今週の限定セール 三次元マスク

あせもに効く市販薬は何を基準に選べばよい?ステロイド成分や状態別選び方を知って自分に合ったタイプを

皮膚用薬SKIN MEDICINE
新リビメックスコーワローション 15g【指定第2類医薬品】

新リビメックスコーワローション 15g【指定第2類医薬品】

【セルフメディケーション税制対象商品】PVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)を医療用と同濃度の0.3%配合。赤み、ブツブツ、かゆみによく効きます。

1,738円(税込)
ケラチナミンコーワ乳状液20 200g【第3類医薬品】

ケラチナミンコーワ乳状液20 200g【第3類医薬品】

かゆみを伴う乾燥性皮膚にすぐれた効きめをあらわす乳状液タイプの治療薬です。

2,178円(税込)
レスタミンUコーワ錠 120錠【第2類医薬品】

レスタミンUコーワ錠 120錠【第2類医薬品】

【セルフメディケーション税制対象商品】体内のアレルギー反応を改善しつつ、じんま疹や湿疹等によるかゆみを抑えます。

2,295円(税込)
新リビメックスコーワ軟膏 15g【指定第2類医薬品】

新リビメックスコーワ軟膏 15g【指定第2類医薬品】

【セルフメディケーション税制対象商品】赤み、ブツブツ、かゆみによく効きます。

1,738円(税込)
新レスタミンコーワ軟膏 30g【第3類医薬品】

新レスタミンコーワ軟膏 30g【第3類医薬品】

【セルフメディケーション税制対象商品】かゆみのもととなるヒスタミンの働きを抑えます。のびやすく塗りやすい、乳剤性の軟膏です。

879円(税込)
レスタミンコーワ糖衣錠 120錠【第2類医薬品】

レスタミンコーワ糖衣錠 120錠【第2類医薬品】

【セルフメディケーション税制対象商品】抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミン塩酸塩が速やかにアレルギー反応を抑え、炎症やかゆみなどの不快な症状を鎮めます。

1,740円(税込)
ケラチナミンコーワヒビエイドα 35g【第3類医薬品】

ケラチナミンコーワヒビエイドα 35g【第3類医薬品】

くり返すひび・あかぎれを治療し、割れにくい肌へ改善していく

1,958円(税込)
ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 150g【第3類医薬品】

ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 150g【第3類医薬品】

しっとりとした質感で患部になじむ、ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム。

1,848円(税込)
MORE
2025/04/04

あせもができたときは、市販薬を早めに使用してケアするのが大事です。放置すると、さらなる皮膚トラブルにつながる可能性があるため注意しましょう。市販薬には、かゆみや炎症を抑える成分、かゆみの伝わりをブロックする成分などが配合されています。症状が強い場合は、ステロイド成分が配合されたタイプを選ぶのもおすすめです。皮膚を清潔に保つ、皮膚を保湿する、汗をこまめに拭き取るといった基本的なケアをあわせて行い、しっかり対策していきましょう。

 

あせも(汗疹)とは

あせも(汗疹)は、多量の発汗によって汗管(かんかん:汗を分泌する管)が詰まって生じる皮膚トラブルです。汗が正常に排出されないため、かゆみやブツブツが生じます。症状が異なる3つのあせもについて見ていきましょう。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

水晶性汗疹は、皮膚の表面に近い部分に汗がたまって生じる、透明で小さな水ぶくれです。かゆみや炎症はほとんど見られません。赤ちゃんの顔によく見られ、大人でも大量に汗をかいたあとにできやすいのが特徴です。重症化はしにくく、適切な処置によって数日でよくなります。

紅色汗疹(こうしょくかんしん)

紅色汗疹は、皮膚の表皮部分にある「汗管」が詰まって生じる、赤みのある小丘疹(しょうきゅうしん)です。最もよく見られる種類で、「あせも」といえば紅色汗疹を指す場合がほとんど。かゆみが強く、ヒリヒリする感じや熱感を伴うときもありますが、かき壊してしまうと症状が広がり、悪化する恐れがあるため注意が必要です。

深在性汗疹(しんざいせいかんしん)

深在性汗疹は、皮膚の奥にある「真皮」の汗管が詰まって生じるあせもです。紅色汗疹の繰り返しによって起こり、なだらかな盛り上がりが見られます。かゆみや赤みはほとんどありませんが、汗を排出できなくなって、体温の調整機能が十分働かない状態に。医療機関の受診が推奨されます。

 

あせも(汗疹)が悪化すると起こる皮膚のトラブル

あせもの大半は、適切なセルフケアで改善が見られます。しかし、あせもが長引いたり、かき壊してしまったりすると、他のトラブルを引き起こすケースがあるのです。
たとえば、炎症を伴う赤いあせもは膿がたまって「膿疱性汗疹(のうほうせいかんしん)」に進行するケースがあります。また、かゆみによってかきむしると、皮膚が傷付き細菌感染を起こす可能性があり、「とびひ(伝染性膿痂疹)」や「あせものより(多発性汗腺膿瘍)」に進行するリスクが高まります。

 

あせも(汗疹)に効く市販薬に含まれる成分5種類

あせもに効く市販薬には、かゆみ止め成分や抗炎症成分、局所麻酔成分などが配合されています。代表的な5種類の成分を紹介しますので、購入時の参考にしてみてください。

1.かゆみ止め成分

あせもは、まずかゆみを抑えるようにしましょう。かき壊してしまうと、細菌感染につながる恐れがあります。代表的な成分は、ジフェンヒドラミン塩酸塩です。かゆみのもととなるヒスタミンの働きを抑え、かゆみを鎮めます。

2.ステロイド成分

炎症を抑えたいときは、ステロイド成分を含む市販薬を選ぶとよいでしょう。プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、デキサメタゾン酢酸エステルなどのステロイド成分は、かゆみや赤み・はれといった炎症を抑えます。

3.非ステロイドの抗炎症成分

グリチルレチン酸は、非ステロイドの抗炎症成分です。皮膚の炎症を抑える作用があり、小さなお子様にも使えます。

4.局所麻酔成分

局所麻酔成分は、かゆみの伝わりをブロックします。代表的な成分、リドカインが知覚神経の伝達を抑制し、痛みやかゆみの症状を和らげます。

5.清涼成分

l-メントールやdl-カンフルは、清涼感を与える成分で、かゆみを抑えたり、炎症を抑えたりする効果はありません。スーッとするため、かゆみを和らげる効果が期待できます。

 

ステロイド成分とは?

ステロイドは炎症を抑える作用があり、あせもや汗かぶれ、皮膚炎などに使われます。強さによって、「ウィーク」「ミディアム」「ストロング」「ベリーストロング」「ストロンゲスト」の5段階に分類されます。市販で購入できるタイプは、弱い方から「ウィーク」「ミディアム」「ストロング」に該当する成分を配合した薬です。
ステロイドは副作用のイメージがあり「あまり使いたくない」とお考えの方もいるかもしれません。しかし、正しく使用すれば、あせもやかぶれ・皮膚炎にすぐれた効果をあらわします。使用時は以下を守るようにしましょう。

  • <ステロイド成分を配合する外用薬を使用する際のポイント>
  • 1. 用法・用量を守る
  • 2. やさしく塗る
  • 3. 化膿しているときや、傷がある部分には使用しない
  • 4. 適切な部位に使用する:あせもができている部位だけに塗る
  • 5. 長期連用しない:症状がよくならない場合は使用を中止する(目安として5~6日程度)
  • 6. 症状がひどい、または広範囲の場合は、市販薬で対処せず医療機関を受診する
  • 7. 使用開始後に発疹や発赤、かゆみやはれ、化膿症状などがあらわれたら使用を中止する
 

【状態別】あせも(汗疹)の市販薬の選び方

あせもに効く市販薬の選び方には、成分や使用感に注目する方法や、症状の状態に応じて選ぶ方法があります。今回は、かゆみや赤みの程度、湿潤の有無など状態別に見ていきましょう。

かゆみや赤みが軽いとき

はれがなく、かゆみや赤みが軽いときは、ヒスタミンの働きを抑える成分や、非ステロイドの抗炎症成分を含む塗り薬を選ぶとよいでしょう。
抗ヒスタミン薬は内服薬も市販されています。かゆみで眠れない、無意識にかきむしってしまうときなどは、内服薬も選択肢のひとつです。ただし、内服薬は服用後に眠気があらわれる場合があるため、乗り物や機械類の運転は控えましょう。

かゆみや赤みが強く、はれがあるとき

あせもによるかゆみや赤みが強い、はれがあるといったときは、ステロイド成分を配合する塗り薬を選ぶとよいでしょう。激しいかゆみや強い炎症には、抗炎症成分PVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)を配合するタイプも選択肢に入れてみてください。

ジュクジュクしているとき

ジュクジュクしたあせもには、刺激の少ない軟膏やクリームがおすすめです。市販薬に配合されている酸化亜鉛には、浸出液を吸収・乾燥させる作用があります。ただし、かき壊して化膿してしまったときは、医療機関を受診するようにしましょう。

 

生活の中でできるあせもの予防法

近年、夏の高温化に伴い、大人のあせもが増加しているといわれています。皮膚を清潔に保つ、保湿する、汗をこまめに拭きとるなど予防に努めましょう。

皮膚を清潔に保つ

汗をかいたあとは、なるべく早めに入浴やシャワーで洗い流しましょう。汚れが汗管に詰まると、あせもができやすくなります。皮膚の清潔を保つのが大事です。ただし、ナイロンタオルで体をゴシゴシこすると、皮膚のバリア機能が低下し、あせもができやすくなってしまいます。やさしく洗いましょう。

皮膚を保湿する

入浴やシャワー後の肌は、乾燥しやすい状態です。乳液やクリームを塗り、肌をしっかり保湿しましょう。うるおいを保てば、トラブルを防げるでしょう。

汗をこまめに拭き取る

かいた汗はそのままにせず、こまめに拭き取るのが重要です。放置すると汗の出口が塞がれ、あせもができやすくなります。コットンタオルやハンカチで、やさしく拭いてください。

通気性のよい衣類を身につける

汗が増える時期は、通気性・吸水性のよい衣類を身につけてください。肌に直接触れる下着は、綿素材を選ぶとよいでしょう。ただし綿は乾きにくいため、汗をたくさんかいたら、早めに着替えるようにしてください。運動を行なうときなどは、吸汗速乾性のある下着を選ぶのも手です。下着やベルトが当たるお腹まわりは、締め付けが少ない衣類を選び、汗をこまめに拭き取りましょう。

 
市販薬を適切に使用し、あせもケアをしよう

一般的にあせもといわれる水晶様汗疹や紅色汗疹は、セルフケアで改善が見込めます。ただし、悪化すると他のトラブルを招く可能性があるため注意が必要です。気になったら我慢せずに、早めに市販薬を使用しましょう。
市販薬には、かゆみや炎症を抑える成分などが複数配合されています。自分が最もつらい症状にあわせて選んでみてください。迷う場合は、店舗の薬剤師や登録販売者に相談しましょう。また、症状が長引いているときや悪化しているときは、皮膚科を受診するようにしてくださいね。

  • 北村由美

    看護師ライター北村由美

    看護師として総合病院、地域病院、訪問看護ステーション等で約30年勤務。超低出生体重児から103歳の高齢者まで看護を経験。
    自らが家族の介護を行う中「自分の知識、経験が困っている人の役に立てるのではないか」と考えるようになり、ライターを開始。「読者が共感できる記事」をモットーに医療・健康分野の記事、看護師向け記事を執筆している。