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犬の筋力が低下するとどうなる?老化に負けない体を作るためのトレーニングで健康に!

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2024/04/19

犬が老いていき筋力が低下すると、体全体を支える力が弱くなってしまい、ふらつきやすくなったり最悪寝たきりの状態になるかもしれません。また体を動かす頻度も少なくなるため、基礎代謝は下がっていき、太りやすい体になってしまうのです。
老化に負けない体を作るには、スクワットやポールくぐりなど、一匹いっぴきにあわせ工夫したトレーニングで、筋肉を鍛える必要があります。重点的に鍛えたい筋肉の部位と、しっかり部位が鍛えられるトレーニング方法をチェック!
できることから愛犬の健康を支えてあげましょう。

 

犬の筋力は歳をとると衰える

私たち人間と同様に、犬は歳をとると老化によって筋力が低下します。すると、今まで難なくこなせた動作ができなくなくなり、健康へ悪い影響を及ぼします。
愛犬の健康を支えるには、まず筋力の低下が引き起こす体への影響から確認しましょう。

太りやすくなる

筋力が落ちると犬は足を動かすのが面倒になり、毎日の散歩を嫌がったり、歩行速度が遅くなっていきます。さらに体を動かす頻度が落ちると同時に、基礎代謝も下がってしまうため、太りやすい体になるのです。
肥満体系が続くと、人間同様に健康に対して悪影響を及ぼす可能性が大きくなります。そこで、健康的な老年期を過ごすには、筋力を維持するトレーニングが重要になるのです。

ふらつきやすくなる

体全体の筋力が低下すると、立位姿勢をキープするのが難しくなり、ふらつきやすくなります。犬は体の構造上前足重心になりやすいため、後足を使う機会が少なく、後ろ足から筋力が低下しやすいのです。老犬に多く見られる「後ろ足が踏ん張れなくなり立てない」のは、こういった理由からです。

寝たきりになる可能性も

筋力低下を放置しておくと、運動の機会が少なくなり、心身機能の低下から最悪寝たきりになってしまう可能性もあります。
しかし、老化や運動不足による筋力の低下は、ストレッチやリハビリの継続である程度改善が見込めます。

筋力低下とは違う原因の場合もある

突然動かなくなってしまったり、明らかに様子がおかしかったりするときは、筋力の低下ではなく神経系の疾患が原因で、痛みや痺れで動けていない可能性があります。
運動をする前に動物病院で一度診てもらいましょう。

 

愛犬が若い時から鍛えておきたい筋肉の部位

リハビリは散歩を嫌がる、ふらつきやすくなったなどのサインが現れてから行います。ただ、愛犬が若い時から筋肉を鍛えておくと、老化の影響を最小限にできる可能性もあります。鍛えておきたい筋肉を理解して、愛犬の健康をサポートしてあげましょう。

足の筋肉

足の筋肉は歩く、立つなどの日常動作に関わるため、健康な体を維持するために鍛えておきたい部位と言えます。足の筋肉は「前足」と「後ろ足」に分かれており、それぞれ鍛えるべき部位も異なります。
とくに後足は前足と比べると日常生活で使われにくいので、積極的に鍛えたい部位と言えるでしょう。

<犬の前足・後ろ足の筋肉で主に鍛えたい箇所>

  • ・ 前足:上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋など
  • ・ 後ろ足:ハムストリングス、大腿四頭筋など

胴部の筋肉(体幹)

胴部の筋肉(体幹)は体全体のバランスを保つ役割があり、足の筋肉と同じく歩く、立つなどの日常動作に関わります。
日常動作で使われやすい部位ですが、老化が進行すると徐々に筋力も低下します。足の筋肉と同じく積極的に鍛えてあげましょう。

首まわり

首まわりの筋肉は、頭の重さをすべて支えています。犬は顔が前に出ているため、私たちのように肩まわりの筋肉で首を支えられません。首まわりすべての筋肉を支えているため、老化で筋力が低下すると、首の位置も下がりやすくなるのです。
首の位置が下がると、食事が摂りづらくなる可能性もあるので、早めの対処が必要です。

 

犬の筋力低下を防ぐおすすめトレーニング

犬の筋力が低下するとどうなる?

老化による愛犬の筋力低下を防ぐなら、筋肉を鍛えるトレーニングがおすすめです。
マッサージやストレッチも硬くなった筋肉をほぐすために大切ですが、筋肉量の増大にはつながりません。
愛犬と楽しい時間を過ごし続けるために、今回紹介するトレーニングを定期的に行ってあげましょう。

スクワット

スクワットは前足や後ろ足を重点的に鍛えるトレーニングです。座る、立つ動作を繰り返すだけの簡単なトレーニングなので、自宅でも毎日行ってあげられます。

  • ① お座りの状態まで誘導する
  • ② 普段食べているおやつを愛犬の前に置いて立たせる
  • ③ 立った状態を数秒キープさせる
  • ④ 1~3番の動作を3セット行う

注意点

後ろ足の筋肉に負荷を加えるためにも、メリハリをつけた動作をさせましょう。

立ち上がりトレーニング

立ち上がりトレーニングは、脚部を中心に全身の筋肉を使うトレーニングです。伏せの状態から立ち上がるため、運動量がスクワットより大きくなっています。

トレーニング手順

  • ① 伏せの状態まで誘導する
  • ② 普段食べているおやつを愛犬の前に置いて立たせる
  • ③ 立った状態で数秒キープさせる
  • ④ 1~3番の動作を3セット行いましょう

注意点

全身の筋肉を使ってもらうためにも、スクワットと同じくメリハリをつけた動作をさせましょう。

ポールくぐり

ポールくぐりは、主に首まわりの筋肉を鍛えるトレーニングです。ポールをくぐるだけの簡単な動作なので、自宅ですぐにチャレンジできるのも魅力です。

トレーニング手順

  • ① 愛犬の首に負担がかからない高さにポールを調整します
  • ② 普段食べているおやつで誘導して、ポールをくぐらせます
  • ③ 再度ポールをくぐらせ、反対側の位置に戻します
  • ④ 1~3番の動作を3セット行いましょう

注意点

ポールが低すぎると、首を下げすぎて筋肉を痛めてしまう可能性があります。始めはポールの位置を高く設定して、慣れてきたら徐々に低くしてあげましょう。

バランス歩行(初級編)

バランス歩行は、バランスディスクを用いたトレーニングで、前足はもちろん日常生活であまり使われない後ろ足も同時に鍛えられます。

トレーニング手順

普段食べているおやつを利用して、前足だけバランスディスクに乗せさせます

  • ① おやつで誘導して、バランスディスクから前足を降ろさせます。
  • ② 1~2番の動作を3セット行いましょう。

注意点

トレーニングを始める前に、バランスディスク自体に興味をもたせると、スムーズに動作を実施してくれます。普段食べているおやつを利用して、まずはバランスディスクへの抵抗感を解消してあげましょう。

バランス歩行(上級編)

初級編がこなせるようになってきたら、上級編にチャレンジしてみましょう。

トレーニング手順

  • ① 初級編と同じく、前足をバランスディスクに乗せさせます
  • ② おやつで誘導して、後ろ足もバランスディスク乗せさせます
  • ③ 4本足が乗せられたら、前足から降ろさせます。
  • ④ 1~3番の動作を3セット行いましょう。

注意点

4本足を乗せた状態をキープし続けるのは、難易度が高くケガもしやすいので、乗った状態を確認したら、バランスディスクから降りるように誘導してあげましょう。

 

普段の食事も犬の筋力低下を抑えるために大切

老化による犬の筋力低下対策にはトレーニングも大切ですが、普段の食事内容の見直しも大切です。とくに筋肉合成に必要なタンパク質不足では、筋肉量がなかなか増えません。また、ビタミンやミネラルも健康体を作るうえで欠かせないのです。
五大栄養素を意識して愛犬の毎日のごはん内容を見直してみましょう。

五大栄養素
 
愛犬と一緒に楽しくトレーニング

愛犬の老化から進行する筋力低下を防ぐには、定期的に運動させる必要があります。散歩はもちろん、スクワットやポールくぐりといったトレーニング要素のある遊びを取り入れ、体全体の筋肉を鍛えてあげましょう。
また、飼い主も愛犬を抱っこしてスクワットしたり、散歩中一緒に走ったりと、犬とのスキンシップの時間を、あなたの運動習慣につなげてみませんか?
愛犬と飼い主がお互いに健康的で楽しく過ごせる時間を一秒でも一日でも一年でも延ばすために、生活のなかに定期的なトレーニングを取り入れていきましょう。

  • 渡邉 輝

    フィットネス・健康ライター渡邉 輝

    米国公認パーソナルトレーナー資格保有の「理系フィットネス・健康ライター」。
    「健康は人生を豊かにする」をモットーとしており、健康の大切さを世の中に発信するためにライターとして活動中。実体験・研究論文(英語含む)・書籍から得た情報を参考に、日々記事を執筆している。ベンチプレスなどの重さを競う「パワーリフティング」の選手としても活躍中。

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