洗濯洗剤と柔軟剤の違い

「洗濯洗剤は汚れを落とし、柔軟剤は仕上がりをふんわりさせる」といった特徴はよく知られていますが、実際にはもっと深い違いがあります。効果的に洗濯するために、両者の特徴をしっかり理解しておきましょう。

役割の違い

洗濯洗剤は、衣類についた汚れや皮脂を落とし、再び衣類に付着しないようにする役割があります。一方、柔軟剤は、繊維を柔らかくしてふんわり仕上げたり、静電気を防いだりするのに効果的です。

界面活性剤の違い

洗濯洗剤と柔軟剤には、どちらも「界面活性剤」が含まれていますが、性質は異なります。洗濯洗剤に含まれる界面活性剤は、マイナスの電荷を持ち、汚れを取り除いて再付着を予防するのに効果的です。
一方、柔軟剤に含まれる界面活性剤は、プラスの電荷を持ち、繊維を柔らかくして静電気を防ぐ働きがあります。
洗濯洗剤と柔軟剤を一緒に入れると、マイナスとプラスの電荷が引き合い、互いの効果を打ち消してしまうため要注意。しっかりと効果を発揮させるために、使用タイミングをずらし、柔軟剤はすすぎ時に入れましょう。

洗濯洗剤と柔軟剤の組み合わせ方おすすめ5パターン

「洗浄力×消臭力重視の方」におすすめの組み合わせ

洗浄力と消臭力を重視する方には、汚れをしっかり落とす洗濯洗剤と、消臭効果に優れた柔軟剤の組み合わせがおすすめです。汗ばむ夏場や、運動後の汗が気になる方でも、衣類を清潔に保ちつつ、快適さをキープできます。

「香り重視の方」におすすめの組み合わせ

香りにこだわりがある方は、洗濯洗剤は無香料か微香タイプを選び、柔軟剤で好みの香りをとりいれましょう。どちらも香りが強いと、きつい香りになったり、不快臭になったりするため、引き算が大切です。
ドラム式洗濯機では、乾燥時に香りが飛んでしまうため、香りが強めな柔軟剤を使用するとよいでしょう。

「ふわふわ重視の方」におすすめの組み合わせ

衣類をふんわりと仕上げたい方は、無香料や微香タイプの洗濯洗剤に、好みの柔軟剤を組み合わせましょう。ふわふわの仕上がりが楽しめるだけでなく、香りのバランスも取りやすくなります。同じメーカーで統一したり、香りの系統を揃えたりするのも、よい方法です。

「部屋干し派の方」におすすめの組み合わせ

部屋干し臭対策には、消臭・抗菌効果がある洗濯洗剤と柔軟剤を組み合わせましょう。雑菌の繁殖により発生する、嫌な臭いを防げます。
また、早く乾かす工夫も大切です。洗濯物の間隔を空けて干したり、風通しがよい場所で干したりすると、短時間で乾きます。

「赤ちゃんや敏感肌の方」におすすめの組み合わせ

赤ちゃんや肌が弱い方には、添加物が少ない洗濯洗剤と柔軟剤の組み合わせがおすすめです。赤ちゃん専用製品の多くは、添加物が少なめに作られているため、チェックしてみるとよいでしょう。
必ずしも赤ちゃん専用製品を使用する必要はありませんが、刺激になりやすい成分である、着色料や香料・保存料・蛍光増白剤などが配合されていない製品が推奨されます。

洗濯洗剤と柔軟剤の正しい入れ方

洗濯洗剤と柔軟剤の効果を十分得るには、使用タイミングをずらすのがポイントです。最近の洗濯機には、洗濯洗剤と柔軟剤の専用投入口が搭載されている機種が多く、適量を各投入口に入れておけば、適切なタイミングで自動的に投入してくれます。
洗濯洗剤は、洗浄の工程で投入され、洗濯物の汚れを落としてキレイに。柔軟剤は、最後のすすぎ工程で投入され、洗濯物を柔らかく仕上げてくれるのです。
万が一、柔軟剤専用投入口がない場合は、最後のすすぎ注水時に一時停止をして柔軟剤を入れましょう。洗濯機の中には、指定した工程で一時停止できる機種があるため、活用しましょう。

柔軟剤入り洗剤とは？

柔軟剤入り洗剤は、洗浄成分と柔軟成分が1本にまとまった便利な製品です。
洗浄成分と柔軟成分が干渉しないよう工夫されており、両者が時間差で効果を発揮できるよう設計されています。1本で洗濯が完結するため、手間を省けるうえにコストも抑えやすいのが魅力です。

柔軟剤入り洗剤のメリット

柔軟剤入り洗剤は、忙しい方やランドリースペースが限られた一人暮らしをしている方に便利なアイテムです。おもなメリットを3つ紹介します。

手間が省ける

洗濯洗剤と柔軟剤を併用すると、2回計量する必要がありますが、柔軟剤入り洗剤なら1回で完了。洗濯回数の多い方や、忙しい方にぴったりです。

スマートに収納できる

洗濯洗剤と柔軟剤を別々に購入する必要がなく、1本だけで済みます。収納スペースを圧迫せず、すっきり片付けられるのもうれしいポイントです。

節約できる

製品価格によりますが、柔軟剤と洗濯洗剤を別々に揃えるよりも、コストを抑えられる場合があります。1本で2役をこなすため、経済的です。

柔軟剤入り洗剤のデメリット

柔軟剤入り洗剤は便利な反面、デメリットもあります。重視するポイントによっては、洗濯洗剤と柔軟剤を併用した方が適しているケースも。以下２点を確認しておきましょう。

洗浄力・柔軟効果が併用に劣る可能性も

洗濯洗剤と柔軟剤の併用と比べて、洗浄力や柔軟効果が劣る製品があります。洗浄成分と柔軟成分の効果をバランスよく発揮させる設計が、影響するためです。ただし、洗浄力に特化した製品もあるため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

種類が限られる

柔軟剤入り洗剤には、多様な種類があります。しかし、洗浄力や特定の香りに特化した製品となると、選択肢が限られるでしょう。

柔軟剤で日常に変化を。洗濯から始まるリフレッシュタイム

加齢臭やタバコといった気になる臭い対策には、香りで覆い隠すだけでなく、消臭や抗菌効果がある柔軟剤を使うのがおすすめです。
また、柔軟剤を加えると、洗濯洗剤だけで洗濯するよりも洗濯物が早く乾くメリットも。とくに、洗濯物が多いときや、乾きにくい季節には効果的です。
好きな香りに包まれれば、気分も華やぎます。お気に入りの柔軟剤を見つけて、毎日の洗濯を心地よいリフレッシュタイムに変えてみてはいかがでしょうか。

ハピネスダイレクトのおすすめ柔軟剤5選

ハピネスダイレクトでは、部屋干し臭を抑え清潔感をキープする柔軟剤から、時間とともに香りが変化し、日々の洗濯に彩りを添える柔軟剤まで、幅広いラインアップをご用意。衣類をふんわり仕上げ、長く続く香りと清潔さで、快適な暮らしをサポートします。極上の柔軟剤をぜひお試しください。

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