看護師ライター北村由美
看護師として総合病院、地域病院、訪問看護ステーション等で約30年勤務。超低出生体重児から103歳の高齢者まで看護を経験。
自らが家族の介護を行う中「自分の知識、経験が困っている人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、ライターを開始。「読者が共感できる記事」をモットーに医療・健康分野の記事、看護師向け記事を執筆している。
足のむくみケアにはマッサージがおすすめです。血流の悪さはむくみにつながるため、足首から太ももにかけて撫でるようにおこなうと、血流が改善し冷え対策にもなります。むくみは放置すると悪循環を繰り返すため、毎日ケアしましょう。
お気に入りのクリームを使用し、ていねいにマッサージすると、一日の終わりにピッタリなリラックスタイムに。また、デスクワーク中心・妊娠中・高齢の方はむくみやすいため、日中も意識的におこなうとよいでしょう。
むくみとは、余分な水分が皮膚の下の皮下組織に溜まった状態をいいます。体の水分バランスが崩れると、細胞と細胞の間に水が溜まり、むくみとなって現れます。
とくに足は重力により血液が溜まりやすく、心臓から遠く血流が滞りやすいため、むくみやすい箇所です。むくみを改善するには、血流を促すポンプの役割を果たす足の筋肉を動かしたり、体を冷やさないだけでなく、体内に水分を過剰に取り込まないのが大切です。
足がむくみやすい人には以下の特徴があります。
自分に当てはまる特徴はないか確認してみてください。心当たりがある場合は、生活習慣の改善とセルフケアが大切です。
足がむくんでいると、だるさを感じたり、見た目が気になったりしますよね。むくみケアでマッサージをおこなうなら、日中は足の疲れを感じたときにおこなうといいでしょう。気分のリラックスにもつながります。
自宅では入浴後におこなうのがおすすめです。体が温まり血行がよくなっているため、マッサージの効果が高くなります。
足のむくみケアにマッサージをおこなう場合、ボディ用クリームやボディ用オイルを使用するのがおすすめ。ゴルフボールも便利なアイテムです。
ボディ用クリームを使用すると、滑りをよくし、皮膚への負担を軽減できます。保湿・保護成分が含まれており、うるおいを与えながらマッサージできるでしょう。
以下を参考に、お好みのクリームを選んでみてください。
ボディ用オイルもおすすめです。保湿成分のホホバオイルやスクワランオイルといった、植物油がベースとなっています。ボディ用オイルは、肌との相性を確認して使用するのが大事です。
以下のポイントから自分にあったアイテムを選んでみてください。
ゴルフボールはマッサージに利用できます。床や椅子に座った状態でも、足裏を刺激できるので便利です。小さくて持ち運びも可能なので、オフィスでの使用にも向いています。
足のむくみケアに効果的なマッサージをするなら、ポイントをしっかりとおさえておこないましょう。適切なマッサージの方法でおこなうのが大切です。
足のマッサージのポイントは、以下の3つです。
摩擦で肌を傷つけないように、ボディ用クリームやボディ用オイルを使用するのがおすすめです。滑りがよくなり、マッサージの圧力を調整しやすくなります。保湿成分を含む製品を選ぶといいでしょう。
マッサージの効果を高めるために、腹式呼吸を意識してください。口からゆっくり息をはき、鼻から息を吸います。息を吐くときにおなかをへこませ、息を吸うときはお腹が膨らむようなイメージで。下準備のときは、肩回しの運動を組み合わせるのがおすすめです。
むくみケアはマッサージを毎日継続すると、効果を得られやすくなります。マッサージする時間がとれないときは、お風呂の時間を利用しましょう。
椅子に座るか、床に足を伸ばして座る姿勢でおこないます。以下のステップで、左右5回ずつおこなってみてください。
足がむくみやすい人の特徴に合わせたマッサージを紹介します。心当たりがある場合はぜひ参考にしてみてください。
デスクワーク中心の仕事の人は、長時間同じ姿勢で座るため血流が滞り、むくみにつながりやすいです。1時間に1回は立ち上がる、足踏みをするなど意識しましょう。軽い運動やマッサージも効果的です。
妊娠中はホルモンバランスの影響や、運動量の低下などでむくみやすくなります。妊娠初期は不安定な時期であるため、マッサージは控えましょう。妊娠中期以降は体調をみながらおこなってみてください。おなかが大きくなると、自分でマッサージをおこなうのは難しいため、家族にサポートしてもらうとよいでしょう。体が温まっているお風呂上がりのタイミングがおすすめです。
高齢の人は、長時間同じ姿勢をとり続ける場合が多く、体全体の機能低下・筋肉量の低下などでむくみやすくなります。病気によるむくみの可能性もあるため、注意しなければなりません。マッサージはむくみのチェックもかねて、周囲の人がおこなうようにしましょう。。保湿クリームを使用し、力を入れすぎないようにするのが大切です。
足のマッサージは、基本的に足首から膝、膝から太ももにかけて流すようにおこないましょう。むくみを放置しないで、毎日ケアするのが重要です。仕事や家事の合間をみて意識的に体を動かしたり、マッサージをしたりして対策しましょう。女性は冷えやすいため、体を温める生活を心がけてください。セルフケアでいつもスッキリした足を目指しましょう。
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