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湿気で髪の毛がボサボサになったときの対策はコレ!美容師が教える「手に負えない乱れ髪」の取扱説明書

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2024/07/19

湿気でボサボサになってしまった髪は、スタイリング剤を活用して対策を。ヘアオイルやバームはもちろん、ヘアスティックもトレンドです。
そもそも湿気で髪の毛が乱れるのは、毛髪内部の水分量が増えるから。ダメージ毛はとくに湿度の影響を受けやすいため、ヘアアイテムを見直して根本的にケアをするのが大切です。乱れ髪も、扱い方がわかれば怖くはありません。ジメジメした季節でも、オシャレ髪を楽しみましょう。

 

湿気で髪の毛がまとまらなくなる理由

湿気が多い日の三大厄介といえば、「ボサボサ」「うねり」「広がり」。湿気で髪の毛がまとまらなくなるのは、毛髪内部の水分量が崩れるためです。髪は、もともと水分を吸収しやすい性質があります。湿度の高い日は湿気を吸ってしまい、ボサボサに乱れたり、うねりが悪化したりするのです。
さらに厄介なのは、アンバランスに湿気を吸収するところ。同じ人の髪でも、水分を含んで膨張する部分と、さほど水分を含まず膨張しない部分があります。異なる状態の髪が入り乱れるため、余計に全体が広がって見えてしまうのです。

関連記事:湿気でうねる前髪にうんざりしている方へ。崩れにくいセット方法とお役立ちアイテムを美容師が伝授
 

湿気で髪のボサボサが悪化する4つの原因

湿気が多い時期に、ボサボサになる人とならない人がいるのは、髪と頭皮の状態が人によって異なるためです。対策を講じるために、まずは悪化する理由を知っておきましょう。

ダメージの蓄積によるキューティクルの剥がれ

ヘアカラー・パーマ・アイロン・ドライヤーの熱・紫外線など、毎日多くのダメージを受けている髪の毛。ダメージが蓄積されると、キューティクルが剥がれやすくなります。
キューティクルは、髪の毛を覆い守っている「サヤ」のようなもの。ほころびが生じると、すき間から水分が入りやすくなります。つまり、髪にダメージが蓄積されると、湿気による影響を受けやすくなるのです。

加齢に伴う毛穴の歪みとホルモンバランスの乱れ

年齢を重ねると皮膚がたるむのは、肌も頭皮も同じです。頭皮のハリがなくなると、毛穴は歪み、真っすぐに髪の毛が生えにくくなります。結果、うねりや広がりを引き起こし、まとまりのないヘアスタイルに。
加齢に伴うホルモンバランスの乱れも、ボサボサ髪を悪化させる原因の一つです。毛髪内部の水分保持力が低下し、髪のハリやツヤが失われて、全体的にパサついた印象を与えてしまいます。

 

髪の毛がボサボサになったときの対策法

湿気で髪の毛がボサボサになったときの対策はコレ!

湿気で髪の毛がボサボサになっているときは、スタイリング剤で対策しましょう。マストアイテムは、広がりを防止するヘアオイル。余分に水分を含まないように、油分でコーティングするイメージです。
とはいえ、髪の状態によっては、スタイリング剤だけではごまかしきれないときもあるでしょう。手強いボサボサ髪は、ヘアスタイリングの手順を見直してみてください。

Step1.髪の毛を十分に濡らして根元からとかす

ブラッシングやオイルをつけても髪の広がりが収まらないときは、根元からうねっている状態かもしれません。手強い広がりやクセがあるなら、霧吹きを使って根元からしっかり濡らしてみてください。十分に濡れたら、コーム(くし)で毛の流れを整えましょう。

Step2.ヘアオイルやヘアミルクをつけてから乾かす

ドライヤーで乾かす前に、ヘアオイルやヘアミルクをつけて髪をコーティングしましょう。根元につけすぎるとペタッとしてしまうので、広がりやすい中間から毛先を中心に塗布してください。
乾かすときは、根元を立ち上げるイメージでドライヤーを当てましょう。乾きにくい髪の内側や、うねりの出やすい前髪を優先して乾かすのがポイントです。根元の次は、髪を顔側にひっぱりながら乾かします。最後に冷風を当てて、キューティクルを整えましょう。

Step3.スタイリング剤をつけて整える

仕上げに、ヘアオイルやバームをつけてスタイリングをおこないます。手のひら全体にスタイリング剤を馴染ませてから、髪の内側に揉みこむようにしてつけるのがポイントです。
外側にたくさんつけると、ベタついて仕上がってしまうので要注意。髪の表面は毛先を中心に、両手で挟み込むようにして塗布してみてください。
出先でササッと髪の毛を整えたいときは、ブラシにヘアオイルがついている「ヘアスティック」が便利です。頭部から毛先に向かって馴染ませるだけで、アホ毛や浮き毛を抑えられ、まとまりのある髪に仕上がります。

 

湿気の広がりを予防するヘアケア方法

ボサボサ髪のスタイリングには、手間と時間がかかります。また、出先でスタイリングするのは難しいでしょう。
湿気による広がりを予防するには、「健康髪」をキープするのが一番です。健やかな髪を目指すための、具体的な方法を見ていきましょう。

保湿成分配合のシャンプー・トリートメントを使用する

ボサボサ髪の多くは、水分量が不足しています。毎日のヘアケアアイテムを、保湿成分配合のタイプに変えてみましょう。
また、シャンプーの洗浄成分が強すぎると、髪や頭皮の必要な油分を奪ってしまう可能性があります。髪のパサつきが気になる方は、「アミノ酸系」の洗浄成分を配合しているアイテムを選んでみてください。

<保湿成分の例>


  • ・ ヒアルロン酸
  • ・ コラーゲン
  • ・ リピジュア
  • ・ ペリセア
  • ・ グリセリン
  • ・ セラミド
  • ・ プロパンジオール

ヘアマスクをプラスして髪の毛にうるおいを届ける

加齢やダメージによって髪の乾燥が悪化している方は、ヘアマスクを取り入れてみましょう。ヘアマスクとは、髪の「パック」です。スペシャルケアとして、週に1~2回の頻度で取り入れてみてください。
シャンプーの後に、毛先を中心に髪全体に塗布するだけなので、簡単にお手入れできます。ただし、油分が多いため、頭皮に塗布しないように注意しましょう。毛穴詰まりを起こしたり、髪のボリュームがなくなったりする可能性があります。
5~10分放置したら、しっかりとすすいでください。放置中は、ホットタオルを巻いたり、ヘアキャップをつけたりすると効果がアップします。

スカルプケアアイテム&マッサージで頭皮をケアする

毛穴の汚れを取り除き、頭皮に十分な栄養を届けるのも大切です。まずは、1日1分の頭皮マッサージを習慣化してみましょう。
頭皮の乾燥が気になる方は、保湿成分の「グリセリン」「ベタイン」「DPG(ジプロピレングリコール)」が含まれているスカルプエッセンスを使用してからマッサージをすると、保湿もできて一石二鳥です。
頭皮マッサージは、「押す」「揉む」「こする」の3つの動作を組み合わせると、頭皮がよく動いて血行の流れが促進されます。

 
湿気がある日もオシャレ感をキープするには

手軽にボサボサ髪をカバーしたいときは、ヘアスタイルを一工夫するのも1つの方法です。ボリュームを生かしてざっくりとポニーテールにしたり、毛先を散らしたラフなお団子ヘアにしてみたり。もっと簡単にアレンジしたい方は、大きめのターバンでまとめてみてもよいでしょう。
美容師さんに相談してみるのもおすすめです。思い切って短くカットしたり、縮毛矯正をしたりすると、新たな自分を発見できるかもしれません。

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。