トイレ掃除に必要な道具と洗剤
まずは、トイレ掃除に必要な基本の道具と洗剤を揃えましょう。とくに洗剤選びは大切です。軽い汚れには中性洗剤1つでもキレイになりますが、頑固な汚れには適したアイテムが必要になります。
ゴム手袋
手荒れや衛生面を考慮して、掃除中はゴム手袋を着用しましょう。手に傷があると感染症のリスクが高くなるので、健康を守るためにも大切です。
トイレブラシ
便器内をしっかりこすり落とすために必要です。便器内だけでなく、ふちの裏側までしっかりこすれるように、先が曲がったタイプといった工夫がなされた形状を選ぶとよいでしょう。雑菌の繁殖を避けたい方は、衛生面に優れた使い捨てタイプがおすすめです。
使い古した歯ブラシ・掃除用ブラシ・スポンジ
使い古した歯ブラシや掃除用ブラシ・スポンジは、トイレ掃除で細かい部分の汚れを落とすために役立ちます。道具の硬さや柔らかさを、汚れに応じて使い分けてもよいでしょう。
お掃除シート
トイレは雑菌が気になる場所なので、除菌効果がある製品を選びましょう。ウエットティッシュやコンビニのおしぼりでも代用できます。
中性洗剤
トイレの軽い汚れ全般を落とすのに適しています。素材を傷めにくいため、日常使いしやすい洗剤です。
クエン酸スプレー(酸性洗剤)
尿石や水あかといった、アルカリ性の汚れを効果的に落とすのに適しています。クエン酸は人体に無害な物質で、食品添加物や医薬品でも使用されており、安全で環境にも優しいアイテムです。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、弱アルカリ性で環境に優しく、日常的な掃除や軽い汚れの除去に適しています。独特の香りが少なく、トイレといったニオイの気になる場所でも使いやすいアイテムです。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は、強いアルカリ性で強力な除菌・漂白効果があり、黒ずみやカビといった頑固な汚れをしっかり落とします。
トイレ掃除のやり方は「上から下」が基本
トイレ掃除は、上から下に向けて「便器(トイレ本体)→壁→床」に進めるのが基本です。
便器周りや床には、尿の飛沫が付着しやすく雑菌が繁殖しやすいため、下から掃除を始めると、雑菌を広げてしまう可能性があります。トイレを安心して使用するためにも、順番を意識して掃除しましょう。
トイレ掃除の頻度目安とやり方
トイレは、毎日掃除するのが理想的です。しかし、忙しい日々で後回しになる方が多いのではないでしょうか。目に付く汚れはすぐに掃除するように心がけ、週に1回は下記の手順でしっかりと掃除する習慣をつけましょう。
手順1:便器(トイレ本体)
便器は、お掃除シートやトイレブラシを使用して、上から下(タンク→便座→便器内→便器の外)の手順で掃除します。
尿石や水あかはアルカリ性なので、酸性のクエン酸が適しています。一方、頑固な黒ずみ(カビ)は酸性であるため、アルカリ性の洗剤や強力な塩素系漂白剤を使用するのがコツです。
やり方
- ① お掃除シートでタンクを拭く。雑菌が繁殖しやすいレバーやシンクも忘れずに
- ② 便座の表裏も拭く
- ③ 便器内の汚れに応じた洗剤をつけて、トイレブラシでこする。便器のフチの裏側は、とくに汚れがこびりつきやすいため重点的に行う
- ④ 便器の側面や下部も拭いて、使用したシートはゴミ袋に捨てる
手順2:壁
トイレの壁は、毎回全面を拭く必要はありません。汚れが気になる部分を重点的に行いましょう。男性が使用すると、壁の広範囲に尿の飛沫が付着している可能性があります。放置すると、雑菌が繁殖して悪臭を放つため定期的に拭いて除菌しましょう。
やり方
- ① お掃除シートで壁を拭く
- ② 便器の両脇にある壁は、汚れやすい腰の高さまでを重点的に行う
手順3:床
床の汚れは、トイレブラシと同等といわれています。放置すると、尿の飛沫とホコリが合わさり、雑菌が繁殖して悪臭を放つため、しっかりと掃除しましょう。
やり方
- ① お掃除シートでトイレの床を拭く
- ② 床と便器のつなぎ目は、汚れが溜まりやすいため、重点的に行う
温水洗浄便座があるトイレはノズル掃除も
温水洗浄便座があるトイレは、お尻を清潔に保つために便利ですが、ノズルが汚れていては台無しです。雑菌が繁殖していると細菌感染のリスクが高くなります。
また、温水洗浄便座に付いている掃除機能は補助的で、水が当たらない箇所や、こびりついた汚れは落とせません。健康のためにも、週に1度は掃除して清潔を保ちましょう。
やり方
- ① 掃除機能ボタンがあれば、ボタンを押す。ボタンがなければ、ノズルの先端を引き出す
- ② 使い古した歯ブラシに中性洗剤をつけて汚れを落とし、水で流す
大掃除で外せないトイレ掃除のやり方
トイレの快適空間を保つには、普段手が届かない部分の掃除も重要です。とくに、換気扇や便器に付いている脱臭フィルター・タンクの内側は忘れがちなので、大掃除の時に慌てないよう、掃除方法を確認しておきましょう。
換気扇
換気扇は、排泄物から発生するアンモニア臭を排出したり、湿気を逃がしてカビを予防する役割があります。換気扇が汚れていると、換気効率が低下して悪臭やカビが発生しやすくなるため、大掃除の際には欠かさずキレイに掃除しましょう。
取り外し方は製品により異なるので、取り扱い説明書をご確認ください。
やり方
- ① 感電やケガ予防のために、換気扇の電源を切る
- ② 換気扇カバー表面についたホコリを掃除機で吸い取る
- ③ 換気扇カバーを取り外してお掃除シートで拭く。または、中性洗剤と使い古した歯ブラシやスポンジに中性洗剤をつけて汚れを落とす
- ④ 換気扇内部にあるファンを取り外し、③と同様に掃除する
- ⑤ 換気扇の内部(本体)は、水がかかると故障の原因になるため、濡らさないようにして掃除機か掃除用ブラシを使用してホコリを取り除く
- ⑥ 各パーツを空拭きや陰干しをして乾燥させてから、元通りに取り付ける
脱臭フィルター
最近は、脱臭フィルターが付いている便器が多く流通しています。脱臭フィルターにホコリが詰まると効果が低下するため、月に1回を目安に掃除するのが理想的です。
脱臭フィルターは、取り外して掃除するタイプと、引き出して掃除するタイプがあります。一般的な、取り外して掃除するタイプの掃除手順をお伝えします。
やり方
- ① 電源プラグを抜く
- ② つまみをつかんで外側に引き出し、脱臭フィルターを取り外す
- ③ 使い古した歯ブラシやスポンジに中性洗剤をつけて、汚れを落とす
- ④ 脱臭フィルターを取り付けて、電源プラグを差し込む
トイレタンクの内部
トイレタンク内は目に見えないため油断しがちですが、湿気が多く、カビが生えやすい所です。放置しておくとカビの胞子が便器内にも流れるので、便器や空気中にも飛散し、トイレ中にカビが生えやすくなります。
健康への悪影響を防ぐためにも、大掃除はもちろん1~3カ月に1回はしっかり掃除しましょう。
やり方
- ① タンクにつながる止水栓を閉める
- ② レバーを動かして水を流し、タンク内を空にする
- ③ バケツに粉末タイプの酸素系漂白剤大さじ1程度を入れ、40~60度のお湯に溶かしてトイレタンクに流す
- ④ タンクのふたを拭いてから元に戻す
- ⑤ 2時間ほど放置してから、止水栓を開けてたっぷりと水を流す
トイレを汚れにくくする工夫とやり方
トイレの汚れを未然に防げば、定期的な掃除がグンッと楽になります。流す時はふたを閉めるといった今すぐできる方法から、換気扇フィルターを使うといった簡単なアイデアもあるため、日常的に意識していきましょう。
トイレのふたを閉める
用を済ませた後は、水を流す前にトイレのふたを閉めましょう。便器には常に水が溜まっており、ふたを開けたままにしておくと水が蒸発して空気中に広がり、湿度が上がります。
換気も重要ですが、ふたを閉めるだけで湿気や雑菌の飛散予防になるため、「便座から立ったらふたを閉める」を心がけましょう。
漂白剤を活用する
トイレタンクにタブレット型の漂白剤入り洗浄剤や粉末の酸素系漂白剤を入れておくと、水あかやカビ・黄ばみを防げます。便器内汚れも防止できるため一石二鳥です。
便器の汚れ防止が目的であれば、便器内にスタンプ型の漂白剤入り洗剤を押しておく方法もよいでしょう。
肌にふれる部分をサッと拭く
便座やふたといった肌がふれる部分は、掃除シートで拭いておきましょう。尿・水あか・カビが付くため、こまめな掃除で汚れや健康リスクを予防できます。
換気扇フィルターを取り付ける
換気扇フィルターを使用すれば、換気扇内部へのホコリの侵入を予防できます。ホコリが溜まっても、掃除はフィルターを外すだけなので簡単です。
ただし、長期間交換せずに放置していると換気効率が低下するため、定期的に交換しましょう。
掃除機を使う際の注意点
トイレ掃除の際に、はじめに掃除機をかけている方はいませんか?先にお伝えしたとおり、トイレの床掃除は最後です。
床は、想像以上に尿の飛沫や汚れが溜まりやすいため、はじめに掃除機を使用すると掃除機本体に雑菌が付着してしまいます。菌が付着した状態の掃除機で他の場所を掃除すると、家中に雑菌を広げてしまう可能性も。
お掃除シートで拭いて除菌を済ませてから、仕上げに掃除機をかけましょう。
見えない部分もピカピカにして快適空間と健康を守ろう
トイレは、目に見える汚れだけでなく、タンク内や換気扇・温水洗浄便座のノズルといった見逃しがちな箇所もカビや雑菌の温床になります。
カビを吸い込むと、呼吸器系のアレルギーや肺炎を引き起こし、免疫が低下していると死に至る危険性もあるので要注意です。
汚れていたり、湿気が70%以上あったりするとカビは増殖しやすいため、定期的なトイレ掃除で快適空間と家族の健康を守りましょう。
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