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日焼け止めは40代・50代のキレイの必需品!自分にあった製品で明るい肌印象を目指しましょう

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2024/04/05

日焼け止めは、40代・50代のキレイを保つために欠かせないアイテムです。年齢を重ねた肌は、紫外線のダメージを受けやすく、エイジングサインが現れやすくなります。見た目年齢の若々しさを保つには、紫外線対策が重要です。近年はお肌にうるおいを与えるエイジングケア※成分を配合した製品も話題となっています。日焼け止めの基礎知識や適切な使用方法、40代・50代向け製品の選び方をみていきましょう。
※年齢に応じたお手入れのこと

 

「日焼けブーム」を経験した40代・50代

近年は、紫外線対策で日焼け止めの使用が当たり前となっています。40代・50代の方が若い頃は日焼けブームがあり、実際に焼いていた方も多いのではないでしょうか。私たちが経験した日焼けブームを簡単に振り返りましょう。
1980~1990年代にかけては、小麦色の肌が健康的で魅力的とされていました。実際にサンオイルを塗って日焼けをしたり、日焼けサロンに通ったりした方もいるでしょう。1990年頃から、紫外線の肌に与える影響が知られるようになり、日焼け止めを使う人が増加しました。
世界では紫外線の研究が進み、2002年7月には、WHO(世界保健機関)・WMO(世界気象機関)・UNEP(国連環境計画)が共同で「UVインデックス運用ガイド」を刊行。日本では2003年に環境省が「紫外線環境保健マニュアル」を刊行しました。
2000年以降、日焼け止めの使用は常識となりました。肌の健康や美しさを保つためには、紫外線対策が大切との認識も広がっています。市場は熱く、各メーカーでは研究・開発が盛んに行われ、機能は年々進化している状況です。

参照:平成21年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書 第3部「太陽紫外線の状況」/環境省
 

40代・50代のキレイに紫外線対策が必要な理由

40代・50代のキレイに紫外線対策が必要な理由は、適切にケアをしないと、見た目年齢に影響を及ぼすためです。
そもそも年齢を重ねると、肌の内側の水分量は減少し、コラーゲンやエラスチンを生成する力が低下します。蓄積した紫外線ダメージの影響もあり、40代頃からエイジングサインが目立つように。お肌の美しさを保つには、紫外線対策が重要なのです。

 

日焼け止めの基礎知識を確認しよう

日焼け止めはさまざまなタイプがあります。剤型や分類、SPFとPAの意味について確認しましょう。

日焼け止めの剤型

日焼け止めには以下の種類があります。

  • ・ リキッド(液状)
  • ・ 乳液
  • ・ クリーム
  • ・ ジェル
  • ・ スティック
  • ・ スプレー
  • ・ シート

継続して使用するのが大切なので、自分の肌に合う使い心地のいいタイプを選びましょう。店頭にあるテスターで試してみるのもおすすめです。

紫外線防止剤の分類

日焼け止めの紫外線防止剤は、2つに分類されます。それぞれの特徴は以下の通りです。

紫外線散乱剤

紫外線散乱剤は、肌表面に受ける紫外線を反射・散乱させ、紫外線の影響を防ぎます。酸化亜鉛や酸化チタンが配合され、皮膚に塗ったときに白く見えるのが特徴です。

紫外線吸収剤

吸収剤が紫外線を吸収し、肌への紫外線の影響を防ぎます。メトキシケイヒ酸オクチル(あるいはメトキシケイヒ酸エチルヘキシル)・ジメチルPABAオクチルなどの成分が代表的です。皮膚に塗ったときに白く見えませんが、まれに肌に合わない人もいます。

「SPF」と「PA」

SPFとPAは、紫外線の防止効果を表し、日焼け止めを選ぶときの目安になります。それぞれの意味をみてみましょう。

SPFとは

SPFは、UVB(紫外線B波)を防ぐ効果を表しています。数値が大きいほど防止効果は高くなり「SPF50+」が最高です。UVBは短時間で肌を赤くする日焼けを起こし、シミやソバカスの原因になります。夏の炎天下では注意が必要です。

PAとは

PAは、UVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表しており、「PA+~PA++++」で表示され、「+」の数が多いほど効果が高いです。UVAは波長が長く、肌の奥にまで届き、じわじわとダメージを与えます。普段の生活で浴びやすく、肌のハリや弾力に影響を与える可能性があるのです。

 

日焼け止めの適切な使用方法

日焼け止めは適切に使用しないと、効果を十分に発揮できません。毎日塗っているのに日焼けしてしまう方は、塗り方や塗り直しのタイミングを間違っている可能性も。自分の使用方法が正しいか、確認してみてください。

日焼け止めの塗り方の基本

日焼け止めの塗り方の基本は、以下の通りです。

  • ① 日焼け止めを適量手に取ります。クリームタイプはパール粒1個分、液状タイプは1円硬貨1個分が目安です。(製品に記載された使用量を確認する)
  • ② 両頬・額・鼻・あごの5点に置きます。
  • ③ 中指・薬指を使って顔の中心から外側に向かって塗り広げます。広い部分を塗ったら、細かい部分を塗りましょう。小鼻の周りや髪の生えぎわは、塗り残しがないようにしっかり塗るのが大切です。
  • ④ 顔全体に塗ったら同じ量を再度手に取り、重ねづけをしましょう。
  • ⑤ 適量を手に取り、首と襟足に置き、下から上に向かってなじませます。首やデコルテ・耳・耳の後ろも忘れずに塗りましょう。首や耳の後ろは年齢が現れやすい部分なので、40代・50代の方は意識して塗るようにしてください。

日焼け止めを塗り直すタイミング

塗り直しは2~3時間おきに行いましょう。ほかにも、汗をかいてタオルやハンカチで拭いたあとや、海やプールで泳いだあとは塗り直してください。水分を十分に拭き取ってから行いましょう。

 

日焼け止めの落とし方

日焼け止めは40代・50代のキレイの必需品!

日焼け止めは石けんで落ちるタイプや、クレンジングで落ちるタイプがあります。紫外線防止効果の高い製品は、クレンジングが必要です。タイプ別の落とし方や落としたあとの注意点について解説します。

タイプ別日焼け止めの落とし方

石けんで落ちるタイプと、クレンジングで落ちるタイプがあります。

石けんで落ちるタイプ

石けんで落ちるタイプは、泡立てた洗顔料をなじませ洗い流せば、日焼け止めを落とせます。ただし、日焼け止めの上からメイクをしている場合は、クレンジングを使用しましょう。汚れが残っていると、肌トラブルの原因になるため、しっかり落とすようにしてください。

クレンジングで落ちるタイプ

ウォータープルーフタイプや、SPF・PA値の高い日焼け止めは、洗顔料や石けんでは落とせないため、クレンジングを使用しましょう。肌への刺激を抑えるため、クレンジングは適量を使用するのが大事です。日焼け止めとメイクになじませて洗い流します。クレンジングオイルやクレンジングバームを使用する場合は、少量のぬるま湯で乳化させ、洗い流すのがポイントです。

日焼け止めを落としたあとのケア

日焼け止めを落としたあとは、洗顔や保湿ケアを忘れずに行いましょう。ポイントをお伝えします。

クレンジング後は必要に応じて洗顔する

クレンジング後は、基本的に石けんや洗顔料を使用して洗顔しましょう。クレンジングのみの場合、汚れが落としきれない可能性もあるためです。ダブル洗顔が不要なタイプは、肌の状態をみながら行うといいでしょう。

十分に保湿する

クレンジング後の肌は、非常に乾燥しやすい状態。化粧水や乳液、クリームを使用し十分に保湿するのが大事です。

 

40代・50代におすすめの日焼け止めの選び方

日焼け止めを選ぶ際は、SPFやPA値をチェックするのが大切です。40代・50代では、ほかにもチェックすべきポイントがあります。ポイントを参考に自分に合った製品を選びましょう。

シーンにあったSPF・PAの日焼け止めを選ぶ

日焼け止めは使うシーンによって使い分けるのがおすすめです。日常生活では使い心地で選ぶのもいいでしょう。SPF20~30、PA++~+++程度でも十分です。炎天下のレジャーではSPF・PA値の高い製品を使用してください。

お肌にうるおいをあたえるエイジングケア※成分を配合した日焼け止めを選ぶ

40代・50代の日焼け止めは、配合されている成分にも着目するのが大切です。お肌にうるおいを与えるエイジングケア※成分が配合されているかチェックしましょう。
※年齢に応じたお手入れのこと

低刺激の日焼けで止めを選ぶ

40代・50代の肌は、乾燥による肌トラブルが起こりやすい状態なので、低刺激の製品を選ぶのも1つの方法です。一般的には「紫外線吸収剤」よりも「紫外線散乱剤」の方が、刺激が少ないとされています。最近では紫外線吸収剤を使用していても、刺激を抑えられる製品も。パッケージの表記を確認したり、販売員に確認したりするといいでしょう。

トーンアップ効果のある日焼け止めを選ぶ

トーンアップ効果のある日焼け止めは、気になるシミやくすみをカバーしてくれるのでおすすめです。パールが配合されている製品は、華やかなツヤのある肌を演出してくれます。いきいきした肌印象に導けるでしょう。

 
日焼け止めの使用はお肌の美しさの基本

私たちの肌は1年中降り注ぐ紫外線により、ダメージを受けています。40代・50代は、エイジングサインの現れ方で見た目年齢が左右されます。お肌の美しさの基本は紫外線対策であるため、毎日日焼け止めを塗るのが大切。最近では、さまざまな機能を持つ日焼け止めも販売されているので、機能に着目して選ぶのもおすすめです。
自分に合った製品を使用し、ハリやツヤのある明るい肌印象を与えられるようにしましょう。

  • 北村由美

    看護師ライター北村由美

    看護師として総合病院、地域病院、訪問看護ステーション等で約30年勤務。超低出生体重児から103歳の高齢者まで看護を経験。
    自らが家族の介護を行う中「自分の知識、経験が困っている人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、ライターを開始。「読者が共感できる記事」をモットーに医療・健康分野の記事、看護師向け記事を執筆している。

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