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【医師監修】夏風邪が長引くのは免疫機能低下と夏に多いウイルスの特徴が原因!感染しにくい体づくりとは?

消毒・殺菌
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2024/08/16

夏風邪が長引く理由は、食欲低下による栄養不足、睡眠不足による体力低下などがあげられます。子どもの場合は、大人と比べて免疫機能が不十分であるのも理由のひとつです。夏の暑さは、私たちの体に影響をもたらし、夏風邪の回復を遅らせてしまいます。
水分補給や栄養補給をおこなうのはもちろん、運動や入浴を怠らず、睡眠を十分にとるといった生活習慣を整えるのも大切です。長引かせないために、普段から免疫機能の維持を心がけましょう。

  • 成田

    監修医師成田 亜希子

    2011年医師免許取得。初期臨床研修を経て総合診療医として幅広い分野の治療に携わる。
    臨床医として勤務しながら、行政機関での勤務経験もあり地域の健康課題にアプローチした健康寿命延伸、感染症対策などの医療行政にも携わってきた。 国立保健医療科学院、結核研究所での研鑽も積む。 現在、医療法人ウェルパートナー主任医師。

 

夏風邪が長引く理由

風邪は一年を通して、誰もがかかる可能性のある病気です。風邪の原因の多くはウイルスですが季節によって原因となるウイルスが異なり、夏風邪は冬風邪より長引くケースもあります。理由は、栄養不足や睡眠不足、室内外の温度差によって免疫機能が低下しやすいため。さらに、夏の風邪を引き起こしやすいウイルスの多くが長く感染者から排出される性質なのも、原因のひとつです。

食欲低下による栄養不足

夏の暑さは食欲の低下をもたらします。喉ごしのよい食べ物や冷たい飲み物に頼りがちになり、免疫機能の維持に必要な栄養が不足するのです。さらに、冷たい食べ物や飲み物のとりすぎで、胃腸の血流低下を引き起こして消化機能を低下させます。結果、消化不良や食欲不振を招きやすくなり、体調の回復に時間がかかるのです。

睡眠不足による体力低下

暑さは、睡眠にも影響を及ぼします。寝苦しくてよく眠れない状態が続くと、免疫機能が低下し、回復が遅れてしまうのです。夏風邪を長引かせないためには、室温・湿度に気を配り、睡眠をしっかりとるのが大切です。

室内外の温度差

夏は冷房を使用する頻度が高く、屋内外の温度差によって自律神経バランスが乱れやすくなります。その結果、ウイルスとたたかう免疫機能が低下し、夏風邪が長引いてしまうのです。

夏風邪のウイルスはとどまりやすい

夏風邪を引き起こす代表的なウイルスに、エンテロウイルスがあります。エンテロウイルスは腸で増えるウイルスの総称で、多彩な症状を示すのが特徴です。感染すると体外に排出されなくなるまで時間がかかり、周囲に感染を広げてしまうことも。具体的にはエンテロウイルスに感染すると症状が回復した後でも8週間程度便とともに排出されて周囲に感染を広げる可能性が指摘されています。

夏風邪のウイルスに効く薬がない

夏風邪のほとんどはウイルスが原因で発症しますが、夏風邪に多いウイルスに効く特別な薬はありません。症状を和らげる治療が基本となります。風邪の症状に合った薬を使用し、適切に水分や栄養をとって休息するのが治療の主体です。

 

そもそも夏風邪とは

夏風邪の多くは高温多湿の環境で活発になるウイルスによる感染症です。代表的なものでは、ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜炎(プール熱)などが挙げられ、子どもを中心に流行するケースが多いのが特徴とされています。

夏風邪の原因

夏風邪の代表的なウイルスは、エンテロウイルス・コクサッキーウイルス・アデノウイルスです。子どもの、ヘルパンギーナ・手足口病・咽頭結膜熱(プール熱)を引き起こします。

夏風邪の症状

夏風邪は、「発熱」「喉の痛み」「せき」といった風邪症状に加え、ウイルスによって「下痢」「発疹」「目やに」などがみられる場合もあります。ウイルス別の症状と特徴をまとめました。

<ウイルス別の症状・特徴的な症状>

 

子どもの夏風邪が長引く理由

子どもの夏風邪が長引く理由は、成長発達段階による影響もあげられます。免疫機能が十分にできておらず、ウイルスへの抵抗力が弱いためです。

免疫が不十分

子どもの風邪が長引く理由は、ウイルスに対する免疫が十分にできていないためです。保育園や幼稚園は集団生活のため、ウイルスが感染しやすい環境といえます。風邪のウイルスは200種類以上あり、治ってもまた別のウイルスに感染すれば風邪をひいてしまうのです。

自分で判断して対処できない

小さい子どもは、状況を判断するのが難しく、自分で適切に対処できません。熱があっても安静にできず走り回ったり、自身で必要に応じて水分や栄養をとれないため、長引いてしまう場合があります。周りにいる大人が、しっかり気を配りましょう。

 

夏風邪の症状別セルフケア

夏風邪のおもな症状として、発熱・せき・喉の痛みがあります。症状がつらいときは、市販の解熱鎮痛剤または風邪薬を使用してもよいでしょう。薬の使用以外にもできる対処方法もあります。症状別にみていきますので、参考にしてみてください。

熱がある

熱が上がるのは、体がウイルスとたたかっているためです。高熱が続くと体力を消耗するため体温のコントロールにつとめましょう。氷枕や保冷剤を使用し、わきの下や太ももの付け根の、太い血管を冷やしてみてください。
ただし、寒気があるときは気を付けましょう。熱が上がり、寒気がおさまってから冷やすようにします。
脱水を防ぐために、水分はこまめに補給しましょう。

せきが出る

エアコンの冷気が刺激になるとせきが出やすくなるため、直接風に当たらないように注意してください。
こまめな水分摂取は、喉にうるおいを与えてくれるため、せきに対しても効果的です。

喉の痛み

喉の痛みは、ウイルスを排除するための免疫反応です。喉の痛みが強く現れる夏風邪のウイルスもあります。
喉ごしがよい適温の食べ物を、ゆっくり食べましょう。アルコールや辛い食べ物といった刺激物は控えてください。プリン・ゼリー・アイスクリーム・冷ましたお粥がよいでしょう。トローチや喉飴、ハチミツもおすすめです。

 

夏風邪を長引かせない!免疫機能の維持に役立つ生活習慣

夏風邪を長引かせないために、日頃から生活習慣を意識し、免疫機能の維持につとめておきましょう。水分をこまめにとり、栄養バランスのよい食事をし、入浴で体を温めるといった行動を、意識的に取り組むのが大切です。

水分をこまめに飲む

感染の予防には、こまめな水分補給が重要です。喉や鼻の奥の粘膜には、「繊毛(せんもう)」があります。繊毛はウイルスを体外に排出させる役割があり、乾燥すると繊毛の動きが鈍くなり、ウイルスが侵入しやすくなるのです。
「喉が渇いた」と感じる前に、定期的に補給しましょう。1日1.5L程度を、こまめに分けて飲んでください。

栄養バランスのよい食事をとる

栄養バランスのよい食事を心がけましょう。1食の中で、主食・主菜・副菜をそろえてみてください。
免疫機能を維持するためには、腸内環境を整えるのも大事。以下の食品は腸内環境を整えるのに役立ちます。

<腸内環境を整える食品>


  • ・ 発酵食品:ヨーグルト・納豆・みそ・漬け物・乳酸菌飲料
  • ・ オリゴ糖:大豆・たまねぎ・ゴボウ・ネギ・バナナ
  • ・ 食物繊維:きのこ類
参照:e-ヘルスネット「腸内細菌と健康」/厚生労働省

適度な運動をおこなう

運動不足は体力の低下を招き、ウイルスに感染しやすくなる場合があります。定期的な運動は、免疫機能を高めるのに効果的です。ウォーキングやランニングといった運動に、時間が取れない方も多いのではないでしょうか。まずは、会社内の移動は階段を利用する、家事はキビキビおこなうといった工夫から始めてみましょう。

入浴で体を温める

体温が下がると、免疫機能の低下につながります。夏はエアコンの使用によって冷えやすいため、注意が必要です。暑いとシャワーで済ませがちですが、湯船につかり、しっかり体を温めましょう。

十分に睡眠をとる

夏は暑さによって、睡眠不足になりがちです。厚生労働省の「睡眠指針12箇条」では、睡眠に適した環境について、「寝室・寝床内では、静かで、暗く、温度や湿度が季節に応じて適切に保たれることが大切」としています。夏は室温26~28℃、湿度は50%程度を目安にしましょう。

引用・参考:健康づくりのための睡眠指針2014
参考:働く女性の心とからだの応援サイト「働く女性にとってよい睡眠とは」/厚生労働省

エアコンの使い方に注意する

エアコンが効きすぎると、体の冷えや喉の乾燥を招き、ウイルスに感染しやすくなります。夏の室温は26~28℃がよいとされていますが、人によって体感温度は異なるため、寒いと感じない程度にするのが大事です。子どもは体温調整機能が未熟で冷えやすいので、気にかけてあげましょう。
夏のエアコン使用のポイントは以下のとおりです。

<夏のエアコン使用のポイント>


  • ・ 室温は26~28℃を目安にする
  • ・ 風向きを調整し、エアコンの風に直接当たらないようにする
  • ・ サーキュレーターや扇風機と併用する
  • ・ 湿度が高くなるときは、除湿(ドライ)機能を使用する
  • ・ 適切な室温でも寒いときは、上着を羽織る
  • ・ 会社など空調を調整できない場所では、腹巻き・膝掛け・レッグウォーマーを使用し寒さ対策をする
 
夏風邪には、正しい生活習慣と感染予防が大切

夏風邪を長引かせないためには、正しい生活習慣で免疫力を高めておくのが大切です。風邪をひいてしまっても、早めに回復できるでしょう。つらい症状には、市販の風邪薬を使うのも手です。予防のためにうがい・手洗い・換気をこまめにおこないましょう。
また、夏風邪は下痢を伴う場合もあります。ウイルスを体外に排出させるための反応であり、下痢止めを使用しない方がよいときもあるため、注意が必要です。
「食事や水分がとれない」「ぐったりしている」「呼吸が速く顔色が悪い」といった症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。

 
監修医師からのアドバイス

夏も手洗いや消毒など基本的な感染対策を行い、免疫機能を維持するためのケアを心がけましょう。
夏は酷暑などでストレスを感じやすい季節でもあります。ストレスは免疫機能の低下を引き起こすことが報告されており、自律神経バランスの乱れを引き起こしてさまざまな不調の原因になることも少なくありません。
暑い季節でも快適に過ごせるような環境作りも大切です。空調、寝具、服装、日中の暑さ対策グッズなどを見直してみましょう。