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お風呂の排水口掃除「方法と手順」はこれで完璧!見てみぬふりをしていたドロドロ汚れ・嫌な臭いとお別れを

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2024/11/15

目を背けたくなるお風呂の排水口汚れをどうにかしたい方へ。ピカピカの状態を保つために、週に2~3回簡単な掃除をおこないましょう。月2回程度は排水トラップを外し、しっかり洗浄できるなら、なおよし!掃除を楽にするコツは、悩みに合わせた洗剤・道具選びとこまめなお手入れです。便利アイテムも活用すれば、より楽になります。ポイントを押さえて、ドロドロ汚れと嫌な臭い、面倒な大掃除とお別れしましょう。

 

【基本】お風呂場の排水口を掃除する方法

洗い場の排水口は、大きく「排水トラップタイプ」「封水筒タイプ」の2つに分けられます。排水トラップタイプは、上から、フタ → 目皿 → 受け皿(ヘアキャッチャー) → 排水トラップの作りです。一方、封水筒タイプは、上から、フタ → ヘアキャッチャー → 封水筒 → パッキンの作りになっています。
構造は違いますが「分解」して掃除する考え方は同じです。それぞれの分解方法は、下の表を参照してください。分解したら、ゴミを取り除いたり洗剤を付けたりして掃除します。
また、浴槽の排水口も同じように掃除するのが基本です。排水栓タイプは排水栓を引き抜き、ゴム栓タイプは排水口に取り付けられているフィルターを取り出して洗いましょう。

洗い場の排水口
 

【原因別】排水口の掃除に適した洗剤・道具の使い方

お風呂の汚れとひと口にいっても、髪の毛や皮脂・石鹸カス・カビなど、さまざまな汚れがあり、しっかりと落とすには、汚れやトラブルに応じた洗剤や道具の選定が重要になってきます。

比較的軽い汚れは中性洗剤を使用して掃除

軽く落とせる程度の汚れは、中性洗剤で掃除しましょう。中性洗剤は酸性やアルカリ性の洗剤と違い、ほかの洗剤と混ざっても有毒ガスを発生しません。
肌への刺激も少ないため、肌荒れが心配な方にも適しています。また、浴室や浴槽の材質を選ばずに使えるのもメリットです。

石鹸カスや皮脂汚れはクエン酸や重曹を活用

石鹸カスや水垢はアルカリ性の汚れのため、酸性の洗剤を使うのが効果的です。
一方、皮脂汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が適しています。ただし、両者を合わせると有害ガスが発生するため、基本的には併用できません。
そこで便利なのが、クエン酸と重曹です。クエン酸は酸性、重曹はアルカリ性のため、混ぜて使うと効率よく排水口の汚れを落とせます。
ただし、こびりついた汚れには、効果が薄い点は留意しておきましょう。

<クエン酸と重曹の使い方>


  • (1)排水口を分解し、汚れを取り除く
  • (2)重曹100gとクエン酸50gをふりかけ、少量ずつお湯をかけて発泡させる
  • (3)30~60分ほど放置した後、擦り洗いをする
  • (4)しっかりと洗い流す

ヌメリや黒い汚れは塩素系洗剤を使用して除去

排水口のヌメリや黒い汚れは、カビや雑菌が繁殖しているサインです。漂白・除菌効果がある塩素系洗剤で、除去しましょう。排水口の掃除には、スプレータイプの塩素系洗剤が便利です。水気を拭き取ってから、汚れの気になる箇所にスプレーしてください。
塩素系洗剤には強力な洗浄作用がある一方、取り扱いには注意が必要です。使用するときは換気を十分におこない、ゴム手袋を着用しましょう。また、塩素系洗剤は酸性洗剤を混ぜると有毒ガスが発生する危険があるため、併用しないようにしてください。

排水口の詰まりにはラバーカップやパイプクリーナー

排水口の詰まりには、ラバーカップやパイプクリーナーが活躍します。詰まりの原因が異物であれば、ラバーカップ。髪の毛や汚れの場合は、パイプクリーナーを使いましょう。
ラバーカップは、排水口に密着させて上下に動かし、詰まりの原因となっている異物を吸い出す道具です。トイレの「すっぽん」といえば、なじみ深いのではないでしょうか。上手くできないときは、ラバーカップの先端が浸る程度水を張っておこなってみてください。
パイプクリーナーは、排水口に流し入れて詰まりを溶解させる薬剤です。使用する際は換気を十分におこない、使用方法を守りましょう。
ラバーカップやパイプクリーナーを使用しても詰まりが解消されない場合は、無理に詰まりを解消しようとせず、専門業者への依頼を検討しましょう。

 

お風呂の排水口を掃除する適切な頻度

お風呂の排水口掃除「方法と手順」はこれで完璧!

排水口の掃除は、週に2~3回を目安におこないましょう。ただし、毎回パーツを分解する必要はありません。溜まった髪の毛を取り除いたり、受け皿の汚れを軽く落としたりするだけでも十分です。月に2回程度しっかり掃除をすれば、清潔な状態を保てます。
とはいえ、お風呂を使う頻度によって、掃除の頻度も異なるもの。目安はご家庭によって異なりますので、回数が決まっていない場合は状態をこまめにチェックするところから始めてみましょう。

 

排水口の汚れを放置すると起こり得るリスク

排水口の掃除を怠ると、悪臭がしたり水詰まりが起きたりする可能性があります。
悪臭の原因の一つが、排水トラップの汚れです。排水トラップには、下水道からの悪臭や害虫の侵入を防ぐために、常に水が溜められています。しかし、トラップ内にゴミや糸くずが溜まると、水を吸収してしまうケースがあるのです。また、排水トラップ自体が汚れていると、受け皿で受け止めきれなかった異物が溜まり、細菌が繁殖して悪臭を放つ場合もあります。
さらに注意したいのは、水詰まりです。浴槽と洗い場の排水管はつながっているため、どちらかに汚れが溜まり水の流れが悪くなると、排水管が詰まって汚水が逆流してくる恐れがあります。

 

排水口掃除にかかる負担を減らすための対策法

キッチン・リビング・トイレ・子ども部屋。どこでも同じですが、掃除を楽にするには「汚さない」ようにするのが大切です。次の掃除の手間を考えて、毎日のひと手間を意識してみてください。

排水口のゴミはこまめに捨てる

排水口に溜まったゴミを放置すると雑菌が繁殖し、悪臭の原因となります。とくに、髪の毛は石鹸カスを溜め込む原因のため、できるだけこまめに捨てるのがベストです。
排水口の汚れは、軽度なら比較的簡単に落とせます。ゴミを取ったら、排水口付近を水でよく流し、汚れを溜めないようにしましょう。

パイプクリーナーを定期的に利用する

パイプクリーナーは、排水管の内部に溜まった汚れを落としたり、詰まりを予防したりするのに効果的です。製品に回数の目安が記載されているため、確認してみてください。
使用するときは換気をおこない、製品に記載されている時間を守って使用します。使用後は十分なお湯で洗い流しましょう。熱湯で洗い流すと有害な塩素ガスを発生する恐れがあるため、注意してください。

排水口用のゴミガードを活用する

市販されている排水口用のゴミガードを活用するのも、排水口掃除の負担を減らす効果的な方法です。手を汚さずにゴミを捨てられるだけでなく、細かいゴミが奥に流れ込むのを防いでくれます。
排水口ネットやフィルターは100円ショップにも売っていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

お風呂の排水口を掃除するときの注意点

パイプクリーナーは使い方を誤ると、思わぬ事故につながる可能性もあります。使い慣れた洗剤でも過信せず、いまいちど注意点を押さえておきましょう。

お風呂の排水口を掃除するときの注意点
 
排水口を掃除しても臭いが消えないときは業者に相談を

「しつこい臭いが取れない」「水の流れが悪い」「水が逆流してくる」。念入りに掃除しても改善されない場合は、排水管自体に問題が潜んでいるサインかもしれません。自分で何とかしようとせず、専門の業者に相談してみましょう。
自分では手の届かない水道管内部の高圧洗浄ができるだけでなく、思わぬ欠陥が見つかったりする可能性もあります。定期的なクリーニングは、詰まりや水漏れなどのトラブルの予防にも効果的です。

  • 中村里歩

    美容×健康ライター中村里歩

    元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
    モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。