美容×健康ライター中村里歩
元美容師で「超」がつく美容・健康マニア。試した美容法・健康法は数知れず…。経験を活かし、美意識の高い女性や、健康に悩む男性に寄り添う記事を執筆するべく活動中。
モットーは「明るく前向きに」「日進月歩」。AIに負けない、読者への愛がたくさん詰まった記事を執筆するため日々勉強中。
部屋干しのニオイは、早く洗濯物を乾かすようにして対策を。洗濯物が重ならないようにスペースを開けたり送風したりして、通気性を良くしましょう。スペースがないときは、便利グッズを活用するのもありです。100円ショップで購入できるアイテムもあるため、ぜひ活用してみてください。この機会に、洗剤や柔軟剤を見直してみるのも良いでしょう。洗濯物との付き合い方を知れば、部屋干しをもっとうまく活用できますよ。
部屋干しの悩みといえば、ニオイです。部屋干しした洗濯物から出るイヤなニオイは、洗えばとれるわけではありません。部屋干し臭対策は、原因を知るところから始める必要があります。
部屋干しの洗濯物が臭う原因に、洗濯槽に潜むカビが考えられます。洗濯槽の裏側は湿度や温度が高く、カビの繁殖しやすい環境です。知らないうちに、見えないカビが繁殖しているかもしれません。洗濯槽で増えたカビは洗濯時に衣類に付着し、生乾き臭を発生させます。
洗濯物に残った汚れは、雑菌にとって格好の栄養源です。例えば、着用した衣類には、目に見えない皮脂や汗、垢などが付着しています。こうした汚れはタンパク質や皮脂といった有機物を含んでおり、雑菌のエサとなってしまうのです。洗濯で汚れを落とし切れないと雑菌が繁殖し、生乾きのイヤイヤなニオイが発生しやすくなります。
太陽光に含まれる紫外線には、洗濯物についたニオイの原因菌を殺菌する効果があります。部屋干しでは太陽光が当たらないため、殺菌効果が得られず、洗濯物が臭ってしまうわけです。
天日干しをすれば日光の熱や風で「早く」洗濯物が乾きます。部屋干しは乾くまでに時間がかかるため、ニオイのもととなる雑菌が繁殖して臭くなってしまうわけです。
ニオイに悩まされがちな部屋干しですが、外に出さない側面がプラスに働くケースもあります。部屋干しを活用できれば、洗濯物とうまく付き合っていけるようになるかもしれません。
春は花粉、黄砂、PM2.5などが多く飛散する季節です。こうした物質は、洗濯物に付着するとアレルギー症状を引き起こす原因となります。さらに、鳥の糞や虫がつく可能性もあるでしょう。
部屋干しであれば、外の影響を受ける心配がありません。花粉症やアレルギー体質の方にとって、部屋干しは衛生的で安心できる洗濯方法です。
衣類に使われている繊維は、太陽光に含まれる紫外線の影響を受けて化学変化を起こし、色褪せする場合があります。とくに、黒や鮮やかな色は色褪せしやすいため注意が必要です。また、麻や綿、ウール、シルク、ナイロンも紫外線の影響を受けやすい傾向にあります。お気に入りの衣類を色褪せさせたくないときは、部屋干しを選択するとよいでしょう。
天候に左右されず洗濯できるのは、部屋干しの大きなメリットです。急な雨や雪、花粉の飛散時期、あるいは梅雨の時期など、外干しをためらう日が続いても、部屋干しであれば洗濯を先延ばしにする必要がありません。
共働き世帯や一人暮らしの方など、日中に洗濯物を外に干せない場合でも、部屋干しであれば時間を気にせず洗濯できます。また、夜の洗濯も可能なため、朝に余裕がないときも便利です。
「できれば毎日天日干ししたい」と誰もが思うのではないでしょうか。しかし、天気が悪かったり、洗濯物を干すスペースがなかったりして、部屋干ししかできないときもありますよね。そんなときは、いかに「早く乾かすか」を意識して、ニオイ対策をしてみてください。
洗濯物を効率的に乾燥させるために、部屋の通気性を確保しましょう。例えば、扇風機やサーキュレーターを当てれば、衣類表面の水分が蒸発しやすくなり、乾燥時間を短縮できます。また、空気中の水分を除去する除湿器を使用するのも有効です。
洗濯物を干す際も、ちょっとした工夫をしてみてください。ハンガーの間隔を空けて衣類同士が重ならないようにする。ポケットや縫い目の風通しを良くするために裏返して干す、などが挙げられます。
部屋干し臭を軽減したいときは、ニオイの原因菌を抑制する効果がある洗剤を選びましょう。一般的に「部屋干し用洗剤」には、除菌・抗菌成分が含まれています。また、色柄物の衣類を洗濯したいときは、酸素系漂白剤を利用するのもおすすめです。
衣類をキレイにしたいあまり、洗剤を使いすぎないよう注意しましょう。洗濯槽汚れの原因となったり、衣類を傷めたりするリスクがあります。使用量を守り、正しく使いましょう。
洗濯槽の汚れを放置すると、せっかく洗濯した衣類に汚れが付着し、部屋干しした際に生乾き臭を発生させてしまいます。衣類を清潔に保つためにも、専用のクリーナーで定期的に掃除しましょう。洗濯槽の掃除頻度は、使用頻度や環境によって異なりますが、1~2カ月に1回を目安に掃除すると効果的です。
塩素系クリーナーは手早く掃除できますが、塩素特有のニオイがします。また、一部のドラム式洗濯機で使用できないケースもあるため注意してください。ニオイが気になる方や、衣類や肌への刺激を考慮したい方は、酸素クリーナーが適しています。
部屋干しのニオイを軽減するには、早く乾かせばよい。わかっていても、スペースがなかったり洗濯物が多かったりすると、なかなかうまくいかないですよね。そこで役立つのが、ご紹介する便利グッズ。100円ショップで買えるアイテムもあるため、ぜひ活用してみてください。
部屋干しするスペースがない…そんなときに便利なのが「穴あき型ハンガーロープ」です。名前の通りロープ全体に等間隔で穴が開いており、先にはロープをひっかけるフックがついています。
穴あき型ハンガーロープは、物干しだけでは洗濯スペースが足りないときに大活躍。洗濯物の間隔を保てるため、風通しを良くでき、衣類の乾燥時間を短縮できます。旅行時にも便利ですね。
「室内物干し」を効果的に使用すれば、限られたスペースでも大量の洗濯物を干せます。二段構造になっている製品なら、風通しも良好。横にタオル掛けがついている便利なアイテムもあります。
洗濯物を干す以外にも、布団を干すときに活用できるのもうれしいポイント。折りたたみ式であれば、使わないときは収納しておけます。
悪天候でなかなか洗濯物が乾かない…そんなときに、あると便利なのが「ふとんドライヤー」です。温風を送り出すため、天候に左右されずスピーディーに洗濯物を乾かせます。
さらに、送風によって湿気を飛ばしカラッと仕上げる「送風機能」や「ダニ対策機能」など、多彩な機能を搭載しているアイテムも。衣類乾燥に適したアタッチメントが付属している製品もあります。
普段何気なく使っている洗剤や柔軟剤も、部屋干し用に変えると仕上がりが変わってきます。ハピネスダイレクトは、部屋干しに最適な洗剤を厳選!いつもの洗濯にプラスするだけのお手軽アイテムも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
レノア 煮沸レベル消臭抗菌ビーズは、清潔感のあるお花とやさしいおひさまの香りが楽しめる柔軟剤です。
煮沸レベルの消臭力でイヤなニオイから解放
強力な消臭力でニオイを防ぎ、フレッシュな香りが長続きします。まるで衣類の消臭フィルターみたい!しみついたニオイにも消臭効果を発揮するのもうれしいポイント。諦めていた衣類にも、ぜひ試してみませんか?
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レノア 煮沸レベル消臭抗菌ビーズは、クリーンフレッシュな香りが爽やかに香る消臭ビーズです。
洗濯槽の防カビ効果もプラスし、クリーンな洗濯を実現
いつもの洗濯に加えれば、イヤなニオイを煮沸レベルで消臭。さらに、エリそでの黄ばみも120日ブロック。衣類をキレイにしながら、洗濯槽の防カビが期待できる点もうれしいポイント。いつもの洗濯にプラスして「クリーンな洗濯」をキープしましょう。
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レノア 超消臭 1WEEKは、イヤなニオイとベタつきの両方をブロックできる柔軟剤です。
お部屋の中で天日干し!気分を底上げする柔軟剤
汗臭・生乾き臭・体臭、幅広いニオイを一本で消臭。部屋干ししながら、まるで天日干しみたいなおひさまの香りが1週間続きます。
夢のような効果を実現しているのは、「無臭化技術」と「1週間ずーっと消臭する技術」。疲労MAXの週末、布団にダイブした瞬間ふわっと上る香りに癒されてみませんか?
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オキシクリーンは、洗濯だけでなく掃除にも使用できる便利アイテムです。
「毎日のキレイ」を実現したマルチ掃除アイテム
酸素の力を利用して、頑固な汚れやシミを強力に除去するオキシクリーン。汗ジミや食べこぼし汚れ、泥汚れなどの頑固な汚れを漂白するだけでなく、消臭・除菌効果も備えた洗濯の強い味方。無香料で使いやすいところもうれしいポイント。
お風呂場を掃除したり水筒を漂白したり、日常の掃除から洗濯までマルチに使える点も魅力です。
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洗浄力 洗たく槽クリーナー 液体タイプは、カビや菌を除去して「カビ臭」を除去する洗濯槽クリーナーです。
最短3分でカビ退治!タイパにこだわる人におすすめ
カビや菌を除去して、イヤなカビ臭をスッキリ消臭。洗濯槽の裏側に素早く浸透するため、つけ置きいらずでカビ胞子を99.9%除去できます。剥がれたカビが再付着しにくい「再付着防止剤」も配合されているのもポイントです。
縦型洗濯機・ドラム式洗濯機・2槽式洗濯機のいずれも対応可能。1本使い切りタイプだから、計量いらずで手軽に使用できます。
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部屋干しをする最適な場所は、浴室です。窓を開けたり、換気扇がついていたら乾燥運転をしたりして空気の流れをつくりましょう。避けたい場所は、カーテンレール。窓や壁際は空気の流れが悪く、乾きづらいためです。
部屋干しをするときは、端ではなくなるべく中央に干すように意識してみてください。ご紹介している便利グッズを活用すれば、うまくスペースを作れるはずです。
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