今週の限定セール

エアコンによる喉の痛み・イガイガの効果的な対策は?原因と対策をおさえ、早めに適切なケアをしよう

風邪薬・解熱鎮痛剤COLD MEDICINE
MORE
2024/07/19

エアコンで喉が痛いときは、市販薬や水分補給でケアするのが効果的です。イガイガした状態が続くと、風邪や体のだるさにつながるため、適切な対策を早めに実践しましょう。
喉が痛む原因は、冷房・暖房・ドライの使用による室内乾燥や、寝るときの口呼吸などが挙げられます。
とくに、夏と冬はエアコンの使用が増えるため、症状に悩まされがちです。不快な症状の改善方法や予防対策をよく理解し、快適に過ごしましょう。

 

エアコンで喉がイガイガ痛くなる原因

エアコンで喉が痛くなるのは、空気の乾燥だけが原因ではありません。冷房の当たりすぎやエアコン内部の汚れにより、喉が痛むケースもあります。
喉の痛みを緩和するには適切な対処が大切であるため、原因をしっかりチェックしてみましょう。

室内の空気が乾燥する

エアコンを使うと室内の空気が乾燥し、喉が痛くなりがちに。
冷房の場合、空気中の水分を取り込み、発生した結露を室外機から排出します。エアコンから放出される冷風は水分量が減っているため、室内の湿度が下がるのです。暖房の場合は、空気を暖めると室温が上昇し、相対的に湿度が低下します。
部屋の湿度は40~70%が望ましいとされていますが、エアコンを使うと40%を下回るケースも少なくありません。乾燥した空気を吸い込むと、喉の粘膜が水分不足になり、痛みや不快さを感じやすくなってしまうのです。

参照:「事務所衛生基準規則」/厚生労働省

口呼吸で喉が乾燥する

口呼吸をすると乾燥した空気が直接気管に入ってくるため、口内や喉が乾燥しやすくなります。とくに、就寝時は無意識のうちに口呼吸をしている人が多いでしょう。一晩口呼吸を続けると、寝起きに喉の痛みを感じやすくなってしまうのです。
また、口内や喉の乾燥でウイルスや細菌が付着しやすくなり、風邪をひく可能性も高まります。

冷房病(クーラー病)になる

冷房病(クーラー病)は、冷風の当たりすぎによる体の冷えや、室内外の激しい温度差によって起こる不調の1つです。冷房病の症状には、喉の痛み・頭痛・肩こり・倦怠感・手足のむくみ・発熱などがあります。
また、唾液分泌量が少なくなり、口内や喉が乾燥しやすくなることも。唾液は雑菌の繁殖を防ぐ役割も果たすので、唾液分泌量が減ると喉の痛みを感じやすくなるのです。

エアコン内部のカビやホコリを吸い込む

エアコン内部に溜まったカビやホコリを吸い込むと、喉が痛む原因になります。冷房やドライを稼働させると、エアコン内部の湿度が上昇し、カビや雑菌が繁殖しやすくなるのです。エアコンは空気中のホコリも吸い込むため、掃除をしないとカビやホコリが蓄積されていきます。カビやホコリは、エアコンから放出される風によって部屋中に拡散されるので、知らないうちに汚れた空気を吸い込んでしまうでしょう。
また、カビが原因で咳や倦怠感を伴う「夏型過敏性肺炎」を発症する可能性もあるので、注意が必要です。

 

エアコンで喉が痛くなったら、すぐにおこないたい対処法

エアコンによる喉の痛み・イガイガの効果的な対策は?

エアコンで喉が痛くなったら、早めの対処が肝心です。うがい薬や風邪薬の使用や、こまめな水分補給で、症状の緩和が期待できます。
また、喉の痛みによい食べ物を、積極的に摂取するのも効果的です。

うがい薬や風邪薬を使用する

エアコンによる喉の痛みを早めに対策するなら、市販薬の使用が有効です。
軽度の痛みには、殺菌作用があり、炎症を抑える有効成分を配合したうがい薬がおすすめ。喉スプレー・トローチ・のど飴も、喉の痛みを軽減する効果が期待できます。
痛みが強い場合は、トラネキサム酸やイブプロフェンを配合した風邪薬が効果的です。症状に合わせて市販薬を選び、喉の痛みを長期化させないようにしましょう。

こまめな水分補給を心がける

エアコンによる喉の痛みは、口内の乾燥が主な原因です。痛みを和らげるために、水やお茶で水分補給をおこない、口内や喉に潤いを与えましょう。
水分を摂取する際は、一度に大量に飲むのではなく、こまめな補給を心がけてください。また、炭酸飲料・アルコール・カフェインが含まれた飲み物は、喉に刺激を与える可能性があるので避けておきましょう。

喉の痛みによい食べ物を摂る

不快なイガイガを和らげるには、喉の痛みによい食べ物を摂取しましょう。普段の食事に、はちみつ・しょうが・ネギ・大根・ゆずなどをプラスするのがおすすめです。
極端に熱い・冷たい・辛い食べ物や飲み物は、喉の炎症部分に刺激を与えるため、避けたほうが賢明です。また、硬い食べ物は、飲み込むときに痛みを感じやすくなります。軟らかい食べ物を選んだり、いつも以上によく噛んで食べたりすると、喉への負担を軽減できるでしょう。

 

喉の痛み予防に効果的な、夏と冬の季節に合わせた対策

エアコンによる喉の痛みを対策したいなら、季節を問わずエアコンの掃除をおこない、鼻呼吸を意識するのが大切です。また、夏は冷房病の予防に努め、冬は加湿器・濡れタオルで適切な湿度を保ちましょう。
具体的な対策方法をお伝えするので、ぜひ実践してみてください。

夏・冬:エアコン内部を掃除する

喉の痛みを予防するには、エアコン内部の定期的な掃除が欠かせません。エアコンは部屋の空気を吸い込むため、内部にカビやホコリが蓄積しやすくなります。2週間ほど稼働させるだけでも、エアコン内部にはホコリが溜まってしまうのです。快適に過ごすために、エアコンを定期的に掃除し、清潔な状態を保ちましょう。

夏・冬:口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する

エアコンによる喉の痛みを防ぐには、口呼吸ではなく鼻呼吸を心がけましょう。口呼吸では、口内や喉が乾燥しやすいため、喉の痛みにつながりやすくなります。
呼吸は無意識におこなっているので、改善は容易ではありませんが、意識的に鼻呼吸をおこなえば、徐々に習慣化できるでしょう。
とくに、就寝中は呼吸を意識するのが困難のため、口呼吸防止テープを使用してみてください。マスクを着用するのも、口内や喉の乾燥を防ぐ方法として効果的です。

夏:冷房病(クーラー病)の予防を心がける

冷房病は室内外の温度差が原因で発症するため、できるだけ温度差を小さくする工夫が必要です。
冷房の設定温度は低くし過ぎず、外気温から3~4度下げる程度に留めましょう。また、冷房が効いた部屋では、ひざ掛けや羽織を使って、体が冷え過ぎないようにするのも効果的です。冷風が直接体に当たらないよう、風向きにも注意してください。
さらに、夏だからといって冷たい食べ物・飲み物を摂り過ぎないようにしましょう。温かい飲み物や、運動・入浴で体温を上昇させると、冷房病を予防できます。

冬:加湿器や濡れタオルで部屋の湿度を上げる

部屋が乾燥すると喉の痛みにつながるため、加湿器や濡れタオルで部屋の湿度を上げましょう。室内湿度は40~70%が望ましいとされており、40%を下回ると空気の乾燥を実感しはじめます。 エアコンを使用するときは、部屋の湿度を適切に維持するよう心がけましょう。

 
喉の痛みがよくならないときは医療機関に受診を

対策をおこなったり、市販薬を試してもなかなか喉の痛みが改善しないときは、医療機関を受診しましょう。長引く痛みは乾燥が原因ではなく、アレルギーといった別の病気が潜んでいる可能性もあります。
症状によっては適切な治療が必要になる場合もあるため、自己判断しないようにしてください。痛みが1週間以上続くようであれば、早めに医師の診察を受け、専門家のアドバイスを仰ぎましょう。