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【美容師執筆】正しい髪の乾かし方。クセ毛やハネが気になる方も2つのポイントでサラサラ髪が目指せます

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2024/05/22

髪の乾かし方で大事なポイントは、「素早さ」です。ただし、早く髪を乾かしたいからとドライヤーの熱をあてすぎると、かえって髪に負担がかかります。まずは「タオルドライで水気を切る」「根元から乾かす」の2つのポイントを意識しましょう。
クセ毛やハネが気になる方も、基本の乾かし方を押さえれば、まとまりのあるサラサラ髪にグッと近づけます。パーマや髪の長さ別のアドバイスもご紹介しますので、参考にしてみてください。

 

髪の乾かし方を意識するべき3つの理由

「美容室へ行ったあとはサラサラのツヤ髪に仕上がるのに、家だとうまくいかない…」と感じた経験のある方は少なくないはず。「髪を乾かす」のはシンプルな行為なのに、どうして美容室と自宅ケアでは違いが生じるのでしょうか?
まずは、正しい方法で髪を乾かす大切さと、意識するべき理由をご紹介します。

髪の毛の流れをつくり、まとまりのあるヘアスタイルをつくれるから

髪には、「熱を与える → 冷める」の行程でクセがつく性質があります。つまり、ドライヤーの熱をうまく活用すれば、毛流れが整い、まとまりのあるヘアスタイルをつくれるわけです。
ベースがきちんとまとまっていると、スタイリングも決まりやすく長持ちしやすいのも、うれしいポイントでしょう。

誤った乾かし方は、かえって髪にダメージを与えてしまうから

ドライヤーを髪に近づけすぎたり、風や熱を与えすぎたり、「誤った乾かし方」をすると、髪にダメージが蓄積されてしまいます。
また、髪が濡れたまま放置するとキューティクルが開いた状態が続き、ダメージを受けやすくなったり、雑菌が繁殖して頭皮に悪い影響をおよぼす場合も。ドライヤーで髪を乾かす行為には、健やかな髪と頭皮を保つ、とても大切な役割があるのです。

ドライヤーは毎日おこなうヘアケアだから

基本的に、シャンプーをするたびにドライヤーを使います。ドライヤーは、まとまりのある髪をつくれる一方、ダメージを与えてしまう可能性もあるため、サラサラ髪をつくるには毎日の使い方が重要なのです。

 

【基本】ツヤ感を出す髪の乾かし方

ツヤ感のあるまとまり髪をつくるための、髪の乾かし方をご紹介します。女性はもちろん、男性でも応用できる基本の乾かし方なので、しっかり押さえておきましょう。

ステップ1.まずはしっかりタオルドライ

ドライヤーの前に、タオルで水気を切る「タオルドライ」をおこないます。髪同士を擦ってしまわないよう、指の腹を使い、頭皮を拭くイメージでタオルドライしましょう。髪の中間から毛先にかけては、タオルで挟み水気を切ります。
ドライヤーを使用する際は、「素早く乾かす」が大きなポイントです。時間がかかるほど、熱風をあてる時間が長くなるため、髪にとってはあまりよくありません。そのため、最初の段階で、できるだけ水気を取り除いておきましょう。

ステップ2.根元から乾かす 髪を立ち上げるイメージ

乾きにくい根元部分から、ドライヤーをあてていきましょう。「髪を立ち上げるイメージで乾かす」ように意識してください。毛穴からしっかりと立ち上がっている髪は、クセがなく、毛流れのそろったまとまりのある状態になります。しっかり髪をかき分けて、地肌にドライヤーの風があたるように乾かしてください。

乾かす順番は下から上が基本

髪を乾かす順番は、下から上へと進めるのが基本です。そのため、襟足から乾かし始めるのがベストです。【襟足 → 中間 → トップ】の順に乾かしてみてください。
前髪は自然に乾きやすい部分なので、なるべく早めにドライヤーをあてましょう。前髪が分かれやすいときは、根元(地肌)を擦るように動かしながら乾かしてみてください。

クセが強いところは強めに引っ張りながら

クセが強い部分も、なるべく早く乾かし始めましょう。クセ毛は濡れたまま放置するとうねりが出やすくなり、さらには髪が乾き始めるとクセが固定されてしまいます。早めに根元を立ち上げたら、毛流れに沿って強めに引っ張りながら乾かしましょう。ブラシを使ってブローするのも有効です。

ステップ3.耳より後ろ側の毛は前に向かって引っ張りながら乾かす

後ろの毛はざっくりと左右に分け、顔の前に向けて引っ張りながら乾かすと、まとまりのあるスタイルに仕上がります。髪が長い方は、下を向くようにして斜め上の方向からドライヤーをあてると乾かしやすいですよ。

ウェーブを生かしたヘアスタイルは半分ほど乾いた状態から形をつくるイメージで

パーマなどのウェーブを生かしたヘアスタイルの場合は、指に毛を巻きつけるようにして乾かしましょう。根元から中間部分にかけてしっかり乾かしたら、毛先のカールがついている部分は湿り感を残して仕上げるのがポイントです。
乾かしすぎると髪がパサパサしたり、まとまりのない印象になったりするので注意してください。

ステップ4.最後は毛流れに沿って上から風をあてる

髪が7~8割ほど乾いたら、毛流れに沿って上からドライヤーをあてていきましょう。毛流れをそろえるように、手ぐしでブローをしながらおこなうと、よりよいです。最後は冷風でキューティクルを締めてあげると、ツヤのある仕上がりになりますよ。

 

【長さ別】ヘアスタイルをつくる髪の乾かし方

髪の長さ別に、乾かし方のポイントをご紹介します。

ショートヘア

ショートヘアは、トップはふんわり、襟足はタイトに仕上がるように、メリハリをつけるイメージで乾かしましょう。トップは髪の毛を持ち上げるようにして乾かし、襟足は抑えるようにして乾かすのがポイントです。


ミディアムヘア

ミディアムヘアは、肩につく部分の髪がハネやすいため、手ぐしでブローをしながら乾かしていくのがポイントです。とくに耳後ろの髪は、顔の前方向に引っ張りながら乾かしましょう。温風→冷風にして、毛流れを固定するのも有効ですよ。


ロングヘア

ロングヘアは、乾かすのに時間がかかるため、タオルドライでいかに水分を切れるかがカギです。しっかり水分を切ったら、洗い流さないトリートメントで髪をコーティングしてから乾かしましょう。

いずれも、基本の乾かし方を応用しています。難しく考えすぎず、基本の乾かし方をイメージしながらトライしてみてください。

 

あると便利!さらに髪をキレイにしてくれるおすすめアイテム

【美容師執筆】正しい髪の乾かし方。

もっとキレイな髪を目指したい方、頑固なクセ毛に悩んでいる方に、あると便利なヘアアイテムをご紹介します。

ドライヤーは風量が強い&イオンタイプがおすすめ

ドライヤーの種類はピンキリですが、理想は美容室で使用しているようなドライヤーです。ポイントは速乾性。風量が強く、素早く髪を乾かせるタイプが最適です。
マイナスイオン機能が搭載されていると、なおよいでしょう。マイナスイオンが髪に付着して「乾かしすぎ」を防いでくれるため、プロでなくてもほどよい塩梅で髪を乾かせます。

ツヤのある髪に仕上げたいときは獣毛のブラシがおすすめ

ブラシの種類は豊富にありますが、サラツヤ髪に仕上げたいときは、豚や猪といった獣毛のブラシがぴったりです。毛が細く柔らかい方には豚毛、毛が太く硬い方には猪毛が適しています。
獣毛ブラシのなかでも、土台がソフトな素材でできているクッションブラシは、髪にツヤを与えやすいのでおすすめ。ブローにも使いやすいので、一つ持っておくと重宝するアイテムです。

ヘアケアアイテムは髪のうるおいを守ってくれるタイプをチョイス

ヘアケアアイテムも、うるおいを意識して選びましょう。髪のパサつきが気になる方は、「アミノ酸系」のシャンプーがおすすめです。「セラミド」や「ヒアルロン酸」などのうるおい成分が入っているアイテムであれば、しっとりとまとまりやすい髪に仕上がります。また、トリートメントや、洗い流さないトリートメントも積極的に取り入れると、髪のうるおいをさらに保ちやすくなるでしょう。

 
どうしても自然乾燥しなければならないときは?

旅先でドライヤーが使用できず、どうしても自然乾燥しなければならないときは、髪が早く乾く工夫や、キューティクルを守るための対策を考えましょう。
たとえば、できるだけ吸水力の高いタオルでしっかり水気を切ったり、洗い流さないトリートメントをつけて髪を保護したりするのが有効です。また、クシで髪の絡まりをほぐしてあげるのも忘れずに。
ドライヤーがなくても、いつものドライヤーを使う場合でも、髪をサラサラにするためのポイントは、「髪を素早く乾かす」です。「タオルドライでしっかり水気を切る」「根元から乾かす」の2つのポイントを意識して、キレイな髪を目指してくださいね。

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。