるなら、急いで病院へ向かいましょう。
休日診療は通常より受診料がかかるといった注意点についても解説します。
判断が難しい…緊急性がありそうならすぐに受診
医療の緊急性・必要性を判断するのは、時として困難です。危険な病気の初期の所見など、医療に関する知識がなければ判断できないからです。
「成人で体力に自信があるので平日まで様子を見る」のも「不安が強く、気に病むのもよくないのでとりあえず受診する」のもどちらも一つの方策といえます。
ですが、休日診療可能な病院や専門の電話相談窓口などに聞いてみるのが確実なのは間違いありません。
もっとも、救急車を呼ぶ判断基準とされる以下の症状が見られる場合には、休日・平日を問わず急いで病院を受診しましょう。
- ・急に強い症状が出た
- ・今までで一番強いと感じる症状が出た
- ・過去に感じた経験のない強い症状が出た
たとえば、頭や胸に経験のない強い痛みが出た場合には、救急車をすぐに呼んで受診すべきです。普通の発熱に思えても、39℃を超えたり、感じたことのない痛みを伴う場合には、休日の受診を考えるべきかもしれません。
迷う場合は病院や電話相談窓口に電話を
病院を受診すべきか判断に迷う場合は、休日診療可能な病院の窓口に電話するのがおすすめです。前述の救急安心センターなどの電話相談窓口も、対応エリア内の方は利用しましょう。
救急外来を受け入れる病院側にも、急に来られるよりも事前に電話をしてもらう方が、対応の準備ができてありがたいとの声があります。
休日診療を利用する際は、なるべく事前に電話相談するとよいでしょう。
通常診療時間外に病院を受診する際の注意点
通常の診療時間外に病院を受診する際は、主に4つの注意点があります。
- ① 休日など時間外の診療では、加算料金がかかり、通常より受診料は高くなる。
- ② 緊急性がある場合や初めて行く病院では、CTなどの検査費用がかさみやすい。
- ③ 健康保険で自己負担が3割であっても、医療費が一万円以上かかる場合も多い。
- ④ 休日の診療や救急外来は、混んでいたり重症度に応じて診療順番が決まったりするため、長時間待たされる場合がある。
連休中の体調不良に備えてできることはやっておく
連休中に体調不良を生じた際、万が一病院を受診できなくても数日間乗り切れるように準備しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
連休前には、必ず余裕をもって準備しておきましょう。
持病がある方は多めに薬をもらっておこう
長い連休中に持病の薬がなくなっても、病院や薬局はあいていないので手に入りません。
連休前の通院時に、多めに薬をもらっておきましょう。
常備薬を用意しておこう
休日はドラッグストアが閉まっていたり、あいていても行く元気がなかったりする場合があるため、発熱や腹痛などの急な体調不良に備えて、市販の薬を常備しておくと役立ちます。高熱や痛みで困るケースが多いので、解熱鎮痛薬は用意しておきましょう。胃腸薬、整腸薬、さまざまな症状に効く風邪薬もおすすめの常備薬です。
旅行先の環境に対応した準備をしよう
連休中に自然の豊かな場所に旅行する方は多いはず。虫刺され用のかゆみ止め、きず薬、絆創膏などを用意しておくとよいでしょう。また、体調不良を生じないように、旅行先の気温や環境に合わせた服装の準備が大切です。
緊急に医療が必要となる事態を想定しておこう
想定外の事態が起きると、人間はパニックになって動けなくなってしまうケースが多いので、緊急で医療が必要となる事態を想定しておきましょう。
休日受診可能な病院を探したり救急車を呼んだりする場面をイメージできていると、いざというときの初動に大きな差がつきます。
自分の命・家族の命を守るために、緊急時に医療をどう利用するかについて、一度シミュレーションしてみてください。
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