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生理中の冷えにカイロのすすめ。女性の心身をあたためるべき理由と、つらい期間を乗り越える方法

温熱・冷却HEAT&COOL
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2024/12/20

生理中のひどい冷えには、カイロを活用してみてください。女性の体はホルモンの関係上、冷えやすくなっています。冷房や冷たい飲み物など、街中には体を冷やす要素が絶えません。お腹や下半身にぺたっと貼って、服の下でこっそり対策してみてください。工夫すれば、あたたかさを敬遠しがちな暑い夏にも活躍します。つらいときに貼るとよい場所をチェックしてみましょう。

 

生理中に冷えがひどいのはなぜ?

生理中に体が冷えやすいのは、生理前と比べて体温がグッと下がるためです。生理前の2週間は「高温期」と呼ばれ、女性ホルモンの関係から、普段より体温が高いと感じるでしょう。生理期間にいざ入ると「低温期」に突入し、高い体温は徐々に下がっていきます。子宮内膜が剥がれるにつれて、冷えを感じやすくなると考えられているのです。

巷にあふれる冷え要素にご用心

「冷える」「寒い」と感じるだけでなく、冷えは女性の体にさらなるトラブルを招きかねません。近年、巷には体を冷やす誘惑がたくさんあります。たとえば、キンキンに冷房の効いたオフィス、内臓に負担をかける冷たい食べ物や飲み物、肩やお腹が出るトレンドファッションなど。さらなる体のトラブルを防ぐためにも、適切な冷え対策が欠かせません。

 

生理中の冷えにカイロがおすすめの理由

生理中の冷えにカイロがよい理由は、ずばり冷えた体にあたたかさが得られるためです。とくに貼るタイプのカイロなら、ぺたっと貼っておくだけで使えます。両手が塞がらないので、煩わしさもありません。

生理中のあたためは心晴れやかに過ごすコツ

そもそも生理中の体は冷えやすいため、あたたかさをキープする必要があります。体をあたためておくと、筋肉の緊張が和らいで、自然と力を抜きやすくなるでしょう。ほんのりとしたあたたかさによってくつろげるので生理期間を心晴れやかに過ごせます。

寝るときのカイロは低温やけどに注意

寝るときに貼るカイロを使用するのはおすすめできません。長時間同じところをあたためてしまい、低温やけどにつながってしまうためです。就寝中はとっさの異変に気付けません。布団の中は高温になりやすく、カイロがあたたまりすぎる危険性もあります。寝るときにカイロを使いたい方は、「就寝中に使える」と記載された温熱シートを検討しましょう。

 

生理中のカイロはどこに貼るべき?

生理中にカイロを貼るときに覚えておきたいのが、「ツボ」の位置です。「どこに貼ればいいのか全然わからない」方は、ぜひ参考にして貼ってみてください。

【お腹】は関元(かんげん)

お腹に貼るなら、おへそから指4本分下にある「関元」がおすすめです。「気が集まる場所」ともいわれているツボで、とくにお腹周りや女性特有のトラブルに通じています。生理中に違和感を覚えやすい場所でもあるため探しやすいでしょう。

【腰】は命門(めいもん)

腰に貼るなら、おへそのちょうど裏側にある「命門」を狙ってみてください。命の門と書くため、重要なツボとわかるでしょう。押して痛みや違和感を覚えるなら、体が冷えやすくなっているので、あたためを強化してください。

【下半身】は仙骨(せんこつ)

下半身全体をあたためたいときは、おしりと腰の中間に位置する「仙骨」に貼ってみてください。子宮や卵巣のうしろ側にあるため、腰まわりを効率よくあたためられます。おしりの割れ目に中指が来るように手を置いたとき、手のひらに収まっている部分が仙骨です。

【足】は三陰交(さんいんこう)

足元を中心にあたためたいなら、内側のくるぶしから指4本分上にある「三陰交」にアプローチしてみましょう。女性特有のトラブルに働きかけるツボとして有名です。足首には太い血管が通っているため、カイロのほか、レッグウォーマーなどで覆うのもよいでしょう。

 

暑い夏に!生理中の冷えを和らげる方法

生理中の冷えにカイロのすすめ。

「冷房でいつもより冷えがきつい…でも外は暑い…」と息も絶え絶えの方にこそ試してもらいたい、夏向けの冷え対策をチェックしてみましょう。

冷房対策用カイロへの切り替え

冷房のきいた室内では、冷房対策用のあったかグッズを活用してみましょう。低温設計のカイロなら、エアコンの冷たい風による冷えをしのぎながら、ほどよいあたたかさを得られます。薄着に配慮したスリムなタイプも少なくありません。夏に限らず、高温になる通常のカイロが苦手な方もぜひ試してみてください。

好きな精油をたらして足浴

全身浴だと暑い夏は、足浴も有効です。湯船に浸かりたくない生理期間に取り入れやすく、足元に限らず全身ポカポカとあたたまりますが、長湯しすぎると出血量が増えることもあります。また、好きな精油を使うとリラックスでき、心身の疲れも癒せるでしょう。ただし、精油はお湯に溶けず、直接ふれると肌への刺激になってしまうため、天然塩や植物オイルに薄めてから使用してください。
生理中におすすめの精油と、足浴の手順を以下にまとめました。

生理中の足浴におすすめの精油


  • ・ ジュニパー:身体をあたためる
  • ・ オレンジやベルガモット:血のめぐりを整える


足浴の手順


  • (1)40℃前後のお湯を張る(精油を使用する場合は入れる)
  • (2)膝から下をお湯に浸け、じわっと汗をかくまで待つ ※目安:15~20分
  • (3)足首に水をかけてから上がる

室内でらくらくストレッチ&ヨガ

エアコンのきいた涼しい室内では、ストレッチやヨガにいそしむのもおすすめです。骨盤まわりのストレッチは、固まりがちな筋肉をほどよくほぐし、下半身の血のめぐりを整えられます。足を大きく開かないヨガのポーズは、生理中にもぴったりです。

骨盤ストレッチ


  • (1)足を伸ばして座り、片方の足首を反対の膝にかける
  • (2)かけた方の膝を両手で押し、10~30秒ほど軽く揺らす
  • (3)反対側の膝も同様に(1)(2)を繰り返す


ガス抜きのポーズ


  • (1)仰向けに寝転がり、両膝を抱えて丸まる ※膝に手が届かない場合、太もも裏を持ってもOK
  • (2)腰の自然なアーチと背筋の伸びを意識しながら5回呼吸する


片足ガス抜きのポーズ


  • (1)ガス抜きのポーズ手順(1)と同じ体勢をとる
  • (2)片足を蹴りだすように伸ばして下ろし、踵を床につけた状態で3回呼吸する
  • (3)もう片方の足も(1)(2)を繰り返す
 
心身ともに健やかな生理期間を過ごすために

生理中にカイロを貼るべき場所は、まだまだたくさんあります。「カイロをお腹や足に貼ってもいまいちあたたかくならない…」なら、内ももや股下に貼ってみてください。内ももには卵巣に通じているツボがあり、股下に貼るとナプキンのつけっぱなしによる負担を和らげられます。自分にあったアプローチ場所を見つけておきましょう。

  • 白井未奈子

    セラピストライター白井未奈子

    サービス業を10年経験するなかで、リラクゼーション業務に出会い「人を癒す」ことに目覚める。
    フリーランスに転向して以降は、ボディートリートメントとフェイシャルエステの知識を活かし、美容・健康系の記事執筆を中心に担当。今は手ではなく、文章で読者にくつろぎとすこやかさを届けることを目指している。