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【2025年最新】花粉症対策!今すぐできるセルフケアや生活習慣の見直しで、鼻水などの症状を軽減しよう

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2025/03/19

花粉症の症状は幅広く、鼻づまり・咳・微熱・頭痛・肌荒れなどがあります。花粉が飛散する時期は地域により異なりますが、主に2~4月です。外出時にはメガネやマスクを着用し、目や鼻に花粉が入るのを防ぎましょう。鼻水や目のかゆみがつらいときは、無理せず市販薬を活用するのがおすすめ。また、生活習慣を見直して免疫力をアップさせると、症状の悪化を防げます。長引くときは病院を受診し、治療法を医師に相談しましょう。

 

2025年の花粉症、例年との違いは?

2025年の花粉飛散量は、多くの地域で例年より増加する見込みです。とくに九州から近畿地方にかけては、前シーズンと比較して花粉量が大幅に増えると予測されています。また、北陸・関東甲信地方や東北南部も多い傾向にあるため、これまで以上の備えが必要となるでしょう。
花粉の飛散開始時期は、長引く寒波の影響で、九州から関東の広い範囲で例年並みか若干遅れる見込みです。スギ花粉は2月末から増え始め、多くの地域で3月上旬にピークを迎えると予測されています。

 

花粉症の基礎知識

花粉症は、植物の花粉に対する免疫反応によって引き起こされるアレルギー疾患です。日本では、スギやヒノキが主な原因植物となっており、症状は鼻水やくしゃみだけでなく、頭痛や倦怠感など多様化しています。地域や季節によって原因となる花粉の種類や飛散時期は異なるため、まずは基礎知識を理解しておきましょう。

花粉症の症状

花粉症はアレルギー性鼻炎の一種で、鼻水やくしゃみといった症状を引き起こします。また、頭痛や倦怠感などが現れるケースも少なくありません。なぜ幅広い症状が起こるのか、詳しく解説していきます。

代表的な症状:くしゃみや目のかゆみ

花粉症の代表的な症状として、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみが挙げられます。さまざまな症状が引き起こされるのは、人間の免疫システムが花粉を異物と認識して体を守ろうとするためです。体内に侵入した花粉を排除するためにくしゃみをしたり、鼻水や涙で花粉を流そうとしたりします。

多様な症状:頭痛・倦怠感・肌荒れなど

花粉症の症状は、くしゃみや目のかゆみだけでなく、頭痛・倦怠感・肌荒れなど、一見すると花粉症とは関連がないように思える症状もあります。多様な症状が現れる理由は、花粉に対する免疫反応が体全体に影響を及ぼすためです。
たとえば、鼻の炎症が悪化すると副鼻腔炎(蓄膿症)を引き起こし、呼吸がしづらく酸素不足になって頭痛につながります。また、免疫反応によって自律神経のバランスが乱れ、全身の倦怠感や眠気、微熱の症状が出るケースも。さらに皮膚への影響もあり、花粉が直接肌に付着すると赤みや腫れ、ヒリヒリ感などの炎症反応を引き起こす場合があります。
花粉症の症状が続くと、日常生活の質(QOL)が著しく低下してしまうでしょう。肉体的な不調は精神的な意欲低下にもつながるため、自分の症状を把握し、適切に対策するのが重要です。

花粉症の原因となる植物

日本における花粉症の主な原因は、スギです。人工林の44%をスギが占めており、花粉の飛散量も非常に多くなっています。スギによる花粉の影響がとくに大きいのは、関東や東海地方です。一方、関西地方では、スギだけでなくヒノキの植林面積も広がっています。また、北海道ではスギやヒノキが少なく、代わりにシラカンバ(カバノキ科)が多いのが特徴です。
さらに、季節によっても原因植物は変化します。春はスギやヒノキが中心ですが、秋になると関東を中心にブタクサによる花粉症が増加。花粉症は、1年を通じて多様な植物によって引き起こされているのです。

※参考:スギ・ヒノキ林に関するデータ/林野省

花粉症が本格化する時期

花粉の飛散は、南から徐々に北上していく傾向があります。九州では2月ごろからスギやヒノキの花粉が飛び始め、関東地方では3~4月にかけて本格化。植物の生育環境や気象条件によって、飛散時期は毎年変動します。地域別のピークは下記のとおりです。

花粉の飛散地域別のピーク
 

今すぐできる花粉症対策

花粉症の症状を悪化させないために、早めに対策を講じましょう。くしゃみや鼻水といった症状がつらくなったら、内服薬や点鼻薬といった市販薬も有効です。花粉シーズンを乗り越えるために、以下で紹介する対策を取り入れてみてください。

初期症状はセルフケアで対策

花粉症の症状が現れ始めたら、早めにセルフケアを行うのが大切です。花粉情報アプリで飛散状況を把握し、外出時は花粉が付きにくい素材の衣類を選び、マスクやメガネも装着しましょう。帰宅後は、速やかにうがいや洗顔で付着した花粉を洗い流してください。適切な対策を講じれば、花粉症の症状を軽減できる可能性があります。

花粉情報アプリを活用する

花粉症の症状を軽減するために、まずは花粉情報アプリでリアルタイムの花粉飛散状況を把握しましょう。日時ごとの花粉飛散量や地域別の予測データを簡単に確認できます。アプリをうまく活用すれば、花粉飛散量が多いと予測されている日に外出を控えたり、マスクやメガネでしっかり対策をしたりと、より的確な判断が可能です。また、時間帯別の予測機能を使えば、花粉の少ない時間帯を選んで外出する計画も立てられるでしょう。

メガネやマスクを装着する

目や鼻、口に入る花粉を減らすには、メガネとマスクを装着するのが効果的です。メガネは花粉症用タイプが販売されているため、チェックしてみるとよいでしょう。マスクも、花粉対策用として販売されている高性能フィルター付きの製品があります。装着する際は、メガネ・マスクと顔の間に隙間ができないように調整しましょう。

花粉が付着しにくい素材の衣服を選ぶ

花粉が付着しにくい素材の衣服を選ぶと、帰宅後に室内へ花粉を持ち込むリスクを減らせます。花粉は繊維の細かい隙間に入り込みやすいため、ポリエステルなどの化学繊維を選ぶとよいでしょう。ツルツルとした素材は花粉が付着しにくく、払い落としやすいメリットがあります。反対に、ウールやフリース、コーデュロイといった起毛素材は花粉が絡みやすいため、花粉の多い季節には避けるのが賢明です。

帰宅後は手洗いやうがいを徹底する

外出中に体に付着した花粉を室内に持ち込まないために、帰宅したらまず玄関先で衣服に付いた花粉を払いましょう。手洗い・うがいや洗顔を行い、肌や喉に付着した花粉を洗い流すのも大切です。さらに、鼻うがいをするのもおすすめ。体液に近い成分の生理食塩水を使用し、鼻に入り込んだ花粉を洗い流しましょう。

つらい症状は市販薬で対策

鼻づまりなどの花粉症の症状がつらいときは、無理せず市販薬を活用しましょう。内服薬で代表的な抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンとH1受容体の結合を阻止し、くしゃみや鼻水といった症状を抑えます。ただし、抗ヒスタミン薬を服用すると眠気や集中力の低下といった副作用が生じるケースも。車を運転する予定がある場合は服用して問題ないか、添付文書等を確認してください。
また、鼻づまりや鼻水がつらいときは点鼻薬、目のかゆみが気になるときは点眼薬を使うとよいでしょう。どの市販薬を選ぶべきか迷ったら、ドラッグストアの薬剤師や登録販売者に相談すると適切なアドバイスを受けられます。

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花粉症で病院を受診するタイミング

花粉症の症状が1~2週間以上続くときや、市販薬で十分な効果が得られない場合は、病院を受診しましょう。毎年花粉症に悩まされる方は、花粉の本格的な飛散が始まる1週間前までに病院を受診し、薬を準備しておくのがおすすめです。症状が軽いうちから薬を使用すると、症状の悪化を防げます。また、妊娠中や授乳中の方は使用できない薬があるため、必ず医師に相談しましょう。
受診する診療科は、鼻の症状がひどいなら耳鼻咽喉科、目の症状が中心なら眼科が適しています。内科・小児科・アレルギー科でも花粉症の診療が可能なので、通いやすい病院を選ぶのも一つの方法です。

 

花粉症と風邪の見分け方

花粉症と風邪は症状が似ているため混同されがちですが、いくつか特徴的な違いがあります。どちらに当てはまるのか、見分けるポイントを確認し、適切に対処しましょう。

花粉症と風邪は症状
関連コラム:【医師監修】花粉が原因で生じる喉の痛みやイガイガの対策方法。花粉症と風邪の違いはどう見極める?
 

花粉症の根本的な治療法

花粉症には、一時的に症状を楽にする対症療法だけでなく、根本的な治療法も存在します。アレルゲン免疫療法や抗IgE抗体療法は、アレルギー反応自体を抑制する方法です。また、レーザー治療では、鼻粘膜を硬くして花粉の付着・侵入を防ぎます。花粉症の症状が重く日常生活に支障が出ている人は、根本的な治療を検討するとよいでしょう。

アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)

アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)は、スギ花粉の成分を含む薬剤を舌の下に置き、成分を吸収させる治療法です。体を少しずつアレルゲンに慣らし、花粉に対する過剰な免疫反応を抑えていきます。効果が現れるまでには時間がかかり、3~5年ほどの継続治療が必要です。子どもでも治療を受けられます。ただし、アレルゲン免疫療法の対象は、スギ花粉とダニのみです。

抗IgE抗体療法

抗IgE抗体療法は、アレルギー反応を引き起こすIgEと細胞の結合を阻害する治療法です。化学合成された薬剤とは異なり、生物から産生されるタンパク質を応用して作られています。
治療対象は、スギ花粉症の症状が重症と診断された人や、従来の治療法で十分な効果が得られなかった人です。治療費はやや高額で、3~6回ほど通院し、注射による治療を受ける必要があります。

レーザー治療

レーザー治療は、鼻の粘膜にレーザーを照射し、鼻水や鼻づまりといったつらい症状を改善する治療法です。腫れた鼻粘膜にレーザーを照射すると、粘膜が固まって鼻腔内の空間が広がり、鼻づまりが解消されます。また、レーザー照射により粘膜表面が少し硬くなるため、外部から侵入した花粉が付着しにくくなるメリットも。レーザー治療は薬剤によるリスクがないので、妊娠中や授乳中の女性、子どもにもおすすめです。

 

花粉症に負けない体を作るための生活習慣

【2025年最新】花粉症対策!

花粉症の発症には免疫機能が関係しているため、生活習慣を整えるのが大切です。バランスのよい食事で腸内環境を整え、十分な睡眠を確保し、適度な運動で免疫バランスを整えましょう。また、加湿器で室内の湿度を適切に保ち、粘膜のバリア機能を守るのも、症状を抑えるのに有効です。日頃の生活習慣を見直し、花粉症に負けない体づくりをしましょう。

食生活を見直して腸内環境を整える

花粉症の症状を和らげるには、バランスのよい食事で腸内環境を整えるのが重要です。腸は免疫細胞が集まる場所であり、腸内環境が乱れると免疫バランスも崩れ、アレルギー反応が強く出やすくなります。
食事では、肉・魚・野菜・果物・海藻をバランスよく取り入れましょう。発酵食品に含まれる乳酸菌は腸内環境を整える働きがあるため、ヨーグルトや味噌、納豆などを積極的に取り入れるのもおすすめです。ただし、発酵食品を取り入れても、普段の食事が偏っていては効果を十分に発揮できません。花粉症対策としての食生活は、特定の食品を摂るよりも、日々の食事全体のバランスを見直すのが大切です。

関連コラム:【医師監修】花粉症対策におすすめの食べ物や飲み物。食生活改善でアレルギー症状を悪化させない工夫が大切

十分な睡眠で自律神経の乱れを防ぐ

花粉症の症状を緩和するには、十分な睡眠時間の確保が不可欠です。夜更かしや睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経は粘膜の下にある血管の収縮・拡張をコントロールしているため、バランスが乱れると鼻水やくしゃみといった花粉症の症状が出やすくなる可能性も。
質のよい睡眠は免疫システムの正常な働きをサポートし、結果として花粉症の症状緩和につながります。無理をせず、体を休める時間を十分に確保しましょう。

運動で免疫バランスを整える

適度な運動には、免疫バランスを整える効果が期待できます。運動不足ぎみの人は、免疫機能が低下している可能性があるため注意が必要です。筋肉量が少ないと体温維持が難しくなり、低体温になりやすくなります。免疫細胞は体温が約37度のときに活性化するため、適度な運動で体を温めましょう。
また、運動にはストレス解消効果もあります。ストレスは免疫バランスを崩す要因となるため、運動を通じてストレスの軽減を図るのも花粉症対策の一環として有効です。

加湿して喉や鼻の乾燥を防ぐ

花粉が多く飛散する春先は、空気が乾燥しやすい時期でもあるため、加湿器を使って室内の湿度を適切に保ちましょう。乾燥対策は、鼻や喉の粘膜機能を正常に保つために重要です。呼吸器の粘膜には、花粉やホコリといった異物侵入を防ぐバリア機能があります。粘膜から分泌される粘液が異物をキャッチし、繊毛の動きによって体外へ排出する仕組みです。しかし、空気が乾燥すると粘膜が乾いてしまい、繊毛の動きが鈍くなって異物排除の機能が低下します。結果として花粉が体内に残りやすくなり、アレルギー症状が悪化する可能性が高まるのです。粘膜が乾燥しないように、室内の湿度は40~60%に保ちましょう。

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花粉症の予防法を実践して症状を和らげよう

花粉症を予防するために、花粉との接触をできるだけ減らす生活を心がけましょう。完全に花粉を避けるのは難しいですが、接触量が減少すれば症状の発現や悪化を防げます。一般的に、花粉は昼前後や夕方に多く飛散する傾向があるため、該当する時間帯の外出はなるべく控えましょう。どうしても外出が必要な際は、マスクやメガネなどの防御対策を徹底してください。
また、室内での予防対策も重要です。換気をする際は窓を大きく開けず、レースカーテンを閉めたまま短時間で行いましょう。室内に持ち込まれた花粉を除去するために、空気清浄機の使用もおすすめです。
対策を組み合わせれば、花粉との接触を大幅に減らせます。日常的な予防を習慣化して、花粉症のつらい症状を最小限に抑えましょう。

  • 皐月萌可

    薬機法ライター皐月萌可

    会社員時代の体調不良をきっかけに健康への関心を深め、Webライターとして美容・健康コラムを多数執筆。薬機法管理者、コスメ薬機法管理者、YMAA個人認証マークの資格を持つ。
    前職はシステムエンジニアで、IT系をはじめ難解な内容を初心者向けに分かりやすく解説するのが得意。幅広い知識と経験を基に、読者の日常に役立つ情報を親しみやすい文章で発信している。