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【医師監修】加湿方法を知って快適な室内環境に。エアコンや暖房による乾燥を防ぎ風邪・肌荒れ・静電気対策

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2025/01/17

加湿方法として、加湿器を使うと簡単に部屋の乾燥を防止できます。とくに冬場の室内はエアコンの暖房により喉に痛みや違和感を覚えやすいため、湿度を50~60%程度に保つようにしましょう。
また、寝室では寝具のカビ発生を防ぐために、設置場所と加湿量の調整が重要です。多湿を防ぐなら、加湿器以外に濡れタオルや洗濯物を干すのもおすすめ。シーンに合わせて適切な方法を選び、乾燥を防ぎましょう。

  • 成田

    監修医師成田 亜希子

    2011年医師免許取得。初期臨床研修を経て総合診療医として幅広い分野の治療に携わる。
    臨床医として勤務しながら、行政機関での勤務経験もあり地域の健康課題にアプローチした健康寿命延伸、感染症対策などの医療行政にも携わってきた。 国立保健医療科学院、結核研究所での研鑽も積む。 現在、医療法人ウェルパートナー主任医師。

 

加湿器を使うメリット

加湿器の使用は、風邪、肌や目の乾燥防止に有効です。さらに、冬場に多い静電気の発生も抑えられるので、乾燥が気になる季節でも快適に過ごせます。
室内を適切な湿度に保つために、効率よく湿度を上昇させられる加湿器を取り入れましょう。

風邪を予防できる

加湿器を使って適切な湿度を維持できると、風邪予防になります。
理化学研究所計算科学研究センターによると、湿度の違いで咳やくしゃみの飛散量が変化するというデータがあります。湿度が低いほど飛沫の飛散距離が伸び、空気中に漂う量が増加。反対に湿度が高いと、飛沫が近くに落下して飛散量も減少するとわかっています。空気中を飛散する飛沫量を減らすには、加湿器を使って湿度を上昇させるのが有効なのです。
さらに、適度な湿度を保つと喉や鼻が潤います。喉や鼻が十分に潤っていると体内にウイルスや細菌などの病原体が侵入しにくくなるため、風邪を予防しやすくなるとされています。

※参考:「飛沫やエアロゾルの飛散の様子を可視化し有効な感染対策を提案 ~「富岳」による新型コロナウイルス対策その1」/理化学研究所計算科学研究センター

肌の乾燥やドライアイを予防できる

湿度が低下すると肌や目が乾燥しやすくなりますが、加湿器を使えば肌トラブルやドライアイの発生を予防できます。
冬場は乾燥しやすく、肌のバリア機能が低下してかゆみや吹き出物といった症状が現れる人も少なくありません。髪も潤いを失い、パサつきやダメージが目立ちやすくなります。
また、現代ではスマートフォンの見過ぎやコンタクトレンズの着用によりドライアイになる人が増えていますが、乾燥するとさらに症状が出やすくなるおそれも。
肌や目の潤いを守るには、加湿器で室内の湿度を上昇させるのが有効です。スキンケア用品や目薬による保湿効果も持続しやすくなり、肌や目のトラブルが発生しにくくなるでしょう。

静電気の発生を抑えられる

加湿器は、冬場の乾燥による静電気の発生予防にも効果的です。
空気中の水分が少ないと放電されにくく、体や物に電気がたまりやすくなります。帯電した状態で金属や繊維などを触ると放電し、静電気による痛みや不快感が生じてしまうのです。
加湿すると空気中の水分が電気を逃がす経路となり、自然に放電されて静電気が起きにくくなります。冬場は暖房の使用で室内が乾燥しがちなので、加湿器による湿度管理を行うとよいでしょう。

 

加湿するときの適切な湿度

加湿するときの湿度について、厚生労働省では50~60%を適切な数値として設定しています。湿度が低いと、鼻や喉の粘膜が乾燥して病原体が体内に侵入しやすくなるうえに、静電気も発生しやすくなるため注意が必要です。反対に、湿度が高すぎると結露やカビの発生を招く可能性があります。
室内の湿度を適切に保つには、湿度計を使用すると便利です。加湿器を使う際は湿度計をチェックし、快適な室内環境の維持を心がけましょう。

※参考:「令和6年度インフルエンザQ&A」/厚生労働省
 

加湿器を上手に使うためのポイント

加湿器の効果を十分に引き出すには、部屋の特徴に合わせた使い方が重要です。寝室では寝具から適度な距離を保ち、リビングでは部屋の中央付近に設置すると、適度な湿度を保ちやすくなります。加湿器を使用する際の注意点もお伝えするので、ポイントを押さえたうえで加湿器を使用しましょう。

寝室で寝るときの加湿方法

寝室で加湿器を使用する際は、寝具から離れた場所に設置し、水蒸気が直接かからないようにしましょう。近くに置くと寝具が湿気を含み、カビが発生しやすくなります。また水蒸気が顔にかかると、肌についた水分が蒸発するときに肌の水分まで失われてしまう可能栄も。
睡眠時は長時間同じ環境が続くため、設置場所と加湿量の調整が重要です。寝室で使う加湿器は、自動調整機能付きの加湿器や、加湿量が控えめなタイプを選ぶとよいでしょう。

リビングでの加湿方法

リビングを効率的に加湿するには、部屋の中央付近に加湿器を設置すると効果的です。
一方で、置くのを避けた方がよい場所もあります。空気の流れが激しい部屋の出入口や換気扇の近くには、加湿器を設置しないようにしましょう。また家具や電化製品のすぐ近くに置くのも注意が必要です。水蒸気が直接当たると、家具の変色や電化製品の故障を引き起こす可能性があります。
リビングに加湿器を置くときは壁から少し距離を取った場所に設置し、家具や電化製品に影響が出ないようにしましょう。

 

エアコンの使用時に効率的に加湿する方法

【医師監修】加湿方法を知って快適な室内環境に。

エアコン使用時の効率的な加湿には、加湿器の設置位置が重要なポイントとなります。水蒸気をエアコンの風に乗せて拡散させるために、エアコンの風が加湿器から吹き出す水蒸気を受け取る位置に設置すると効果的です。ただし、加湿器の湿度センサーが誤認しないよう、本体に直接エアコンの風が当たらないよう注意しましょう。さらに、風量が強いと加湿器の効果が損なわれる可能性があります。適度な風量に設定するのも大切です。
また、加湿器は床から少し高い位置に設置するのをおすすめします。床付近にたまる冷たい空気は含有できる水分量が少ないため結露となりやすく、湿度センサーが湿度を誤認する可能性があるためです。テーブルや棚の上に置いてみてください。

 

加湿器の使用による結露を防ぐ方法

結露を防ぐには、加湿器の設置場所と空気の循環に気を配りましょう。窓際や部屋の隅は温度が低くなりやすく結露の原因となるため、設置は避けた方が無難です。また、定期的な換気とサーキュレーターによる空気の循環を心がけると、快適な室内環境を保てます。

窓際や部屋の隅に加湿器を置かない

加湿器を置く際は、窓際を避けましょう。窓際に加湿器を置くと、外気の影響を受けて水蒸気が冷やされ、結露が発生しやすくなります。とくに最近の住宅は気密性が高く、窓と室内の温度差が大きくなりやすいため注意が必要です。
また、加湿器を部屋の隅に置くのも避けましょう。空気の循環が悪い部屋の隅は、加湿された空気が滞留しやすく、結露やカビが発生しやすくなります。
結露やカビの発生を防ぐには、空気が適度に循環し、窓から離れた位置に加湿器を設置するのが大切です。

換気やサーキュレーターで空気を循環させる

結露の防止には、適度な換気が有効です。こまめに窓を開けて換気すると、部屋にこもった余分な湿気が外に逃げ、結露の発生を抑えられます。
また、サーキュレーターによる空気の循環も結露防止に効果的です。空気の流れが滞りやすい押入れや収納スペースでサーキュレーターを使うと、湿気がこもるのを防げます。

 

加湿器がないときの代用方法

加湿器がないときは、自宅にあるタオルやコップで代用可能です。湿らせたタオルや洗濯物を室内に干すと水分が蒸発し、部屋の湿度を上げられます。また、デスク周りといった自分がいるスペースだけ加湿したいときは、沸騰させたお湯をコップに注ぎ、机の上に置いておくのも効果的です。
ほかには、浴室のドアを開けておく、床を水拭きするといった方法もあります。身近なアイテムで簡単に加湿できるため、加湿器がないときにぜひ試してみましょう。
ただし、濡れたタオルやコップの水などは乾燥した環境下に置くとどんどん水分が蒸発して十分な保湿効果を得られなくなります。部屋の状況に応じて適度に水分を足すようにしましょう。

 
乾燥を感じるときはマスクを利用するのもおすすめ

乾燥を感じるときは、加湿器以外にもマスクの利用もおすすめです。マスクをすると自分の呼吸で口周りの湿度が上がるため、喉や鼻の乾燥を防げます。加湿器による結露やカビが気になるときは、住環境に影響を与えないマスクを使うとよいでしょう。
また、マスクは外出先やホテルなど、加湿器がない場所でも簡単に乾燥対策できます。冬場の冷たい空気から喉や鼻を守るために、マスクを持ち歩いておくと安心です。特に鼻や喉の乾燥が気になるときは、保湿用のマスクを使用するのもよいでしょう。

 
監修医師からのアドバイス

室内の乾燥は、肌や髪の毛の乾燥を引き起こします。また、それだけではなく鼻や喉の粘膜が乾燥すると、粘膜の表面に密生している「線毛」という細かい毛の動きが悪くなります。
線毛は病原体やホコリなど体内に侵入した異物をキャッチして体の外へ追い出す役目を担う構造物です。そのため、乾燥によって線毛の動きが悪くなると病原体を追い出す機能が損なわれ、風邪をひきやすくなります。

秋から春にかけての乾燥から身を守るには、加湿器や濡れタオルなどで室内の湿度を適切に保つのが大切です。乾燥に悩まされている方は、今回ご紹介した注意点を参考にしてみてください。
ただし、過度な加湿はカビの原因となります。知らないうちに発生したカビが体調不良を引き起こすケースもあるため、湿度が60%を超えないように注意しましょう。