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お風呂掃除の基本のやり方がわかる!汚れに適した洗剤と便利グッズで初心者でも簡単ピカピカに

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2024/11/13

お風呂掃除の基本的なやり方や手順をマスターするには、適切な洗剤を選ぶための理解度が重要です。重曹やクエン酸は、洗浄力がマイルドなので日常使いに適しています。一方で、強力な塩素系漂白剤は常用すると素材を傷めてしまうため、頑固な汚れだけに使用しましょう。お風呂の換気扇の掃除方法の章では、賃貸に多い"外せないタイプ"についても触れています。浴室中をピカピカにして、快適な入浴タイムを楽しんでくださいね。

 

お風呂掃除に必要な道具・洗剤とおすすめグッズ

お風呂を徹底的にキレイにするには、スポンジと洗剤だけでは不十分です。バイ菌や肌荒れから身を守るための安全面も考慮して掃除しましょう。汚れの種類に応じて洗剤や掃除グッズを使い分ければ、効率よくキレイにできますよ。

お風呂掃除に必要な道具

お風呂掃除をする際に必要な道具を紹介します。使い古したTシャツや歯ブラシも掃除グッズとして役立つため、上手に活用しましょう。

<お風呂掃除に必要な道具とポイント>
お風呂掃除に必要な道具とポイント

お風呂掃除に使用する洗剤と適した汚れの種類

お風呂掃除の洗剤は、基本的には浴室用の中性洗剤を使いましょう。強力な洗剤ばかりを常用していると素材を傷めてしまいます。塩素系漂白剤(カビ取り剤)は、強力なので頑固な汚れにだけ使うのがポイントです。クエン酸や重曹は、洗浄力が緩やかなので、普段使いに適しています。

<お風呂掃除に使用する洗剤と適した汚れの種類>
お風呂掃除に使用する洗剤と適した汚れの種類

おすすめ掃除グッズ

掃除しにくい壁や天井は、便利さだけでなく液だれや湿気対策も大切です。また、強力な塩素系漂白剤は使用上の注意点があるため、保護アイテムも欠かせません。お風呂掃除をより手軽で安全に行うために、あると便利な掃除グッズもチェックしておきましょう。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジは、天井掃除に便利です。スプレータイプの洗剤を天井にかけると洗剤が垂れてしまいますが、濡らしてから固く絞ったメラミンスポンジを使えば、液だれしません。

風呂用ワイパー(スクイジー)

風呂用ワイパー(スクイジー)は、壁や天井・鏡の水滴を取るために使います。浴室の乾燥機能を使えば湿気を軽減できますが、水道水に含まれるミネラル分が残るため水垢が発生してしまうのです。風呂用ワイパーは、布巾よりも一度に広範囲の水滴を取り除けて時短になります。

フロアワイパー・ドライシート

フロアワイパーやドライシートは、手が届かない天井の掃除に便利です。洗剤を使う際は、液だれを防ぐために、直接天井にかけるのではなく、ドライシートにつけてから使用しましょう。

マスク・保護メガネ

強力な塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使用する際は、マスクや保護メガネがあると安全です。塩素系漂白剤は、クエン酸と混ぜると有毒ガスを発生するので、絶対に同時に使わないようにしましょう。

 

お風呂全体の掃除のやり方

大掃除でお風呂全体を掃除する際は、「上から下」の順に掃除すると効率よく掃除できます。まずは、天井・壁・床の掃除手順を確認しましょう。

お風呂の天井の掃除方法

お風呂の天井は、シャワーで飛び散った皮脂汚れや石鹸カスが付着しており、放置しておくとカビの原因になります。カビの胞子が天井から落ちると、浴室全体に拡がったり、体内に吸い込んで健康に悪影響をおよぼすリスクも。家族の健康を守るためにも、しっかり掃除しましょう。
また、天井に洗剤をかけると、液だれして衣服や身体を汚してしまう恐れがあるので、汚れてもよい服装で行う工夫も必要です。

<お風呂の天井の掃除手順>


  • 1.換気扇を回す。
  • 2.天井の水気を拭いてから塩素系漂白剤(カビ取り剤)を塗り、10~15分ほど放置する。
  • 3.シャワーで洗剤を洗い流す。
  • 4.水気を拭き取る。
  • ※手が届かない場合は、フロアワイパーにドライシートを取り付けて行うと便利です。

お風呂の壁の掃除方法

お風呂の壁は、シャワーで飛び散ったシャンプーや皮脂・水垢・石鹸カスなどがこびりついています。とくに腰より下の壁は汚れがたまりやすく、シャワーだけでは落としにくいので、適切な掃除方法を確認しておきましょう。

<壁の掃除手順>


  • 1.壁に浴室用中性洗剤をかけて、上から下の順でスポンジでこする。腰から下は汚れが付きやすいので、念入りに行う。
  • 2.シャワーで洗い流す。
  • ※カビが気になるときは、1の前に下記のカビ取りをする。

<壁のカビ取り手順>


  • 1.壁の水気を拭き取ってから、塩素系漂白剤(カビ取り剤)を塗り、黒カビの場所にキッチンペーパーかラップを貼りつけて30分ほど放置する。
  • 2.シャワーで洗剤を洗い流す。

お風呂の床の掃除方法

お風呂の床は、皮脂汚れや石鹸カスが付きやすく、放置しておくとカビが発生します。皮脂汚れや石鹸カスは酸性なので、浴室用中性洗剤で落ちなければアルカリ性の洗剤や重曹を使うのがおすすめです。
排水口の掃除方法については、下記の記事を参考にしてください。

関連コラム:お風呂の排水口掃除「方法と手順」はこれで完璧!見てみぬふりをしていたドロドロ汚れ・嫌な臭いとお別れを

<浴室の床の掃除手順>


  • 1.浴室用アルカリ性洗剤を床全体にまんべんなくかける。
  • 2.1の上に重曹50~100gを全体的に振りかける。
  • 3.スポンジでこすり洗いする。
  • 4.シャワーでしっかりと洗い流す。

浴槽の掃除方法

浴槽は、湯垢(皮脂や石鹸カスなどが付着した酸性の汚れ)が溜まりやすい場所です。掃除頻度が多いので、洗浄力がマイルドな浴室用中性洗剤でも簡単にキレイになります。

<浴槽の掃除手順>


  • 1.浴室用中性洗剤をスポンジにつけて浴槽をこすり洗いする。
  • 2.シャワーでしっかりと洗い流す。
 

お風呂掃除で忘れがちな場所の掃除のやり方

お風呂を大掃除する際は、普段は掃除しない場所もキレイにしておきたいですよね。鏡やシャワー・蛇口・換気扇の掃除方法は下記のとおりです。

鏡・シャワー・蛇口の掃除方法

鏡やシャワー・蛇口は、水垢が溜まりやすい場所です。水垢の正体は、水道水に含まれるミネラルが蓄積して固まった汚れなので、簡単には落とせません。

<鏡・シャワーの周辺・蛇口の掃除手順>


  • 1.日常的な掃除では、浴室用中性洗剤をスポンジにつけてこすり洗いする。
  • 2.シャワーでしっかりと洗い流す。

  • 【頑固な水垢の掃除手順】
  • 1.弱酸性の洗剤(クエン酸水)を水垢が気になる場所にスプレーして、スポンジでのばす。
  • 2.1にラップを貼り付けて、15~30分ほど放置する。
  • 3.ラップを外してスポンジでこすり、洗い流す。

お風呂の換気扇の掃除方法

お風呂の換気扇は、取り外しできるタイプが多いですが、賃貸では取り外しできないタイプもあります。両方の掃除手順を紹介するので、タイプに合わせて参考にしてみてください。

<取り外しできる換気扇の掃除手順>


  • 1.換気扇の電源を切る。
  • 2.換気扇カバー(化粧パネル)とファンを取り外す。
  • 3.2を濡らし、浴室用中性洗剤をつけたスポンジで洗う。細かな部分は使い古した歯ブラシを使うのがおすすめ。
  • 4.シャワーでしっかりと洗い流す。
  • 5.4を完全に乾かしてから取り付ける。
  • 5.4を完全に乾かしてから取り付ける。
  • ※濡れた状態で取り付けるとカビや故障の原因になるため要注意。        

<取り外しできない換気扇の掃除手順>


  • 1.換気扇の電源を切る。
  • 2.換気扇からカバー(化粧パネル)を取り外す。
  • 3.2を濡らし、浴室用中性洗剤をつけたスポンジで洗う。細かな部分は使い古した歯ブラシを使うのがおすすめ。
  • 4.シャワーでしっかりと洗い流す。
  • 5.ファンのホコリを掃除機で吸い取る。
  • 5.ファンのホコリを掃除機で吸い取る。
  • 6.使い古したタオルや柔らかい布に中性洗剤を染み込ませて、ファンの汚れを拭き取る。
  • 7.3を完全に乾かしてから取り付ける。
  • ※濡れた状態で取り付けるとカビや故障の原因になるため要注意。
 

お風呂掃除の頻度目安

お風呂は場所によって汚れがつく頻度が異なるため、掃除の頻度目安を知りスケジュールを立てておくとよいでしょう。

<お風呂の掃除頻度の目安>


  • ・毎日:浴槽、壁や鏡の水切り、排水口のゴミ捨て
  • ・月に1回:天井、壁、鏡、排水口
  • ・6カ月に1回:換気扇
 

お風呂場に掃除道具を置きたくないときの工夫

掃除道具をお風呂場に置いておくと、湿気で劣化したり、見た目が気になったりしますよね。お風呂に掃除道具を置きたくないなら、お風呂場近くの洗面台や洗濯機付近にまとめて収納すると持ち運びしやすくて便利です。
100円ショップのボックスや棚を使うと収納力がアップします。カビや劣化予防のために、しっかり乾燥させてからしまいましょう。

 

日々の工夫でお風呂をキレイに保つコツ

お風呂掃除の基本のやり方がわかる!

入浴後にちょっとしたひと手間をかけるだけで、水垢やカビを防いで、日々の掃除が断然ラクになります。換気の徹底はもちろん、水滴を残さないのも大切です。

換気を徹底する

浴室内に湿気があるとカビの原因になるため、入浴後は必ず換気扇を回して湿気を逃がしましょう。窓がある浴室は、窓を開けて風通しをよくするのも効果的です。

入浴後に水滴を残さない

入浴後は、壁や鏡についた水気を布巾や水切りワイパーで取り除きましょう。水道水の中には、ミネラルが含まれており、水分が蒸発すると水垢として姿を現わします。
とくに鏡につく水垢は頑固です。鏡を覆うガラスにはシリカというミネラルが含まれており、水道水に含まれるシリカが強く結びつくため、なかなか落とせません。
浴室内の水気が蒸発する前に、しっかり取り除いて水垢を防ぎましょう。

60℃の熱湯でシャワーをする

カビが気になる場所には、週に1回を目安に60℃の熱湯シャワーを5秒ほどかけましょう。カビは50℃以上の熱に数秒さらされると死滅するため、カビを予防できます。内部までカビが伸びていそうであれば、20秒ほど熱湯をかけるとよいでしょう。

 
お風呂掃除は健康のためにも大切

毎日快適な空間で入浴を楽しむには、日常的なケアと定期的な徹底掃除が大切です。カビが生えている状態で入浴すると、体内にカビの胞子を吸い込んだり、傷口から侵入して、感染を引き起こすケースもあります。最悪の場合、命を落としてしまう危険性があるので、お風呂のキレイは健康づくりにもしっかり貢献しているのです。
大掃除シーズンには、鏡周辺の頑固な水垢や換気扇といった普段見過ごしがちな場所も念入りに掃除して、ピカピカにしましょう。

  • 高村 恵美

    管理栄養士ライター高村恵美

    12年間管理栄養士として病院などに勤務。家族にいつでも"おかえり"が言えるようライターへ転身後は、忙しいひと・働くひとに寄り添うレシピの提供や、健康コラムを数多く執筆。
    自分も同じ立場だからこそ「仕事と家庭の両立に悩む女性を応援したい」気持ちが高まり、悩めるママに向けたコラム執筆も行っている。